さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

鶴沼に老いの若さが燃え上がり

2011-08-27 | 日記
 散歩の途中、鶴沼のゲートボール場にきて驚きました。なんと6面のコート全面でゲートボールが行われているのです。駐車場には車やバイクがあふれ、色とりどりの選手団のテントが並び、スポーツ店のテントには宣伝の旗が風にはためいているではありませんか。
 そしてグランドから、審判の「○番第一ゲート通過」のコールが聞こえ熱気がおあふれているのです。夢ではないかと思いました。



 ゲートボール大会というと、ここ何年かは寂しい状況が続いていました。競技本部には優勝旗やトロフィーが華やかに飾られていてもグランドの競技はこんなわびしい状況だったんです。
 時代が移り、世代が変わっていくんだなと思っていました。


 私はゲートボールのことはなにも知りません。でもゲートボールでは勝利のために各選手に厳しい規律と責任が求められ、戦い方や、リーダーをめぐってのトラブルや涙がないわけではないとのうわさも聞いておりました。それだけに堅い仲間の結びつきや友情もあったんだろうと思います。

 一世代若い熟年世代の人たちにはそれが煩わしかったんでしょうか、。今はなごやかに個人技を競そうグランドゴルフが主流のようです。ゲートボールは楽しむ人たちは少なくなっていました。


 それだけに、この何年ぶりかの盛大なゲートボール大会の様子に興奮して大会の様子にカメラを向けていると、大会を主催していらっしゃる町のゲートボール協会の方いらっしゃって親切に説明してくださいました。猪苗代町から金山町まで会津平らのすべての町のゲートボールの選手団が参加してこの盛大な大会になったとのことです。「本部の椅子が空いているし冷たい水もあります。どうぞ」と声をかけていただき嬉しくもまた恥じ入りました。


 ゲートボールを全く知らなかった私は、ゲートボールってみんな立ってばかりいて動きの少ない競技だと思っていました。ところが違うんですね、熱気あふれる真剣な競技何ですね。

ボールがゲートを見事に通ったんでしょうか。嬉しそうお顔です。


 狙いすました真剣なお顔、心配そうに見守るお仲間の選手の方、厳しいですね。チームの勝利のための責任は重いんです。


ボールが思うところにいかなかったんでしょうか。しまったというお顔のようです

 闘いに臨む選手の方々です。闘う気迫がみなぎっています。闘う喜びがあふれています。皆さんお若いんですね。勝ってくださいよ。


熱戦が続きます



 毅然とした審判のの方のコールです


競技を見つめる控えの選手の方も真剣です。次の闘いに勝たなければなりませんから。


 古きよき時代の熱気あふれる競技に、凛とした規律のある大会の進行に感動し、懐かしさにひたりながら観戦させていただいた数時間でした。

 第10回 いにしえ街道ゲートボール大会の皆様ありがとうございました。生き甲斐と感動を見つけさせていただいた嬉しい1日でした。   



なごやかな平和のむらに天の声

2011-08-23 | 日記
 私たちの会津坂下町は東電第一原発の水素爆発の時、気流の流れからそれたためか強い放射能汚染から逃れることができました。8月1日の町の放射能測定値は0.12で東京都江戸川区の0.10~0,13と同程度です。だから放射能汚染のことはあまり意識しないで過ごしています。

 3~4日前の猛暑が嘘のように涼しくなって圃場は穂が出そろって秋の豊作を待っています。

 会津の米はおいしいと、東京に暮らしている孫娘は喜んでくれます。今年もおいしい会津コシヒカリを送ってやろうとじいばあで話しています。

 今年も豊作のようです。楽しい秋祭りもまもなくです。


 お若いおばあちゃんの農作業を手伝う小学校一年生の「りゅうちゃん」です。元気で楽しそうです。


楽しい爺と孫とワンちゃんの楽しい散歩です。遠くに坂下一中生走る姿も見えます。


散歩道の小川には平和なカルガモの家族が泳いでいます。

 夕焼けに輝く散歩道鶴沼川の夕焼けは美しいです。


 近くの肥育牛を営んでいらっしゃる方が「肥育牛の集荷停止が解除されるらしい」と笑顔いっぱいでおっしゃいました。肥育牛の放射能セシュウーム汚染の心配はなくなったんですねと、私も嬉しかったです。

