思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「法治国家」ではなく「人治国家」に堕ちれば、民主政治ではないことを知らない日本人の哀れ。

2020-06-29 | 社会批評



 民主政治とは、「法律」に基づく政治です。「人」が支配する政治ではありません。

政治家は、法律に基づき、法の精神を活かして、仕事をしなければならないのです。それが主権者の代行者としての務めです。

 民主国家とは、法治国家であり、人治国家ではないのです。

 首相の肝入りで法務大臣となった人が、買収の疑いで逮捕され、買収された側の市長や県議、市議たちもそれを認めている。
細かな話はいりません。法による統治=民主国家の根幹を担う法務大臣が買収容疑で逮捕されたという前代未聞の事件。この事態を前にして政権が交代しない民主国はありません。もしもこれで政権がそのままというならば、日本という国は、民主制国家ではないことを内外に宣言するに等しいのです。

 なぜ、わが日本は、ここまで堕落してしまったのか。それを許しているわたしたち主権者一人ひとりの責任が問われます。

 安保法制のときに、これほど異常な民主政国家は見たことがない」というニューヨークタイムス東京支局長のインタビュー記事が出ましたが、その時より状況はさらに悪化しています。法ではなく、人が支配するのは、独裁社会です。


武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員)

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音楽を聴く習慣をもつことは、情感と愛する能力を育み、人生を豊かにし助けます。

2020-06-22 | 芸術

ベートーヴェンは、「わたしの音楽を享受する者≒意味を見抜き得た者は、人生のあらゆる悲惨から免れるだろう」と言い、
                                 「わたしの音楽のもたらす啓示はあらゆる思想・哲学を超えている」と言いましたが(ベートーヴェンとヘーゲルは同時代人)、
まことにその通りと思います。

音楽ほど情感を育てるものは他にありません。詩的言語(文学)もそうですが、音楽の直接性は特別です。人間のあらゆる感情を膨らませ、豊かにします。それは横溢するエネルギーをもたらします。さまざまな音楽を聴く習慣をもつことは、人生に何よりも大きな歓び・喜び・悦びをもたらします。

こどものころからよい音楽を聴く習慣をもつことは、一生の得になり、強い徳をもたらします。ニーチェは、音楽を特別な芸術と言いましたが、その通りです。弾くよりも前に聴くこと、演奏者もよく聴くことがなにより大切だとわたしは確信しています。

情緒音痴の尖り顔、試験秀才の冷たい人間性、政治話題が優先するツマラナイ人、利害損得が本音の人(多くの日本人)、言語・理論で武装する固い精神、ひとことで言えば豊かな魅力(エロース)のない人は、音楽を享受する生活をしていない人だと思います。人間にとって最も大切な愛するという能力を偏りなくもつのは、音楽を愛でる心が生みます。さあ、まだの方は、音楽に親しみ、音楽を聴く生活を始めましょう~~~~。好きな音楽をたくさん持ちましょう。人間は情報処理のAIではありません。

以下は、FBにわたしがつくったコミュです。ぜひ、お入りください。
fbベートーヴェン愛好会=https://www.facebook.com/groups/2690982767685362
ベルリオーズ愛好会
クルレンツィス愛好会





武田康弘


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ウイルス学者の山内一也(88歳)さんへのインタビュー番組(NHKEテレ「こころの時代」)に感動。

2020-06-20 | その他

山内一也さん(写真は西日本新聞より)


NHKEテレで、「こころの時代」の再放送を見て、とても感動しました。
ウイルス学者の山内一也(88歳)さんへのインタビューでした。
2018年に出版した「ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在」では、「ウイルスは脅威ではあるが、敵対するものではない」とする極めて重要な見方・
豊かな考え方を提示してるのを知り、深く納得しました。
それは、2000年ころに、「善玉ウイルスというものはありますか」というある人の質問にドキッとしたのがきっかけで、新たな視座を獲得したことに始まったのですーーとのお話も感動的でした。率直で爽やかな人間性。
動物(もちろん人間を含む)は、《寄生しなければ生命とは言えないウイルスという独特の存在》を膨大に含む生命体であり、遺伝子ー人ゲノムの4割はウイルスなので、ウイルスと共生しているとの認識をみなが知るべきとの結語は、シンプルにして含蓄に富む見方でした。
こどもの頃は海で遊び、若いころはロマンティックな世界に憧れ、文学(とりわけドイツの詩)を愛好していたという山内さんの豊かな人間性ゆえに、独自の深みと豊かな説得力をもつ考え方=見方を持ち、示せるのだな、と感じ入りました。

武田康弘
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「戦争責任とは言葉のあや」(昭和天皇)にならう日本という国の最高責任者。

