セカイの周縁

世界の中心から遠く離れた縁っこで、細々と生きている―そんな日常の中でアンテナにひっかかったモノゴトを。

不機嫌なジーン 第3話

2005-01-31 23:36:43 | ドラマ
仁子と健一の初デート。
草むらにかがみ込む仁子の肩に、
健一が腕を回していいムードに……

でも、たまたま居合わせた親子に、仁子が意見したため、
二人の間がシラケてしまい、というか、彼の方が怒ってしまい、
初デートは不意に終わってしまう

「この虫がほしい!」といって聞かない子どもと、
わが子への愛に盲目的な母親に、
「それは違うんじゃない?」って、
ちゃんと自分の意見を伝えられる
仁子ってステキだと思うんだけどなぁ……。

と思ってたら、健一が仁子の家の前まで仲直りに来てて、
近所の虫の音にぎやかな草っぱらで初キス……めでたし

南原の元妻(高岡早紀とは!)も登場。
元妻と南原とのやりとりを聞いていると、
これまで南原の愛した唯一の女性は仁子だったのかも……
って感じだね~。

そんな南原が、帰り道に偶然、
仁子と健一がキスしてるところを目撃してしまう。
ここへきて、オスとメスの関係が、こんがらがってまいりましたぁ~
しかし、そこでフツー、石、投げるかぁ?
やっぱこの人の行動は、予想を飛び超えてくるわ。

「私、天才だけど、蝶々結びがうまくできないの」といって、
仁子にスニーカーの紐を結び直してもらう神宮寺潤ちゃん。
「天才だけど」って、わざわざカマすあたり、
蝶々結びできないことにコンプレックスがあると見た。

ちなみに私も子どもの頃、蝶々結びができなくて、
母親にえらく叱られた
今でもエプロンのひもを後ろ手で結ぶときなどは、
絶対、縦結びになる(トラウマかも)。

ところで、ロンドン時代に仁子と南原が
仲よく料理を作っているシーンで、
キャベツにアオムシがくっついていて、
「モンシロチョウか?キチョウか?」と会話をかわすシーンがあった。

どう違うんだろう?と気になって、HPを探してみた。
拡大写真を見ると、けっこうブキミかも……
実物は、もそもそしててカワイイのに。

しかし、こう何種類か見くらべてみると、
自分が子どもの頃からなじみのあるアオムシは、
やっぱ、モンシロチョウだったんだなぁと思う。

以前、実家の庭の葉ボタンの葉にくっついていたアオムシを、
水槽に入れて飼ったことがあった。
10匹以上のアオムシが、そのうち蛹になり、ある日、ふと気づいたら、
みんなモンシロチョウになってたときは、カンドーだった。
すごくキレイで

今回は、北極グマの映画を観て涙を流す男がツボッ

と同時に、最近、「地球の温暖化により氷が溶けて、
北極グマがすみかを奪われ、絶滅の危機にさらされている」
というニュース報道があったのを思い出した。

地球の温暖化は人間に責任があるのに、
まっ先に命の危機にさらされるのは彼らなんだ……
と思うとイヤな気がする。
何とかしないと。
結局、北極グマは「未来の自分たち」に他ならないと思うから。

坂の向こう

2005-01-31 18:16:52 | よもやま
家から県の図書館まで自転車を飛ばすとき、
大津通を南下していくのだが、
途中、市役所の手前あたりで、かなり急な、長い上り坂になる。

ペダルをこいでいると足の筋肉にこたえてきて、
坂を登りきったあたりで息が切れる。
向かい風が吹いてるときなぞは、いっそ素直に自転車から降りて、
押して歩きたいぐらいキツい。

でも、今日は違っていた。

前方に坂道が見えた時点で、
「あそこを越えたら、もうすぐ図書館だ」と、
もはや、その先のことを考えていた。

登っているときも、膝や、腿につらさを感じることなく、
余裕で坂を登り切った。
いったいどうしたんだ?と不審に思うくらいの調子のよさであったが、
そのとき思った。

人生もかくありたい、と。

写真は、そのとき坂の途中で見えた名古屋城の櫓を撮ったものなんだけど、
私のケータイでは、何が何やらさっぱりわからんなぁ……

Mの悲劇 Chapter 3

2005-01-31 14:20:56 | ドラマ
ドラマ評を読んで気になっていたので、昨日初めて観てみた。
ちょっと、ハマりそう……少なくとも次回も観るだろう。

美沙(長谷川京子)が友人の瞳(吉岡美穂)に問い詰めらて、
衛(稲垣吾郎)に復讐する理由を語る。
最初聞いたときは、瞳と同じく「衛は悪くないじゃん」
と思ってあきれた。

でもその後のいきさつで――恋人が亡くなって1年が経ったとき、
偶然、衛と再会して、彼の口から放たれた「自分のことは自分で守れ」
「僕は自分のことは自分で守って生きてきた」という言葉が、
彼女のやれきれない悲しみや怒りに火を注いでしまったことがわかる。