 私たちの町は平和で穏やかで幸せがいっぱいでした。


  ところが突然その喜びと平和を砕く政府の天の声が聞こえてきたのです。


 県産肉牛の出荷停止の解除が突然延期されたということなんですね。肥育牛を飼育していらっしゃる農家にとっては大変なショックだと思います。私も驚いてしまいました。
 平和な町を揺るがす突然の天の声でした。
 東電第一原発から30キロ圏内にある浪江町の農家から、4月上旬に出荷された4頭の肥育牛の保存肉から暫定基準値を超えた放射能セシュームが検出された、それらがが理由のようですが。

 原発30キロ圏内の強い放射能汚染が考えられる特別な場所の肥育牛の、しかも原発事故から間もない4月上旬に出荷された保存肉から、基準値を超えた放射性セシューム検出された。なぜそのことが4ヶ月も過ぎた今頃、福島県全体の出荷停止に結びつくのか私にはよくわかりません。4ヶ月間の肥育牛農家の方や、県や市町村の方の改善のための努力はなんの意味もないということでしょうか。

 肉牛の汚染への対策が研究改善され安全になったのが分かったので、国は出荷停止を解除されることになったのに、4ヶ月前の原発事故直後の保存肉が汚染されていたことが分かったということで一転して出荷停止解除が延期された。その理由が私には理解できません。

 放射能は気流に乗って拡散するのであって、県単位に県境にそって広がるわけではないと思います。どうかおおざっぱな県単位の処置ではなく、細やかな配慮をもって、地域の汚染状況の調査に基づいて市町村単位の解除停止をするべきだと私は思います。それが地域の人たちへの暖かい政治だと思うのですが・・

 大災害、それにいつ終わるか分からない放射能汚染の恐怖のなかで国民はそれぞれの立場で必死に自分たちの平和と幸せで安定した生活を求めて努力しています。そして暖かい本当の政治を望んでいます。

糸桜里野(しおりの)に小さい紅の萩が咲き

2011-08-19 | 日記
 8月も下旬になろうとしているのに暑い日が続いています。散歩道の人通りも少ないのです。


 えいっ・・・と 年寄りの冷や水、思い切って山の道を訪れました。糸桜里の湯(しおりのゆ)裏の森の道です。

 やっぱり暑いです。シャツもズボンもぐっしょりです。しかし老いたりといえどもかつて真夏の行軍で鍛えた体です。一歩一歩踏みしめて山に登りました。緑の風がさわやかです。


 おや、「栗のいが」がこんなに大きくなっていました。秋がすぐ近くまで来ているんですね。今は山で栗拾いなどしませんけど、子供の頃は腰に「はけご」をつけて薄暗いうちに栗拾いに出かけました。干した栗は子供の大事なおやつでしたから・・そんなことを思い出して嬉しなりました。


 旧スキー場の上に出ると「ススキ」が風に揺れていました。昨年の秋はこの辺に熊が出没したとか・・ちょっと怖かったです。


 そうだ、春にここを訪れたときはここに「ツクバネうつぎ」の花がいっぱい咲いていました。

 この花の実が、お正月に羽子板でつく「羽根」に似ているのでこの名があると聞いていますけどまだ見たことがありません。どんな実がなるんだろうと探しましたけど見つかりません。見つからないわけです。それは8ミリにも満たない5枚の羽根をもった小さな実でした。84年生きて初めて見つけた「突く羽根」実でした。感動です。


 旧スキー場跡にはたくさんの「萩」が茂っていました。よく見るとまだ早いんですけど小さな紅の花が咲いていました。

 ススキと一緒に十五夜さんに飾る花ですけどもう里の野にはほとんど見ることができません。9月になればスキー場跡は「萩」の花が満開で美しいと思います。9月にはまたきて見るつもりです。

 疲れた体でふと見ると「黄色い粟のような花」を見つけました。子供のころ「盆花」といって仏壇に飾った懐かしい花「オミナエシ」です。里の野では久しく見ない秋の七草です。でもうちに帰ってPCで見ると写真がうまく撮れていません。がっかりしました。
 やむなくネットから写真を借りました。


