しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

2012年09月09日 16時24分55秒 | 作品名(あ行)
第279回「長い長いお祭りは幕を下ろしたようです。」
なぜ私が前作「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」で見限ったはずのこのシリーズの最新作であり、最終作の「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」を観るために早速、劇場へ足を運んだのはテレビシリーズに始まり、スペシャルドラマ、スピンオフ作品とすべての作品を観てきたのだから、どんな結果になろうとも観ておこうと思ったからです。そして結果は・・・

湾岸署管内で開催中の国際環境エネルギーサミット会場で白昼堂々、男性が誘拐される事件が発生。数時間後に被害者は射殺体となって発見される。使用されたのは、警察が6年前のある事件で押収した拳銃だった。持ち出したのは現役の警察官だとわかると、全ての捜査情報は鳥飼管理官へ文書で提出することが義務付けられ、所轄の捜査員には一切の情報が開示されない異例の捜査方針が告げられる。そんな中、第2の殺人事件が発生。被害者はどちらも6年前の誘拐事件で犯人として逮捕されたが、証拠不十分で不起訴になった人物だった。6年前の関係者を調べ始める青島達だったが、さらに捜査陣を嘲笑うかのように第3の事件が起こる。真下署長の息子が誘拐されたのだ。警察内部の犯罪を隠匿しようとする警察上層部と現場で奔走する青島達。そして事件はある結末を迎える。

まずは結果から言ってしまいましょう。点数は★★★★☆です。FINALと銘打っておきながら、今までと同じようなエンディングで幕を下ろすことになりました。まあ、主人公が殉職して終わるような悲しい終わらせ方をするわけはないのですが、もう少し「ああ、終わったんだなぁ・・・」と感慨深く思えるようなエンディングでも良かったのでは?と思います。あれでは「やろうと思えば、どうにでもなるな」と思ってしまいます。

それでもドラマ版の時から言い続けてきた青島と室井の思い描いてきた理想像が、ある程度形になって終わったのは良かったと思います。(ある人の強引なやり方でだったのですが。)観客がおそらくこの後に起こる変化を想像しながら、終わりを迎えることが出来たのは救いだったような気がします。

この作品を含め、全てを観終わって改めて思ったことは前作の出来があまりにも悪かったことを再認識したことでした。和久さんのいなくなった「踊る大捜査線」の世界を新たに提示したかったのでしょうが、お話があまりにもつまらなかった。今作を観るにあたっても前作を観ておく必要は無いです。さらにテレビシリーズを予習する必要もありません。ただやはりこの「踊る」の雰囲気や世界観はわかって観たほうが何倍も楽しむことができると思います。ちなみに「交渉人 真下正義」を鑑賞しておくと、さらにこの作品が楽しめると思います。

主要キャストや脇役やチョイ役なども含め、増えすぎたキャラクターの収拾に混乱していた前作に比べ、今作はキャラクターは多いながら、スッキリと収めることに成功していたように思います。

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