その後、美沙と再会したときの衛の言動も、
「忘れてしまった、なんて、どうせ、
くだらないことを根に持ったりしてるんだろ!」などと、
美沙の神経を逆なでする発言続出なので、事情がわかると、
むしろ美沙の気持ちに共感できるところがある。

「物は言いよう」で、言葉一つで丸くおさまるところが、
トラブルに発展したりすることは日常茶飯事である。
その最悪なパターンが、今回の悲劇だったといえるだろう。

で、このドラマ、美沙の復讐と衛の攻防をテーマに、
派手なやり合いを見せるだけのストーリーなら、
「ちょっとカンベン」って感じなのだが……。

ドラマのHPで、過去のストーリー紹介を読み返してみると、
衛は、幼い頃、家に泥棒が入った時のことを
“原体験”のように心に刻んでいた。
それからというもの衛は危険を回避することこそ
幸福の秘訣と考えるようになっていた

と書かれていた。

それは、子どもの頃に受けた心の傷から、
彼がまだ解放されていないということで、
そこから解放されてより自分らしく人生を生きるために、
彼の運命が美沙を引き寄せた、といえなくもない。

美沙もまた、恋人との幸せの絶頂期に、
凄惨な暴力によって彼を失ってしまった。
その心の傷から、衛に対する心の葛藤を経て、立ち直っていく。
そんな二人の「心の再生」が、このドラマのテーマなのではないだろうか。
エンディングテーマ曲が流れるシーンを見ていると、そういうものを予感させる。

というわけで、今後の展開を見守りたい。

ただ、観てて一つ気になるのは、吾郎ちゃんの「必死」の演技。
思い込みが激しく心に余裕のない人間を演じるための
役づくりなのかもしれないけど、それにしても、
肩肘張り過ぎてる感じが、どうもなぁ……。


     


ところで、TBSのトップページを見てたら、
「タイガー&ドラゴン」が連ドラとして4月からスタート!
というトピックがあった。
ワオ!虎児と竜二にまた会えるのね~ん

月9はまたキムタク登場らしいし、
4月は話題のドラマがめじろ押し!?
なんだか楽しみ

ごくせん 第三話

2005-01-29 22:41:40 | ドラマ
今回のシリーズを観てて、
毎回、クライマックスにヤンクミが「悪をくじく」シーンが、
水戸黄門の「ひかえ~、ひかえ~ッ」の印籠を振りかざすシーンと
ダブって見えてきた。

典型的な「勧善懲悪・予定調和」な世界を踏襲してるから、
視聴率がダントツなのか?
(1月22日放送分26.9% ビデオリサーチ調査)

あっ、それだけじゃなかった。
3Dのメンバーをチェックしてる人もきっと多いよね~。

私の場合は、教師や生徒たちとのやりとりの
「小ネタシーン」が気に入っているのだが。
でも、大筋の方も見ごたえがあると、さらにヒートアップできるのに。

今回の3Dのリーダーは、小田切、矢吹の2トップなわけか。
しかし、3Dの生徒たちって、なんでこうやたらと団結が好きなんだろう……

リアル……。

2005-01-29 17:41:45 | よもやま
徹夜で仕事を完成させて提出し終えた後、
お客さんにエラく叱られた。
「遅過ぎる!」と。
「昨日か今日提出」と約束していたのだが、
先方は「昨日」だと思っていたらしい。
「今日は午後から外出する予定があったのに、
出かけられなかった!」と、えらい剣幕で怒られた。

私はただ「ごめんなさい。本当に、ごめんなさい」と謝るしかなかった。
いつも出すのが遅くなるのは、その仕事に対する自分の苦手意識のせいだ。
もう長年やらせてもらっているのに、こんなことになるなんて……。
もう次回から、この仕事は来なくなるかもしれない。
あぁ、なんでこんなに人生いつも、うまくいかないんだろ……。
でも、この際、自分の今の仕事を見つめ直した方がいいのかもしれない……。


と、そのとき、電話が鳴った。
急いで飛び起きて電話に出ると、当のご本人からだった。

「……最初の部分だけ直してもらって、あとはOKです。
データ納品してください。」

電話を切った後、さっきの「リアルなトラブル」は、
夢だったことに気づいた。

とりあえず、ホッ……

気が抜けそうになったが、
急いで気を引き締めて、直しの作業に取りかかった。

さっきの、死ぬほど悩んだ心の苦しみ、
あれは、リアルなものだった。
そして、油断をすると、いつ「リアル」にならないとも限らないのだ。

徹夜で疲弊した脳は、時おり、妙に生々しい夢を見せてくれて、
夢の中では「現実のこと」だと信じ込んでしまっているときがある。

以前見たのは、某アイドル(ははは……)とのラブシーン。
いざ、これから(何が?)!ってときに、
いきなり夢がとぎれてしまったのには、
「やめてよ~ッッッ!!!」

と大ブーイングだったが。
でも、まるで使い古されたマンガのネタのようで、笑ってしまった。

いい夢も悪い夢も、生々しい夢というのは罪つくりなもんだ……。

カモ一家?

