しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

私の中のあなた

2009年10月12日 22時51分10秒 | 作品名(わ行)
第155回「僕が彼女の理由を知りたかった訳」

正直、お涙頂戴な感動映画は好きではありません。感動って誰かに与えられるものではなく、心の底から湧き上がってくるものだと思っているからです。
そんな僕がなぜ今夜の映画「私の中のあなた」を選んだのかと言えば・・・

彼女の家族はごく普通の家族。父親は消防士、母親は元弁護士、長男と長女、次女の5人家族。普通と違うのは長女のケイトは白血病を患っていて、すでに限界が近づいていること。そして、次女のアナはケイトの白血病を治す為だけに作られた「試験管ベビー」であるということ。アナは生まれてから11才になる今日までケイトにあらゆるものを提供してきた。しかし、劇的な効果は得られず、アナからの臓器移植を残すのみとなっていた。だがそれも僅かな希望であることはケイト自身が1番理解していた。
そんな時に、妹のアナが両親を相手取り訴訟を起こした。姉に臓器を提供するのを拒否すると。

なぜ妹のアナが、訴訟を起こしてまで姉の命を救うことを拒むのか?その理由が知りたかった。だからお涙頂戴物が嫌いな私がこの作品を選びました。

母親役のキャメロン・ディアスが日本では有名な為に彼女が主役であるような宣伝をされていますが、あくまで彼女は脇役です。あの彼女が脇役に徹していることに驚きました。例え脇役だったとしてもこの作品に携わりたくなる。そんなところからもこの作品の良さは伝わってきます。

私が知りたかった「彼女が訴訟を起こした理由」ですが、わかってしまえば理由は単純明快で、それはそうかと納得できる理由でした。それはとても自然なことでなるほどなと納得してしまいました。ただその決断をしたのが、幼い子供ということに心が痛くなりました。

作品としての点数は★★★★☆です。みんなでワイワイ観れるような楽しい映画というわけでないので、諸手を挙げてオススメはできませんが、観て後悔する作品ではありません。ラスト5分間の後日談が痛んだ心をゆっくり癒してくれるような、そんな映画です。

私の中のあなた [Blu-ray]
キャメロン・ディアス,アビゲイル・ブレスリン,アレック・ボールドウィン,ソフィア・ヴァジリーヴァ,ジェイソン・パトリック
Happinet(SB)(D)


【ランキングに参加しています。クリックにご協力を】
人気ブログランキングへ

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BALLAD/名もなき恋のうた | トップ | アイ・アム・レジェンド »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作品名(わ行)」カテゴリの最新記事