食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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大豆よりスゴイ栄養価の枝豆

2013-07-22 | むくみを取る
今日は「枝豆」についてお伝えします。

枝豆は大豆が熟する前の未熟果です。
大豆と同じ、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミンB1・B2・カルシウム・カリウムが豊富に含まれ、さらに大豆にはないカロテンやビタミンCも多く含まれています。
また葉酸も多く、体の成長促進、貧血の予防などにも効果があります。

ビタミンB1・B2・Cなどのビタミン類とタンパク質にあるアミノ酸の一種メチオニンが、アルコールの分解を促し、肝臓への負担を軽くする働きがあると言われています。枝豆にビールは本当に抜群の組み合わせなんですね。

さらに食物繊維もたっぷり含まれているので、腸をきれいにし、大腸がんや高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防にも効果があります。サポニンは高血圧や動脈硬化を防ぎ、ダイエット効果もあります。
大豆同様、ホルモンのバランスを整えて更年期障害を防ぐイソフラボンは有名です。

栄養たっぷりの枝豆を旬の6月~8月にぜひ取り入れてください。
利尿効果もあるので、暑くて水分を取り過ぎた時も上手に出してくれます。

作ってみました
焼き枝豆
NHKのあさイチの枝豆特集で紹介されていた焼き枝豆にチャレンジ。
いつも通りに洗って、フライパンに入れます。


中弱火で蓋をして5~6分蒸し、蓋を取って強火にして1~2分焦げ目がつくまで炒るだけ。


豆の甘みをすごく感じました。茹で枝豆とはまた違う美味しさ(*´∀`)
塩分が抑えられるのもうれしいです。また作ってみます!

最後にあさイチの内容を忘備録に。

おいしい枝豆の見分け方→さやの色がきれいなもの

茹で枝豆:さやの両端を切って塩もみして3~5分茹でる

塩分少なめでも美味しい調理方法
フライパンで焼く→焼くことで水分が飛んで甘みが増す
洗ったままフライパンに重ならないように入れ中弱火で蓋をして5~6分、蓋を取ったら強火にして1~2分焦げめがつくまで炒る。

残った枝豆はさやから出してビンに入れ、お酢を加えれば1週間もつ。
料理に混ぜれば酸味も気にならない
料理例
枝豆ともやしのナムル
枝豆のせ豚の冷しゃぶ
揚げなすと枝豆の甘酢あえ


あさりと一緒に取ると栄養価アップ
枝豆のVB6・葉酸とあさりのVB12が合わさると動脈硬化の予防になる。
VB12は、しじみ・かき・レバー・いくら・いわしにたくさん含まれている。

普通の枝豆を茶豆にバージョンアップする方法
ほうじ茶と一緒にゆでる
茶豆の香り成分はアセチルピロリン
ほうじ茶にはこれに似たピラジンという成分が入っている。
さやの両端を切り、沸騰したお湯にパックに入れたほうじ茶と枝豆を入れ4分ほど茹でる。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
大豆
※枝豆について明確な資料がないため、熟果の大豆を記載します。
性味/帰経
平、甘/脾・胃・大腸

効能
疲労回復、消化機能を整えて食欲を促進
むくみを取る、妊娠中毒症の緩和


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