 スキー場を下ると、なんと広い斜面が耕かされ一面に蕎麦が播かれていました。荒れ地の蕎麦は薫り高くおいしいんだそうですね。町営温泉糸桜里の湯の名物「手打ち蕎麦」に使われるんでしょうね。今年の秋はおいしい蕎麦が食べられそうです。
 「蕎麦畑」


 暑くって「熱中症に注意」とテレビは叫んでいますけど、秋はすぐそこまでやってきています。爺の楽しい山歩きでした。






台の宮けやきに踊る輪の笑顔

2011-08-15 | 日記
酷暑の日が続いていますけど、もうお盆ですね。ススキがそよいで空にはどこか秋を感じます。


古坂下の街を散歩していましたらこんなポスターを見つけました。

「台の宮かんしょ踊り」ってあるんですよ。 

「かんしょ踊り」って、昔、美しい娘さんたちの優雅な踊りの輪に、若い男たちが狂ったような暴れ踊りで近づく激しい踊りと聞いていますい。8月13日が楽しみでした。

 8月13日朝、台の宮にいって見ると、欅の巨木の周りで踊りの櫓やいろんな会場の準備精出して忙しそうでした。ご苦労さまです。


  夜7時、台の宮の森からやぐら太鼓の音が聞こえてきて胸を躍らせて自転車をとばしました。駐車場がないだろうと思ったからです。
 台の宮につくとほんの少しだけど踊りの輪ができていました。
  夜7時、台の宮の森からやぐら太鼓の音が聞こえてきて胸を躍らせて自転車をとばしました。駐車場がないだろうと思ったからです。

 台の宮につくとほんの少しだけど踊りの輪ができていました。


 やぐらの上からは、笛・太鼓に楽しげな「会津磐梯山」の音頭が聞こえ、会場の一角には坂下ねぶたが輝いていました。心が弾みました


 そして踊りの輪は大きくなってゆきました。




 踊りはかんしょ踊りではなくて、優雅な会津磐梯山の踊りでしたけど、集まったひとたちはみな楽しくて笑顔がいっぱいで踊っていました。

今、祭りの踊りは、「私たちの町の流し踊り」もそうですけど、集団できれいに着飾り美しくそろった「連」の踊りが主流ですね。

 でも、ここの踊りは見せる踊りではなくて「踊って楽しむ」踊りです。家族で、友達で和やかに楽しむ踊りです。やぐらのお囃子に応えて一人一人の笑顔や心が踊る暖かい踊りです。これが本当の祭りの踊りかなと心が和みました。



 集まった人たちは皆笑顔がいっぱいでした。 

 楽しい祭りの夜でした。



太鼓打つ音響く夏祭り

2011-08-11 | 日記
8月7日たなばたの日、私たちの会津ばんげ町は夏祭りの太鼓が響いて沸き立ちました。


  午前10時、おふたりのオープニング司会で祭りははじまりました。爺は嬉くってわくわくでした。


  そして勇壮な安兵衛太鼓の演奏に町民の心は沸き立ちました。






  そして、ステージではにぎやかな演奏が続きます。コンサートGOOD1の皆さんです。


     同じ頃、祭りの名物こども水合戦が始まっていました。


   戦いはすごいです。飛ぶ水しぶきをさけるのがやっとでした


 ステージでは、美しくて楽しい踊りが次々に披露されました。
     ダンスライブさんの美しいおどりです。


      可愛いい元気な女の子の踊りです。


     楽しそうに踊りを見るお母さんと子供さんです


       フラダンスの皆さん






      街は大にぎわいです。
 

       スポーツ民謡の方



このとき、突然の雷鳴、そしてぽつりぽつりの雨、カメラがぬれるのが怖くて私は逃げだしました。ごめんなさい。

そして夜、夏祭りのメインの流し踊りです。たくさんの連が街通りを埋め尽くし、他の地区や町からの連も参加して、ばんげ音頭の踊りで街通りは埋め尽くされました。










      そして町議会議員の皆さんです



 わたしたちの町には熱気と元気と喜びとがあふれていました。見る人も撮る人も心がわくわく楽しい夜でした。


   祭りの仕上げは街通りの空に上がる花火と


     ばんげねぶたです。


  今日は、私たち「あいづばんげ」の町が熱気と喜びにに湧いた1日でした。
 
 重さ1キロを超えるカメラ2台をもって駆け回り興奮した84歳の爺の1日は久しぶりに充実して幸せでした。