思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

恋知の話 他者への迎合ではなく、自己のよき考えを貫くこと。関係性以上のもの。

2017-11-05 | 恋知(哲学)


身内であれ他人であれ、他者の意に合わせてしまう、

関係性をよくするために、他者の意向に迎合する、忖度する(笑)

という生き方は、納得を生まず、よろこびを生まず、人間の生きる価値を減じます。

エゴという意味はでない自分をしっかり貫くこと。
自分の五感につきよく考え、普遍性のある考え方を育てること。
目先の損得や利害を超え、関係性を害するかとビクビクするのではなく、しっかり対話し、よく吟味された「ほんとう」を貫くことがないと、人生は価値あるものになりません。

近い人であれ遠い人であれ、闘うべきは闘わないと、生きている意味が薄まり、やがては消えていきます。
関係性の齟齬(そご)を避けようとする弱い精神は、よきものを何も生まず、生きるよろこびの少ない灰色の人生と社会を生むだけです。

平板でつまらない人生、管理主義で息がつまる社会、エロースに乏しい魅力のない世界は、闘うことを忘れ、自分から発するよきもの=普遍性を貫かない人々がつくります。

 

繰り返します。
関係性を害するかとビクビクするのではなく、しっかり対話し、よく吟味された「ほんとう」を貫く という基本的な姿勢をもたなければ、関係性は、必ず仲間主義・家族主義・同調主義にしかなりません。善美とは無縁のつまらない世界です。



武田康弘

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