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【恐怖!!】霊界からの発明【決して夜中には見ないで下さい…】 第1回(5回シリーズ)

2017-01-14 03:06:53 | 歴史
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(担当S)
 
 世の中には色々と奇妙な発明品がありますが、その中でも特に奇妙な発明と言えるのがオカルト的な効果や効能を謳っている発明品です。
 怪しげな霊感商法とかとは一切関係なく、霊的あるいはオカルト的な事を実現するための装置と言うのが過去には実在していました。
 そこで今回は、その中でも特にぶっ飛んでいると思われるオカルト的な発明5選を、担当Sの独断と偏見で選んで紹介していきたいと思います。
 
■恐怖と戦慄の発明、霊界から授かった驚異のアイデアの数々…第1回(5回シリーズ)
 
●エジソンの霊界通通信機
 さてエジソンと言えば、某フジテレビの人気アニメ「ちびまる子ちゃん」の主題歌の歌詞でも「~偉い人」と歌われていることから、日本でも老若男女が知っている偉人の一人では無いかと思います。
 しかしエジソンが発明王である事は知っていても、具体的に何を発明した人物なのかを知らない人は結構いるのではないでしょうか?
 エジソンが発明したモノの中で最も有名な発明品を三つ挙げれば「蓄音機(※別名レコード。音楽が再生できる、CDのご先祖様的な機械)」、「活動写真(※映画の事)」、「電球」になります。
 偉大な発明王としてエジソンは生前から名を馳せており、19世紀末から20世紀初めにかけてのアメリカで彼を知らない者は殆どいませんでした。
 その偉大な発明王が、死者と通信できる奇妙な機械を発明しようとしていた事実は、余り知られていません。
 当時、神智学者としてアメリカで活動していたブラヴァツキー夫人とエジソンは交流があり、神秘主義的な物に魅せられる一面がエジソンにはありました。
 19世紀後半にドイツのヘルツによって電波が発見されると、早速エジソンは電波で通信が行える装置~無線機の発明に乗り出しますが、その研究の過程で人間の魂も電波と同じようなエネルギーではないかと思うようになります。
 結局エジソンは、後もう一歩の所で無線機の発明者として歴史に名前を残すのを逃してしまい、世界初の無線機の発明者の名はイタリアのマルコーニに譲りますが、当時の無線機に使われていた真空管と言う部品を使って霊界からの信号を受信すると言う着想をこの時に得ます。
 上の写真(※PCで閲覧している場合は右の写真)が真空管ですが、エジソンはこの怪しく光る真空管にこそ、霊界の扉を開ける鍵があるはずだと直感しました。
 前述した通り、エジソンは人間の魂も一種のエネルギーだと思っていましたから、眩いエネルギーを放って輝く真空管に霊的な何かが潜んでいると感じたのも無理はありません。
 自身が思いついたこのアイデアを元にして、エジソンは「霊界通信機(英:Spirit Phone)」と呼ばれる発明品の製作に取り掛かります。
 ただし余りに常軌を逸した発明品だった為に、世間体を気にしたエジソンは、自身が「霊界通信機」を発明しようとしている事を誰にも喋らずに一切を極秘にしようとしました。
 その為、エジソンが「霊界通信機」の発明をいつから始め、そしてどの位の長い間、この発明に取り組んでいたのかは全く分かりません。
 それだけ極秘主義で、この発明に取り組んでいたのですが、何らかの原因で「霊界通信機」ついての情報が外部に漏れてしまい、一度だけマスコミにスッパ抜かれた事があります。
 米サイエンティフィック・アメリカン誌は1920年10月号に「発明王エジソン、死者と通信する装置を発明か!?」と題する記事を載せます。
 エジソンは「霊界通信機」は非常に真面目な発明だと思っていたのに、サイエンティフィック・アメリカン誌が面白おかしく自分の発明を取り上げたので、この事に非常に憤慨して、以後「霊界通信機」については以前にも増して固く沈黙を守るようになります。
 彼の沈黙にかける決意は非常に固く、信頼できる人間に、もし自分が死んだら「霊界通信機」についての実験器具や資料は、全て跡形も残らないように徹底的に破壊してから廃棄して欲しいと、と自ら願い出るほどでした。
 遂に「霊界通信機」を世に発表せぬまま、発明王エジソンは1931年10月18日に84歳の生涯を閉じます。
 エジソンが息を引き取った屋敷では、彼が亡くなった直後に居間に飾ってあった大きな振り子時計が突然動きを止め、それを奇怪に思った屋敷にいた者達は皆「エジソンが魂が実在する事を証明する為に時計を止めたんだ!」と口々に呟きました。
 彼の死後「霊界通信機」は、遺言通りに資料はおろか彼が作っていたであろう実験装置や部品に至るまでまで徹底的に破壊されてから廃棄されてしまい、現在に伝わっているのはエジソンが「霊界通信機」の発明を手がけていたと言う事実のみです。
 果たしてエジソンは「霊界通信機」を完成させていたのか?
 もし完成させていたとしたら、念願通り死者との交信を果たせたのか?
 謎は深まるばかりです。
 …と、前半のパートではかなり飛ばしてしまいましたが、そもそもエジソン本人に「霊界通信機」なるものを発明する能力があったのかについては、かなりの疑問が残ります。
 エジソンの三大発明として必ず取り上げられる「蓄音機」「映画」「電球」ですが、これらの発明品に纏わる話は、やたらと美化されいて事実とは異なる話が後世に伝わっていたりしてますし、そもそもエジソンの発明でなかったりするケースもあります。
 「蓄音機」と「活動写真」に関しては、そのいずれもエジソンが作ったものは構造や原理が原始的すぎた為に、後から現れたより優れた発明品に駆逐されてしまい、早々に世の中から姿を消しています。
 まず「蓄音機」から解説をして行きますが、「蓄音機」とは、かつて音楽用のメディアとして主流だったレコードの古い呼び方で、CDやDVDの遠いご先祖様にあたります。
 CDやDVDが円板型をしているのは、かつてのレコードが円板型だったのでその名残ですが、エジソンが発明した「蓄音機」に使われていたメディアは円板型でも何でもない「蝋管(ろうかん)」と呼ばれる円筒形をしたメディアでした。
 この「蝋管」と呼ばれるメディアは、音声の信号を円筒の表面に縦溝の深さとして記録して、再生する時には表面に刻まれた縦溝を「蓄音機」が金属製の針でなぞって音を出する仕組みになっていました。

