思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

さすがなのは、中国、望みうる最高のメッセージ。北とアメリカに。

2017-08-14 | 社会批評

北朝鮮の動向に、こどもじみた対応しかできないアメリカのトランプ大統領に対して、軍事衝突を避けさせる最大のメッセージを出したのは、中国です。

「北朝鮮が先制攻撃を仕掛けたら、中国は静観する。」これは、当然の話ですが、

次に、「アメリカが先に攻撃を仕掛けたら、中国は、アメリカと韓国に断固とした処置をとる。」と言います。

これは、見事なメッセージで、北朝鮮が孤立無援に追い込まれことで「窮鼠猫を噛む」の行為を避けることを助けています。アメリカが国際法上違法である先制攻撃(過去にアメリカは幾度も国際法を犯す先制攻撃をしています)をしたら、中国は北朝鮮に味方する、というメーセージは、北に無茶な行為を思いとどませる効果があり、また同時に、

アメリカの先制攻撃による戦争遂行という愚かな選択への圧力にもなっています。

北の暴走ばかりが注目されますが、アメリカの出方こそが最大の問題であることを知らないのでは、あまりに愚かで危険です。

戦争の選択はないのですから(核戦争になってしまう)、大胆な話し合い、無前提の話し合いが必要なのは誰でも分かることです。

アメリカ従属の日本政府は、何も言えず、出来ませんので、論外です。一番愚かなのは、アメリカと一緒になって米軍の先制攻撃に加担することです。これは最も危険な選択で、大損です。

 

武田康弘

 

 

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