年に1回位、無類の時代劇好きの母親のお供で、
12月になると「忠臣蔵」を見に映画館に行きました。
母親は“人酔い”というのか、途中で必ず吐き気や目眩がして
先に帰ってしまいます。小2位の私と3人の姉のうちの1人を
連れて行くので、映画館には小学生の2人が残ることになります。
街の子ですから何ともありません。
しかし、忠臣蔵は小学生の私にいろんなことを教えてくれました。
よってたかって逃げ回るおじいさんを虐めていいのだろうか、
隣家の武家屋敷から秋田の竿灯のような提灯で赤穂浪士をヘルプ。
近隣から握り飯の炊き出し、これが小学生の私に何かを考えさせました。
日頃お付き合いがなくて、(隣同士あまり仲がよくないように
見えたので)どうしてどちらが正しくて
どちらが間違えたことをやっているのかわかるんだろう。
「??????」だらけでした。しかし、あの提灯が一斉に
両隣から塀越しに高く掲げられるのには感動しました。
こんなことが根底にあり、島田から静岡に餃子を売りに来る
若夫婦を応援せずにはいられなくなってしまうのです。
提灯を高々と掲げてあげたい。
しかし、小学生が俵屋玄蕃や堀部安兵衛に胸をときめかし
わくわくしたのは今の「時代劇オタク」と変わらないか。
歌ってみたいね~~、三波春夫。
「さ~く、さ~く、さくさくさくさく」「先生!」「おう、蕎麦屋か!」
たまりません。
12月になると「忠臣蔵」を見に映画館に行きました。
母親は“人酔い”というのか、途中で必ず吐き気や目眩がして
先に帰ってしまいます。小2位の私と3人の姉のうちの1人を
連れて行くので、映画館には小学生の2人が残ることになります。
街の子ですから何ともありません。
しかし、忠臣蔵は小学生の私にいろんなことを教えてくれました。
よってたかって逃げ回るおじいさんを虐めていいのだろうか、
隣家の武家屋敷から秋田の竿灯のような提灯で赤穂浪士をヘルプ。
近隣から握り飯の炊き出し、これが小学生の私に何かを考えさせました。
日頃お付き合いがなくて、(隣同士あまり仲がよくないように
見えたので)どうしてどちらが正しくて
どちらが間違えたことをやっているのかわかるんだろう。
「??????」だらけでした。しかし、あの提灯が一斉に
両隣から塀越しに高く掲げられるのには感動しました。
こんなことが根底にあり、島田から静岡に餃子を売りに来る
若夫婦を応援せずにはいられなくなってしまうのです。
提灯を高々と掲げてあげたい。
しかし、小学生が俵屋玄蕃や堀部安兵衛に胸をときめかし
わくわくしたのは今の「時代劇オタク」と変わらないか。
歌ってみたいね~~、三波春夫。
「さ~く、さ~く、さくさくさくさく」「先生!」「おう、蕎麦屋か!」
たまりません。