さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

雪景色広々と寒々と静かに暮れていきました。

2017-11-30 | 日記
そんな雪降る日の夕暮れに家内の姉は永眠いたしました。



一夜明けた雪の朝柿の実の赤が輝いていました。



義姉(家内の姉)は突然の病を得て奥会津只見から会津若松市の病院に救急車に運ばれて入院し担当の先生方や看護師の皆様方の力を尽くした治療をしていただいたんですけどわずか二日の入院で息を引き取りました。

娘たち夫婦やたくさんの孫たちの囲まれ、娘たちや妹である私の家内に手を握られて静かに息を引き取りました。89歳の生涯でした。亡くなる前日までは娘たち夫婦に「もう入院できたんだから大丈夫、心配しないで帰りなさいと」気丈にいう姉でした。その夜病状が悪化したんです。病名は腸閉塞(イレウス)でした。重い病に歳老いた身が耐えることができなかったんでしょうね。悲しいことです。

私は悲しみのなかですけども、娘たち夫婦や孫たちに囲まれて89歳の生涯を終えた姉は幸せだったんだと思いました。亡くなる前日まで娘たちを気遣う姉でした。私は姉は数年前に亡くなっている義兄(姉の夫)のもとには静かに旅立ったんだと思っているんです。

私は姉が亡くなって一夜明けた雪景色のなかの輝くような柿の赤に、姉の心が「有難うみんな」と言っているように思えてなりませんでした。 

合 掌