goo blog サービス終了のお知らせ 

ZENTAN 全但バス 

2013年01月17日 | ふるさとの話
(雪の中、アイティ前の交差点を通り過ぎます。緑とオレンジラインの全但バスの姿)

  (阪神・淡路大震災を伝える、平成7年1月18日の朝刊)


「晴れてばっかり」なんて書いてしまった次の日は、雪降りです。朝から降り始めて、一日中降ります。
ふわり・ふわりのボタン雪かと思えば、粒々の細かい雪が、斜線を描いて猛烈に降り続きます。
雪降りしきる中、Tさん宅のセンサーライトの工事をいたします。余りにも冷たいです。雪で濡れた手先が冷た過ぎます。大変でした。
作業を終わって帰る時、アイティ前の交差点を通り過ぎる、緑とオレンジラインの全但バス姿を見かけます。

本日は、18年前に発生しました阪神・淡路大震災の日です。
今思い出しても未曾有の大被害、街の建物や高速道路が、無残にも壊れて倒れた姿、街のあちこちから立ち上る大きな炎と煙、悲惨な光景は脳裏に焼きついて離れません。

もう一つ、この大震災での光景で脳裏を離れないものがあります。
それは、なんといっても、天皇・皇后両陛下の被災地への見舞いのご訪問の折のお姿です。
天皇・皇后両陛下は、どんな災害の被災地を見舞いで訪問されても、床に膝を折って被災者へ励ましの言葉かけるお姿です。
膝を折り、被災者に目線を合わせて心からの見舞いされる姿は、本当にいつ見ても感動感激するものです。

18年前の震災後の春は3月、コブシの花咲く頃でしたね。被災地・神戸の避難所を訪問される天皇・皇后両陛下の姿は、わがふるさと但馬の全但バスから、お降りになるところから始まりました。
膝を折っての優しいまなざしと、心からの見舞いの言葉をかけられる姿はいつもの通り、見舞いを受ける被災地の方々はもちろん、テレビで見る皆が感激して涙さえした事でした。

見舞いを終えてお帰りの時の様子です。
2年前のブログでも書いてみました。お帰りの全但バスでの出来事でした。

《テレビで見ました、新聞で読みました。「天皇、皇后両陛下が東京武道館をご訪問」のニュースです。東日本大震災の被災者を 直接見舞いにお出かけを、床に膝を折って被災者へ励ましのお言葉かけるお姿伝えます。      

コブシの咲くころ思います。                                             もう16年も前のこと、阪神淡路大震災の冬でした。天皇、皇后両陛下は、震災直後の神戸の被災者を見舞いに来られて激励を、 今回と同じように膝を折って声掛けられました。                                    被災者が感謝の気持ちで見送る際に、バスの中から美智子皇后陛下は両手を握りしめてコブシを作り、「しっかりね、しっかり 頑張ってね」と、コブシを何回も何回も差し出された光景を見ました。テレビで幾度も眺め、本当に感謝感動したことを思い出 しますね。(このバスがなんと、ふるさと但馬の全但バス)                              

コブシの花咲くこの季節、昨日の武道館のニュースでまたまた感動いたします。》

今日は阪神・淡路大震災から18年目です。
雪の舞う豊岡駅前で、全但バスの姿を見かけ、ふっと皇后陛下のお姿を思い出します感動します。

《震災の 脳裏に残る お姿は》