2005-01-28 13:43:31 | さんぽ
今年に入ってから、ほぼ毎日、
公園の池で見かけるようになった。

日によって4羽だったり、3羽だったり、
つがいだけだったりで、
5羽一緒に見かけたのは今日が初めて。

5人家族だったの?

今日はあたたかい「春」の陽気
子どもを遊ばせているお母さんや、
お昼休憩の弁当を広げているおやっさん、
いろんな人たちが公園で憩っていた。

うららかな陽気とはうらはらに、
私の心の中は緊張がピークだ。
今日は夜まで、いや夜通し仕事をして、
明日完成させなければならない。

ファイトぉ~

初雪――優しい時間3

2005-01-27 23:56:33 | ドラマ
今回は、親子の悲しい心のすれ違いの話――。

めぐみが亡くなった直後、東京での親子の会話。

「お前はどうする?……
(自分は)もう東京へは戻ってこないだろう」と話す勇吉。

この「東京へは戻ってこない」のひとことが、
拓郎に「一人で生きます」、続いて
「これまでもあまり一緒にいてもらったことがないから」
という言葉を吐かせたんだな。

亡くなった母親の方を選んで、自分を捨てるのか……
という寂しさの募るあまりに。

息子の言葉に傷ついた勇吉は、
「オレが何もしてやらなかったか?」と、
息子を問い詰めた。

傷ついた人間同士は、相手を受けとめる余裕がなく、
いっそう無用に互いを傷つけ合う。
そのことが悲しい。

母親を死なせたという罪悪感から、
自分は父親にそばにいてもらえなくてずっと寂しかったんだ、と
率直にいえない拓郎のつらさが伝わってくる。

今では勇吉も、だいぶ気持ちが落ち着いてきて、
父親として、息子がどうしているか気にかかっている。
でもまだ、妻を失った悲しみは生傷のままだし、
息子を受けとめる自信もイマイチないのかもしれない。

そんな父親の姿を、木陰から見つめる拓郎……
ウワ~、やっぱ、かずなりんの涙にやられたぁぁ~


「優しい時間」は、
心の傷が癒されるために必要な「優しい」時間、
ってことなのかな。


    


「森の時計」の屋根裏部屋、
こじんまりとした勇吉の生活空間が、質素だけど素敵。
とても居心地がよさそうだった。

今回の朋子さんの名言。
「一人で、肌恋しくなることない?」
これはまた、ストレートな……
それにしても朋子さん、酒グセ、悪ッ! 

昨日の逆回転(Dの嵐!)

2005-01-27 19:39:54 | 
「昨日の逆回転、おもしろくなかった!?」
という、「ゲームニッキ」の問いかけに答えて。

オモシロかった~!

かずなりんもリーダーもウマイよね。
何回ぐらい撮り直ししたのか知らんけど、
やっぱ、演技のカンのよさを感じるわ。

企画のアイデアが新鮮。
先週の「マネキンを探せ!」といい、
このレベルの高さなら、ゴールデンも目指せるよ!
1時間番組にして、歌のコーナーとかも作ってくれ

ゲストもメンバーも大いにウケてたものの、
評価は「0平台」という結果に。

「やっぱ男子(ゲスト)はダメだ!」と、
かずなりんは叫んでいたが、
男子、というより、お笑い系のゲストを呼ぶからダメなんだって。
マジに採点するより、ウケ狙いでくるから
(しかもハズしてるし……ふかわりょう)。

「ウ○チマン~!」と叫んで
リーダーに追いかけまくられるかずなりん……
ホント、なかよしさんなんだね~二人は

子ども時代の遊び

2005-01-27 15:22:52 | よもやま
an・an2月2日号の岡田准一くんのエッセイの中に

男が好きな趣味は、
どこか子供時代の遊びにリンクしている気がする。


という文章があった。

これは男に限った話ではないかも、と思う。

以前に女友達と、趣味というか、
「自分のやりたいこと」についての話をしていたとき、
「結局、子ども時代に興味があったことに戻っていくよね」と
いう結論になったことがある。

大人になっていく過程で、自分のやりたいことを見失ってしまい、
それを探しているうちに、
結局、昔好きだったもの、興味のあったことへと戻ってくる。
「幸せの青い鳥は自分の身近にいる」みたいな話だね、と、語り合った。

自分の本質の部分、根を生やすエリアは、
子ども時代ですでに決定してしまい、
そこから枝葉を伸ばしていくことが、生きるってことなのかもしれない。

梅一輪

2005-01-27 15:01:48 | 
蕾はだいぶ膨らんだかな……と目をやれば、
もう花開いているものがあった。

枝に一つ、二つ、
ぽつん、ぽつんと。


季節は移り変わっている。