セカイの周縁

世界の中心から遠く離れた縁っこで、細々と生きている―そんな日常の中でアンテナにひっかかったモノゴトを。

2005夏ドラマ感想

2005-07-16 10:31:23 | ドラマ
今週で夏ドラマが全部出そろった、かな。
先発隊はすでに第2話に突入している。
今回のゴールデンタイムの新ドラマ(刑事物・時代劇を除く)の
初回または第2話まで、ひと通り観終わった感想を。


「毎週チェック!」

海猿(火9フジ系)

映画が話題になっていたが、自分は興味がなかった。
まぁ一応チェック…と思って観たら凄い!
金かかってて迫力あるし見ごたえあるし。
毎回、人命救助をめぐる重厚な人間ドラマがくり広げられそう。
海上保安庁の潜水士かぁ。
「世の中にはこんな大変な仕事をしてる人がいるんだ…」
と、もう素直にビックリ。
未知の世界にグイッと引き込まれる楽しさがある。
映画の焼き直しではなく続編であるという点もいいと思う。

がんばっていきまっしょい(火10フジ系)

これも映画化されて話題になった作品。
そこそこおもしろいかも…と思って観たら予想以上で!
もう火曜はうれしい悲鳴続出だぁ
高校生特有の微妙な人間関係がきちんと描かれていていい。
あと、松山弁の響きがよいわぁ。
「どしたん?なんで泣いとるん?」の
あの語尾のやわらかさがなんとも…。
ボート部にかける青春あり恋愛あり、
これはきっと毎週楽しみなドラマになると思う。
(2話目にしてもう、ディープにハマっている

電車男(木10フジ系)

これも映画化作品だ…
最初、2ちゃんねるのスレで、号泣しながら一気に読んだときは、
この世界はネット上だからこそ成立するもので、
他のメディア(本や映画など)で作品化するのは難しい…
きっと全然違う作品になるんだろうなと思った。
でも今回ドラマを観た感じでは、
チャットの臨場感がけっこう出てるんじゃないかと思う。
電車男の伊藤淳史クン、本当に見てて「ヒク」ぐらいのオタ姿があっぱれだった。
毎回泣きそう (2話も泣いた

ドラゴン桜(金10TBS系)

平均偏差値36の高校の生徒たちを前に、
「東大みたいなブランド、ありがたがってる連中を見るとヘドが出る」
と学歴ブランド崇拝を否定しつつも、
「世の中が気に入らねぇんだったら、自分でルールを作る側に回れ!」
と、あえて東大合格に向けて生徒をたきつける弁護士教師。
ブランドに振り回されずに実を取れ!と語るクールな姿勢がカッコいい。
(実は弁護士としての名声を得るための策略なのだが。)
このドラマ、たとえストーリーが途中でコケても、
山Pチェックのため最後まで観続ける覚悟である
が、原作のマンガがヒットしてるらしいし、
たぶんストーリー的にもイケるんじゃないか、と思われる。
2話では東大受験希望者4人が名乗りをあげた。
次回からは残りの生徒登場と、いよいよ受験へのステップを踏み出しそうだ。


「ダークホースたち(観続けるかどうかは今後の展開次第)」

おとなの夏休み(水10日テレ系)

このドラマはどうかな…?と思いながら観ていたが、
「海の家のバー」という設定が、夢があって楽しいし
(実際にこんなバーがあったらぜひぜひ飲みに行きたいみたいな)、
仕事のストレス・体調不良を抱えて行き詰まっている壽美子(中島知子)に
感情移入してしまう。
このドラマのヒロインたちの「今の生活を変えなきゃ」という切羽詰った思いを、
自分も抱えているので、共感しながら観れるドラマである。

幸せになりたい!(木9TBS系)

父親が借金つくって蒸発したと思ったら、
それらしい遺体が海から引き揚げられて…。
借金取りに追われ、食うにも困る貧乏生活を送りながら、
ミョーにカラッと明るいヒロイン…
あれ?ひょっとしたら来週からもう観ないかも…
なんせ木曜日にドラマ3本集中してるのはキツイから。

女系家族(木10TBS系)

基本的にドロドロした愛憎ドラマは好きじゃない。
実際このドラマを観ていても、カタルシスがない分ストレスを感じる。
でも、ヒロインや三姉妹のバックについてる(つこうとしている)、
金目当てのハゲタカ達から目が離せない。
たとえヒロインや三姉妹たちは、ある意味、純粋なところのある人間であっても、
自身が知恵を働かせないと、たちまちハゲタカ達に食いつぶされてしまうのだ。
そこにスリルを感じる。今後のストーリー展開が気になるところ。

女王の教室(土9日テレ系)

主人公の女の子のドジッ子ぶりが、見ててイタイんだけど、
これまでの学園ドラマにつきものの「熱血教師」とは正反対の、
超リアリスト(というか成果主義?)な毒吐き教師が登場するのが
かえって新鮮。
友人思いの優等生の発言も、
自分の信条と合わなければ頭から否定する…いたよな、こんな教師
(ここまで極端なキャラではないにしても)。
初回を観たときは「次回を観て今後を決めよう」と思ったが、
第2話は予約録画に失敗して見損ねた。だから今夜が勝負だ。


「ついてゆけなかった」

いま、会いにゆきます(日9TBS系)

例の大ヒット映画も観てないし、
この際ドラマで観とこうか、と思っていたのに…。
亡くなった妻との思い出の場所に来てみたら、妻そっくりの女性がいた。
まだ幼い息子が「ママだ」と信じ込むのは無理もない。
夫の方も一瞬「妻だ!」と思うのはわかる。
でも、興奮が冷めてちょっと冷静になれば
「記憶喪失の別人かも」と考えないだろうか?
だって妻は病気で、たぶん夫の目の前で亡くなってるわけでしょう? 
そのまま「ママ」として家に連れて帰る、というシチュエーションに、
どうしてもついていけなかった私(ロマンなさすぎだろうか?)。
(初回で脱落)

スローダンス(月9フジ系)

深津&妻夫木の主演コンビには魅力を感じるけれど、
ストーリーが…もうこれまでに数えきれないくらい観てきた恋愛ドラマの、
どれかのパターンに当てはまりそうな予感がする。
要するに新鮮味に欠ける、ということかな。
(初回で脱落)