思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

恋知の話  前提は民主的倫理・道徳を身につけることです。

2017-11-06 | 恋知(哲学)

 

 誰であれ、基本道徳・倫理がないと、よきものは何も生まず、不幸です。


 経験の豊かな人の話をまず謙虚に聞く。
そういう態度があり、それをしっかり実行した上で
自分の感じ、想い、考えることをきちんと伝える努力をすることが必要です。

 人に話しをするときは、誰であれ、心を持って話すこと。
冷たい態度や慇懃無礼な態度を取るのは、一番いけないことであり、道徳・倫理の基本に反します。

 人が訪ねてきたときに門前払いにするのは厳禁です。失礼極まる態度であり、そういう人に幸福が来ることはないでしょう。
玄関の中に入ってもらい、それから話をするのです。こういう常識すら弁えない人では、どうしようもありません。

 ざっくばらんな飾らない態度はよいですが、それは、ぞんざいであること、無礼であることとは違います。
優しい心遣いがない人であっては、自他を共に不幸にします。

 いまの日本には、恩を忘れる、それどころか恩をアダで返すような人が後を断ちませんが、それでは、言葉もありません。

 内容的に乏しいことや非人間的であることを、形式を踏まえることで誤魔化(ごまか)すのが、ほんとうの非礼・無礼というものです。それは民主的倫理とは無縁の態度であり、よき生の障害です。「恋知の生」は、それとは逆で、形式主義を排して、内容を豊かで濃いものにしようとする生き方です。そのためには民主的倫理・道徳を身に付けることが必須です。


武田康弘

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