今年の夏休みは、上の娘にとってターニングポイントになったように思います。
大きな試験が目の前に控えているので、下の娘のことばかり書いてきましたが、
実は私の心の視線は、上の娘の方にこそ注がれていました。
大学2年生となった今年度は、4月から7月にかけて、
体調を崩すほど忙しくめまぐるしい日々を送っていました。
授業としてのオーケストラや室内楽以外に、
学内学外問わず、依頼を受けてのオ―ケストラや室内楽が格段に増えました。
もちろんすべてを引き受けているわけではなく、
本番・練習日のスケジュールを確認して、自分なりに大丈夫と判断して受けていました。
それでも、自主練習、合わせ練習、本番という組み合わせが常に立てこんでいて、
最も大切なレッスン、そのレッスンのための練習までが疎かになってきていました。
引き受けたオーケストラや室内楽の方も十分な練習ができず、
初見で合わせ練習に出たり、自信を持って弾けるまでに至らないうちに本番を迎えたり。
一見、忙しく充実しているように錯覚しますが、その実、何も身になっていないのでした。
何も・・・というのは言い過ぎで、経験は大切だし、人脈が広がるというメリットはあります。
でも、ヴァイオリンの腕は上がらない。
それどころか後退もあり得る。
Y先生にも夏休み直前のレッスンで指摘されたところ。
「○○○さんもお姉さんになったから、いろんなところから頼まれたりして
忙しくなってきただろうけど、○○○さんは弾ける人なんだから、
自分の練習時間はちゃんと確保しないとダメだよ。」
練習不足でレッスンに臨んだ娘への警告です。
この一言を聞いて、娘以上に危機感を持ったのは私。
これはまずい。
かなりまずい。
このままではいけない。
娘は、レッスン数に関しては非常に恵まれています。
まず、お二人の教授に師事していること自体、普通はありえない。
付属高校入学時のちょっとした行き違いで、こんなふうになっているのですが、
本当にありがたく、感謝していることです。
そしてお二人とも非常にお忙しい中、しっかりとレッスン時間、レッスン数を
確保してくださるのです。
その大切なレッスンをないがしろにするなんて、先生に対しては失礼極まりないし、
自分自身に対してはもったいないこと極まりない。
娘と話し合いました。
今後しばらくは、オケや室内楽の依頼に関して、必要最低限に留めること。
夏休み中もいくつかあったのですが、
自分自身のステップアップに専念することにしました。
下の娘がリビングの椅子に何気なく置いたこの子たちがかわいすぎて癒される。
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