2020-06-18 | 社会批評

1975年10月31日、
アメリカ訪問から帰国した天皇と皇后は、初めて記者会見を行ないました。
記者から、「陛下はいわゆる戦争責任についてはどのようにお考えですか」という質問が出ました。
それに対して、昭和天皇は、「戦争責任というような言葉のあやについては、私は文学方面についてはきちんと研究していないので、答えかねます」と述べたのでした。

 「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴である」と憲法第1条に記されていますので、
日本では、最高責任者は、何事も言葉のあや、ということで、何があっても責任は取らないのが常識なのでしょうね。

 安倍首相は、「天皇を元首とする」という自民党憲法改定案をつくりましたが、いつも「わたしに責任がある」と発言し、責任を果たすとは、ずっと最高責任者(首相)を続けることとして、何一つ具体的に責任をとったことはありません。

 無条件降伏という事態にも退位さえしないでそのまま天皇という地位に留まった昭和天皇にならった見事な態度で、さすが「天皇陛下万歳!」を事あるごとに叫んでる人だけのことはあります。

 最高責任者は何があろうと安泰で、下の者が罪をかぶる。そういう日本を続けますか


武田康弘


 

 

 

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「学校や託児施設、保育所はすみやかに規制なしに開校されるべきだ。マスクは不要」 ドイツ医学協会(German medical associations)拡散希望

2020-06-15 | 社会批評


 ドイツ医学協会(German medical associations)もまた警報を解除した。
新型コロナは、ほとんどすべての子供たちに、わからない程度か極めて穏やかな症状を示すだけである。
そういうわけで、学校や託児施設、保育所はすみやかに規制なしに開校されるべきだ。たとえば、小グループにわけるとかディスタンス・ルールやマスクは必要ない。
(古林注:daycare centersは英語だと託児施設や保育所のことを指す。)
英語原文は以下で参照のこと。

 

古林治さんの6月14日の記事全文は以下です。

《子供たちと学校Children and schools 》

学校閉鎖が解け、子供たちも親御さんも少しホッとしているところ。
でも、当初から意味がないと、多くの人から批判があったにもかかわらず、強行したのはまだ記憶に新しいでしょう。
何の根拠も示さず・・・・

解除してからも何の検証も反省もなし?
これでは愚策を繰り返すのも当然です。底なしの馬鹿さ加減に呆れます。

Swiss Policy Research に載っている小論の一つ Children and schoolsを載せることにします。
拙い訳はご勘弁。間違いがあればご指摘願います。

===============

[子供たちと学校]

相当数の研究論文が以下のことを示している。
2003年のSARS発生の時に判明したように、子供たちは、新型コロナにかかることはほとんどないし感染もさせない、あるいはほとんど感染させることがない。
そういうわけで、いかなる時でも学校を閉鎖する医学的な理由は存在しない。

https://thehill.com/opinion/education/500349-science-says-open-the-schools

実際に5月になって学校を再開したすべての国で感染増加は見られなかった。スェーデンのような国では決して小学校(primary school)を閉鎖しなかったし、実際何の問題も起きなかった。
ドイツのウィルス学者クリスチャン・ドロステン氏による査読前の研究論文では以下のような主張がされていた。
子供による感染リスクは大人のそれと変らず、学校は閉鎖を続けるべきだ、と。
しかしながら、その論文には方法論的な誤りがあると複数の研究者が論証した。その後、ドロステン氏は学校閉鎖の推奨を撤回した。

フランスやイスラエルなどのいくつかの学校内ではコロナ感染が発生した、と十分な証拠もないまま伝えられた。しかしながら、おそらく実際には教師たちから学校の子供たちへの感染なのであろう。それでも驚くのは、彼ら子供たちがほとんどどのような症状も示さないし、ほとんどまたはまったく感染性を持っていないにもかかわらず、定期的に検査されているのである。
(古林注1:後半は訳に自信持てず。どなたかお助けください。古林注2:北九州で学校内でクラスター発生があったと言います。でも感染源について、症状について何も報道しません。これでは恐怖を煽るだけでしょう。)

きわめて疑わしくバカバカしい川崎病に関するメディア掲載に対してイギリス川崎病協会は再び批判している。実際、川崎病の著しい増加は認められなかったし、新型コロナとの関連性の証拠もない。
個々の子供たちに起きる炎症反応は他のウィルス感染で起きることが知られているが、報告される数はこれまでのところ、極めて少ない。

https://www.societi.org.uk/kawasaki-disease-and-covid-19/

ドイツ医学協会(German medical associations)もまた警報を解除した。
新型コロナは、ほとんどすべての子供たちに、わからない程度か極めて穏やかな症状を示すだけである。
そういうわけで、学校や託児施設、保育所はすみやかに規制なしに開校されるべきだ。たとえば、小グループにわけるとかディスタンス・ルールやマスクは必要ない。

