獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

ホンダ・シビックよ何処へ行く!

2005年10月04日 | CARS&F1
 最近新型シビックが発表された。が、アレシビックと呼ぶことに抵抗があるのは、きっと私だけではないだろう
 全幅は1.7mを超え3ナンバーとなり、エンジンは1,8L。日本仕様ではハッチバックは消滅し、セダンのみとなった。このクルマの大きさは、もはやかつて('85年頃)のアコード以上のサイズであるとともに、現行アコードとの棲み分けもなにか曖昧で中途半端になってしまった。
 新シビックには、まだ試乗はしていないが、展示車に座ってみた印象は「なんとも運転しづらそうなクルマだなあ」ってとこかな?Aピラーが前進し角度が寝ているので、左右に大きく死角があり、ボンネットの先端やリヤエンドの感覚を摑むのにも相当慣れが必要であろう。取り回しは悪そうですネ。インパネも斬新といえば斬新だが、ややトリッキーな印象である。これがシトローエンだったら諸手を上げて賛成なんだろうけどなあ。このクルマ、いったいどんな人が買うのか、いまいちイメージが湧かない。欧州仕様の5ドアハッチの方が、私としてはまだシビック的なような気がするのだが。
 私の中では、シビックというクルマのイメージはキビキビ軽快に走り、取り回しのいい、フットワークの軽い若者のクルマというイメージであった。私にとっては、'83年発表の「ワンダーシビック」こそが、真の「シビック」である。高校時代、石狩街道沿いの「ホンダワールド札幌」で、何の予備知識も無くいきなり「シビック3ドア」の実車を見たときの衝撃は、今も忘れがたい。ワンダーシビックは目的別に見事に3ドア・セダン・シャトルと作り分け、その全てがグットデザインだった。その時から私はすっかりホンダのファンになってしまっていたのだが、それから20数年、気が付いたらホンダはずいぶんと変質してしまったように思う。私のイチオシの国産のメーカーは今ではスバルになってしまった。
   
コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桃太郎の塩ラーメン | トップ | またしても老人! »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
CIVIC??? (dadyson)
2005-10-04 21:52:41
学生時代ワンダーシビック→グランドシビックと乗り続けた友人が居ました。彼の家は金持ちだったので、なぜ「CIVIC」と、当時他の友人と疑問に思っていました。あの頃はアルシオーネやシルビアを筆頭に?、デジパネもピークの時代だったように思います。そういえばシルビアでフロントガラスに表示する機能ってなんて名前でしたっけ?
返信する
シビック (ジン)
2005-10-04 22:18:47
 ワンダーシビックはいい車でしたね。先日、石狩街道でワンダーシビックを見かけて驚きました。まだ、乗ってる人いるんですね。

 シビックも変わりましたが、ホンダ自体も大きくなり、ひとことでは形容しにくい会社になりましたね。

返信する
アートフォース (shishimaru)
2005-10-04 23:47:07
 シルビア等あの当時の日産車に装着されていたのは、「フロントウインドウディスプレイ」ですネ。ブルーバードにも装備されていたようです。

http://ga-b.net/members/katoh13.html

 ワンダーシビック3ドアも、まさにアートなデザインでした。ファミリーカーとして使うには、やや荷室の使い勝手が悪かったけど、それを差し引いても、あのグラスハッチの下に横一線に並ぶテールランプの処理が、非常に斬新で惚れ惚れしました。未だにホンダ車の中であのデザインを越えるクルマは出てないと思います。
返信する

コメントを投稿