 上の写真(※PCで閲覧している場合は右の写真)の右側の青い筒がいわゆる「蝋管」ですが、現在の円板型のメディアとは、およそかけ離れている形をしているのが分かります。

 現在のCDやDVDの間接的なご先祖様と言える、円板型のメディア~レコードを世界で初めて発明したのはエミール・ベルリナーと言う人物なのですが、ベルリナーが発明した円板型のレコードは、エジソンの「蝋管」とは異なる録音方式が採用されていた事から音質が良く、大量生産にも向いていました。
 このベルリナーによる円板型のレコードが現れると、暫くは「蝋管」との市場争いはあったものの、最終的には円板型のレコードの優位性が認められ、市場を完全に制覇しました。
 そういう経緯があるので、原始的な「蓄音機」についての発明者はエジソンだと言えますが、現在に直結する円板型のメディア~レコードの発明者はベルリナーだと言うべきです。
 「蓄音機」だけでなくて「活動写真」についても、同じような事が言えます。
 「活動写真」、つまり映画の事ですが、最初にエジソンが発明した映画は、現在我々が知っているような映画とはおよそかけ離れていました。
 普通、映画と聞きいたら、大きな劇場で大スクリーンに映像を映し出す娯楽を連想しますが、エジソンが発明した「キネトスコープ」と呼ばれる映画の装置は、装置内に映し出された映像を観客が覗き込むようになっていました。
 言葉だけの説明だと、何を言っているのか分かりづらいと思いますので、上の写真(※PCで閲覧している場合は左の写真)をご覧ください。
 写真に写っているのが「キネトスコープ」ですが、映画を鑑賞する時は左側に写っている帽子を被った男性のように、一人の観客が一台の「キネトスコープ」を占有して覗き込み、内部に映し出される動く映像を見て楽しむというものでした。
 「キネトスコープ」は、登場した直後には爆発的な人気を呼び、全米各地に「キネトスコープ・パーラー」と呼ばれる娯楽施設が作られた程でした。
 しかし、この方式だと現在の映画のように、一度に大勢の観客が同じ映像作品を見るのには全く向いておらず、映像をスクリーンに投映する、いわゆる普通の映画が出現すると歴史から姿を消してしまいました。
 現在の我々がよく知っている映画の直接のご先祖様は「シネマトグラフ」と呼ばれるもので、これは19世紀末にフランスのリュミエール兄弟によって発明されました。
 ちなみに映画の事をシネマと呼ぶのは、この「シネマトグラフ」が由来となっています。
 このように、エジソンが発明した物の中には、単に「エジソンが世界で最初に発明した」と言うタイトルが付いてるだけで、現代の我々がイメージするものとは全く別物と言うケースが結構あります。
 それではエジソンの三大発明の中で、まだ解説を行っていない「電球」についてはどうでしょうか?
 実は「電球」の発明者はエジソンでは無く全く別の人物で、彼は単に「電球」の改良を行ったに過ぎません。
 世界で初めて「電球」を発明したのはジョゼフ・スワンと言う人物なんですが、エジソンはスワンが発明した「電球」に「竹の炭素で作られたフィラメント(※電球内の発光する部分)を使用して寿命を延ばす」と言う改良を施して「電球」の性能を上げただけなのです。
 それでもこの改良によって「電球」は実用的な照明器具へと大幅に進歩し、「電球」の商業化にエジソンは世界で初めて成功しているので、その手腕は高く評価されるべきでしょう。