(古林注:daycare centersは英語だと託児施設や保育所のことを指す。)

英語原文は以下で参照のこと

https://swprs.org/a-swiss-doctor-on-covid-19/

(2020.6.14)

==============================================================

以下は、わたしのfbです。
白樺教育館・ソクラテス教室のこどもたち。マスクなど誰もしません。こどもにコロナは関係ないというのは、中国での発生時から明確に分かっていましたので、

最初から、私は「こどもは大丈夫」と言い、みな安心して、マスクなどしないで自由にのびのび学習に外遊びをしていました。ふつうに理性を用いれば誰でも分かることですが、上記のドイツをはじめ欧州の研究者・研究機関の結論は、大きな説得力をもつでしょう。日本人は、欧米が基準=権威ですからね(笑・哀)。

https://www.facebook.com/yasuhiro.takeda.359/posts/2993403500753999

https://www.facebook.com/yasuhiro.takeda.359/posts/2946006518827031


 

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新型コロナでの死者数が900人超。インフルは3000人超で、1月は一日平均50人越え。なぜ報道しないのでしょうか?

2020-06-08 | 社会批評

インフルエンザによる死者数は、昨年の1月は、毎日平均50人越(月1500人越)でしたが、まったく報道されませんでした。
昨2019年は、9月までのデータで3000人超死者数です。これは、インフルから他の病気を誘発しての死者数は含まれず、純粋にインフルによる死者数のみです。

(肺炎死は、減ってきていますが、それでも昨年も110000人越えで、一日平均は300人の死者です)

新型コロナは、累計で900人越え。
 

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新型コロナについて、以下の6点はすでにはっきりしています。NHKサイエンスゼロ等の情報を元に。

2020-06-06 | その他

 NHKのサイエンスゼロ他の情報を総合すると、以下の6点は、すでにはっきりしています。

 

1.ウイルスが人工的につくられたということは、まずあり得ないということ。(コウモリから他の生命体へ、さらに変異して人間に)


2.新型コロナと言われるウイルスは、すでに5000種類以上に変異してるが、アジア型とヨーロッパ型は大きく異なるもので、さらにアメリカ東海岸はヨーロッパ型の変異、西海岸はアジア型の変異が中心であること。

(コロナウイルス自体は、人間など生命体は、膨大な種類のものを昔から体内にもっている)


3.重症化した人の例を見ると、、生活習慣病が拡大した症状となること(したがって、子どもたちや若者たちは、ほとんど重症化することがない)。免疫が暴走して血管に炎症がおき血栓が起きるため、抗ウイルス剤だけではなく、それを改善する治療薬(従来のリュウマチ薬など)が有効な治療法になること。


4.新型コロナと呼ばれるもは感染力は強いが、毒性は強くなく、通常のインフルかそれ以下であること。


5.少なくともアジア型の重篤者や死者は、通常のインフルより大幅に少ないこと。


6.ワクチンができるのは早くても2021年冬以降になるが、その副作用については警戒が必要で、ワクチンができたとしても、すべての人への投与は問題が多いということ。



武田康弘

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なんというツマラナイ国か。秀才型の型ハマリ頭脳が「頭がよい」とされる東大病の国。ほんとうは皆、天才型頭脳の持ち主。

2020-06-04 | 教育

なんというツマラナイ国か。
秀才や秀才的人間が、頭がいいとされ、重用される。

エロースに乏しく、人間的な面白みがなく、スケールが小さい人間が褒められる。
型ハマリが大人だとされ、こじんまりの組織人がよいとされる。

平面(二次元)頭でしかないので、情報知の集積で「分かった」と思い、そういうレベルの頭がよいと思い込む(東大病・東大教)。

全体像をつかむことが苦手で、立体視ができないということが致命的な欠陥だということを認識できないので、緻密化に一生懸命になるが、それでは、本質からどんどん遠ざかることを知らない。意味論=本質論の世界が分からないので、単なる事実学しかできない。

あらゆる人間の営みは、すべて人間の・己の「欲望」から出ているという人間実存の原理を弁えないいので、何でも知ってる(笑)という物知り競争に走る以外はないが、それは、人間の頭としてはアウトであることに気付かない。

自由でのびのび、豊かで深みのある人間へ向かうこと、他者承認にびくつかない強さを磨くこと、を目がけたいものです。
わたしを輝かす恋知の生=恋知とはなにか?の新装初版をつくりました。PDFでどうぞ。 ほんらい誰もがみな、天才型頭脳をもっているのです。あなたもわたしも。


武田康弘



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