労働者のこだま(国内政治)

政治・経済問題を扱っています。筆者は主に横井邦彦です。

昔の同志へ

2006-11-30 21:34:00 | Weblog
 ワーカーズの方から懇切なお手紙をいただき感謝申し上げます。
 
 われわれは「社会主義連盟」の酒井雅巳氏より、「ワーカーズ」の安倍治正氏の方が活動家として信頼しうるということは前に言ったと思います。
 
 また、突如としてマル労同(社労党)を除名された「落合グループ」についても、除名の経緯が党員に明らかにされていないということはよろしくないということは社労党時代から言っていました。
 
 さらに、われわれは「ワーカーズ」の諸氏の論文もほとんど読んでいます。
 
 しかし、残念ながら現時点ではわれわれはどことも交流の意志はありません。これはわれわれ自身の問題でありますが、われわれが他の組織と交流を深めるには、われわれ自身がある程度、政治組織として自立能力を高める必要があると思っていますし、現時点ではそのような努力自体もしていません。
 
 われわれは、前に自分たちのことを、中性微子(ニュートリノ)のようなもので、何ものにも影響を与えず、何ものからも影響を受けずに虚空を疾走する存在のようなものと言いましたが、当面われわれはそういう存在であり続けるつもりです。
 
 ですから、われわれは「ワーカーズ」の安倍治正氏には、是非とも、手のひらをすり抜けていくものよりも、手のひらに残るものをつかんでいただきたいと思っています。
 
 それは言うまでなく、マルクス主義同志会の“迷える子羊”たちを救済していただきたいのです。マルクス主義同志会は、現在、“お山の大将”または“裸の王様”(林紘義氏)以外は、言葉の本当の意味で、全員が政治的、経済的“迷子”になってしまっています。
 
 同志会の諸君はわれわれに対して意地になっており、われわれのいうことは何も聞いてはくれません。このまま彼らが「労働者階級の敵」として朽ち果てていくのは、昔の仲間として忍びがたいものがありますので、「ワーカーズ」で彼らを吸収してやってください。
 
 彼ら自身も、どういうつもりで言っているのか知らないが、「組織を再建する」といっているのだから、「ワーカーズ」+「マルクス主義同志会-林紘義氏」というのは、ひとつのありうべき組織、現実性のある組織ではないでしょうか。
 
 もちろん、「マルクス主義同志会-林紘義氏」というのは単なる比喩で、マルクス主義同志会の会員のすべてが回収可能であるとは思いませんが、少なくともある部分は回収可能でしょう。
 
 最後に、本来これは個人的な手紙で公表すべきではないものでしょうが、われわれは労働者の裏に隠れて裏取引をしたり、野合したりすることだけは絶対にしないと決めておりますので、あえて無礼なことをいたしました。その点、深くおわびを申し上げます。