獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

アルト ターボRS試乗記

2015年07月09日 | CARS&F1


 その日最後に向ったのは、スズキのお店。
 お目当ては、この「アルト ターボRS」(5AGS:税込メーカー希望小売価格129万3840円)である。


 素のアルトも軽量でキビキビ走るクルマだっただけに、インタークーラーターボエンジンを積むこのRSは、それ以上に俊敏である。
 私・尾車氏・セールスマン氏の大人3名乗車だったが、気持ちよく加速し、その走りにまったく痛痒は無い。
 乗り心地も、素のアルトよりも、このRSの方が若干良かったような、そんな気がする。
 とはいえ、やはり静粛性は、無いに等しい。だが、このクルマにそういうモノを、求めてはいけないのだろう。


 MTとATの利点を組み合わせたという、新トランスミッションAGS。
 シフトレバーのマニュアルモードゲートが「押してシフトダウン・引いてシフトアップ」というロジックなのも、加減速Gの観点から行けば理にかなっている。
 私は最初から最後までマニュアルモードで走ったのだが、この手の2ペダルMTとしては、変速のタイムラグも小さく、なかなか愉快であった。
 このトランスミッション。さすがに「VWのデュアルクラッチDSG」には負けているかもしれないが、加減速をダイレクトにスロットル&シフトワークでコントロールできるので、トルコンATやCVTよりは、ずっと面白い。


 私が適切なドライビングポジションを取った時の、後席のニールームは、こんな感じ。
 シートバックが平板で、座面もはっきりと短いのだが、必要にして十分な広さである。
 

 ラゲッジルームも、実用的な広さを持っている。
 このクルマ1台あれば、とりあえず日常生活に困ることは、無さそうだ。


 私がもし若かったならば、このアルトRSを選んだかもしれない。
 昭和の時代に免許をとった、アラフィフオヤジの私としては、こういうクルマにこそMTをラインナップしてほしいのだが・・・まあ、それは、今後の展開に期待したい。

 また、余談だが、尾車氏は白いボディーに赤のアクセントのこのクルマのカラーリングについて、「これはフィアット・アバルトのパクリじゃないですか!こういうのは、いただけませんな」と語っておられた。
 その辺の可否の判断については、読者の皆様に、委ねたいと思う。


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