 エジソンが発明王の異名をとったのは、生涯で1,300の発明をしたと言われているからですが、その発明の中には、他の発明品に対して改良や改善を施した程度のものも少なくなく、また「蓄音機」や「活動写真」の様に、性能あるいは機能が不足していた為に、そのすぐ後に現れた同様の発明品に駆逐されてしまったりと、彼を本当に発明王と呼ぶべきなのかは疑問を感じてしまう部分があります。
 それなのに何故、彼が発明王として有名なのかというと、エジソンは非常に優れたビジネスマンであり、自分の功績を売り込むのが非常に上手だったのです。
 「電球」についても、エジソンのようなビシネスの手腕に長けた人物が改良に取り組まなかったら、恐らく普及するのには、かなり長い年月がかかったでしょう。
 そう言う意味では、歴史に名を残す功績を挙げていると言えます。
 それにエジソンは米ゼネラル・エレクトリック社(※アメリカ有数の優良企業であり世界企業)の創設者でもあり、やはり商売の才能に長けていました。
 エジソンが発明しようとしたとされる「霊界通信機」についても、その例外ではありません。
 前述した米サイエンティフィック・アメリカン誌が「霊界通信機」をスクープとしてスッパ抜いた1920年頃は、第一次世界大戦に参戦したアメリカの人々の間には心の傷がまだ残っており、もし方法があるのなら、戦争で亡くなった家族と連絡が取りたいと心から願っている人が大勢いました。
 そこで優れたビジネスマンであるエジソンは、世間のその雰囲気を敏感に察知して、死者と電話感覚で連絡が取れる「霊界通信機」を発明して売れば、一大ビジネスになると考えたのです。
 彼が神智学などの神秘的なものに惹かれていたのは事実ですが、そういうものに惹かれているからと言って「霊界通信機」を発明できる訳ではありません。
 問題はエジソンに、そんな機械を本当に発明できるような能力が備わっていたかです。
 エジソンの発明家としての能力は、彼の三大発明だと言われている「蓄音機」、「活動写真」、「電球」の例を見ても分かる通り、世間がイメージしている発明王とはかけ離れた部分が存在し、それは「霊界通信機」に関しても同じ事が言えると思います。
 しかし「霊界通信機」は実物が現存しない為、エジソンが何処までその装置を完成させていて、仮に完成させていたとしても、それは実際に動作したのか、又はしなかったのか、それらの評価は全くできません。
 前述しましたが、エジソンは遺言で、自分が亡くなったら「霊界通信機」に関する資料や彼が作りかけていたと思われている装置の全てを、痕跡が残らないように破壊してから破棄するようにと周囲の者に言い残し、彼が亡くなると遺言通りに「霊界通信機」に関する全ての証拠や痕跡は跡形もなく消されてしまいました。
 しかし余りにもキレイさっぱり消され過ぎてしまった為に、この手の話が好きな人々の間で「実は霊界と通信できたから、証拠を全て消したのでは?」と言う、妙な憶測を呼ぶ原因にもなっています。
 果たして真相はどうだったのでしょうか?
 全ての秘密を握ったままエジソンは亡くなっていますから、現代の我々に真相を知る術はなく、真相を知ろうと思えばエジソンに直接聞くしかないので、それこそ「霊界通信機」が必要になります。
 エジソンが亡くなった時に、居間に飾ってあった大きな振り子時計が止まったと言う話もありますが、担当Sが知る限りこの話は某オカルト雑誌以外では見た事はないので、何処まで本当の話なのかは疑わしい限りです。
 あっ、ちなみに担当Sはいわゆる「ムー民ではないので念の為(汗)。
 
 
 
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