ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

嬉しい知らせ(不妊治療)

2010-02-06 15:37:58 | 診断即治療と虹彩学
近年は、結婚年齢が遅くなってきたのが関係していると思いますが、40才前後になってから「子どもが欲しいのですが、不妊治療をしてもできないんです」とやってくる人が多い。

鍼灸治療での不妊治療となると、「子宝の灸」というのが有名で、腹部を暖めるのが目的のようです。
私のところでは、「子宝の灸」はしませんが、卵子を正常な状態にするため 巨針 をする。(5月23日に巨針療法特別講習会あり)


巨針治療が、卵子の状態を正常な状態にすることを知ったのは、ある方の不妊症治療で、巨針を使って治療しているとき、患者さんから、
「卵子を採取したら、お医者さんが“卵がきれいですねー、サンプルにしたいぐらいだ”と言ってくれました。初めてそんなことを言われたのですが、先生のところで巨針治療を受ける前は、お医者さんはいつも卵の心配をしていましたから、多分巨針をしているからだと思います」と聞かされた。

勿論その方は妊娠し、赤ちゃんが生まれましたが、その方以外にも高齢で(40前後)複数の方が妊娠し、出産した。
去年も、40才前に治療に来た方が、去年の3月に「もう一度、卵を採取する予定ですので、結果がわかるまでは治療には来られないと思います」と言い残して来なくなった。

しかし、妹さんは治療に来ていましたので、「お姉さんはどうでした?」と聞きたかったのですが、「失敗していたら」という不安が先になり、とうとう聞かずじまいになっていた。
つい先日、妹さんが来て、赤ちゃんの話をするので、
「あれっ?お姉ちゃんの子ども生まれたの?」と聞くと、
「あらっ?話してなかったですかねー。去年の12月に生まれましたよ」と言う。
早く言えよ、と思ったので、
「そういうことは早く聞かせてよ、心配していたんだから」と言うと、
「妊娠した時点で報告しようと思ったのですが、お姉ちゃんが“まだ誰にもしゃべっちゃダメよ。生まれるまで、誰にもしゃべっちゃダメよと念を押されていたのです」と言う。
お姉ちゃんの気持ちもわかるので、それ以上は何も言わなかったのですが、写真も携帯に入れてあり、「ほんとに可愛いのです。ほんとに可愛いので、家族で誘拐されるんではないかと毎日心配しています」と言う。

という、とっても嬉しいニュースでした。


しかし、高齢出産の場合は、常に気にしていることがある。
五体満足の子どもが生まれてくるかどうかと流産ですが、幸い私のところで「高齢出産」をした方は、そのようなことがなかったので記事を書くことにした。
流産の心配については、若い人でも「砂糖、酢の物、果物」を食べ過ぎないように指導しているせいで、指導を守る人はリスクを防ぐことができる。


では、何故巨針が不妊症の治療に効くかということになるが、『難経』六十六難に「腎間の動気」という言葉が出てくる。
これは、先天の気(原気)が腎に働き、腎間で動気を起こし、三焦になると考えられ、それが生命の根本となり「三焦は原気の別使」という考え方になる。
また「左腎右命門」という考え方の中に、右腎が卵巣や精巣に精(エネルギー)を送り、それが妊娠と関わるという考えもあり、いずれも腎と妊娠の関係を明らかにしようとしている。

さらに道教では、過剰な房事を忌み嫌うのですが、それは腎を傷り、精が弱り、再生が出来なくなると考えているからですが、道教の話を出すのは、実は『黄帝内経』にしろ、『難経』にしろ、『奇経八脈考』にしろ、古典は導師が書いたのが殆どだからです。

さて、では腎の強化をすれば、腎間の動気(原気の別使)も活性化できるということになり、腎を活性化する治療法を考えるわけですが、それが巨針療法での右膈兪から大腸兪、左脾兪から大腸兪への刺鍼になるわけです。

腎間の動気の活性化についての臨床。

80歳を過ぎた男性に巨針療法をしていたら、
「先生、最近あそこが元気になって仕方がないんですよ」という方がいた。
また、腰痛の治療に来ていた方が、
「先生、あの鍼はあそこにも効くのですか」と言う人もいた。

不妊は女性だけの問題ではなく、一緒に来た奥さんさから、こっそりと、
「主人のあそこも元気を出すようにしてください」と言われ、巨針をしていたら、
「先生、効いたようです」とお礼を言われたことも何度かあった。

それらの例から、腎が活性化されているのがわかるわけです。
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