サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

旗本

2008-06-16 18:14:39 | Weblog
「旗本」を子供向けにわかりやすく説明すると、

「将軍じきじきの家来」

になるそうです。
まあ、そうですね、その通りです。
しかし、私に旗本を子どもたちに説明しろといわれたら、


「ガラが悪くて、ちょっと綺麗な町娘を見ると手篭めにしようとする人」

と、説明します。
隣の美女に聞いたら、

「暇をもてあましていて、おでこに三日月のマークがある人」

だそうです。

私が「桃太郎侍」で、ねーさんが「旗本退屈男」。
時代の違いがわかります。
というか、こんな2人が子供向けの本を作っていたりします。

お父さん、お母さん、気をつけて。

肩書きは勝ってるのに

2008-06-13 12:24:35 | Weblog
先週、K専務様から、

「ミッドタウンでパーティがあるからよろしく」

というお誘いがありました。

またパーティですか。
景気のいいところはあるんですね。
場所は六本木ミッドタウン。

仕事でミッドタウンの近所には行きましたが、
興味がないのでスルーしてました。
まあ、この機会にちょっと足を運んでみようかと思い参加。

で、なんのパーティかは当日までわかりません。
とりあえず今回は「ブラックタイ」というドレスコードはなかったので、
普段着をちょっとおしゃれにした感じで会場に。

会場に入ってビックリ。
Oakwood Residence Roppongi T-cube

「いつもご利用いただいておりますお客様のためのプライベートパーティ」

だそうです。
申し訳ありませんが、利用させていただいておりません。
利用したくても無理です。
1ヵ月の家賃、一番安くて65万円。


新人編集者:「ねー、あんたこんなところ利用してんの?」

K専務:「まさか。家はあるから借りる必要はない」


そういえばこの方、都内にマントルピース付きの一軒家をお持ちでした。
じゃあなぜ招待されたのかと聞くと、
ここの取締役がお友だちだからとのこと。

世の中、お金持ち同士はつながっている……。

弊社も貧乏とはいえ、立派な会社です。
社長だって、名刺は“代表取締役社長”です。
いや、名刺だけじゃなく実際社長です。
K専務は所詮“専務”という二番手。
こっちは“社長”だ!


新人編集者:「お金持ちの友だちっていないの?」

社長:「紹介してくれ。お金貸してくれるかな?」


だ、だめだ……。

MRI

2008-06-11 11:03:21 | Weblog
月曜日は恐怖のMRIに行って参りました。
おかげさまで、
今もなお投与された薬の副作用で体が痛いです。

MRIに入っている途中で投与されたのですが、
注射針が動脈になかなか入りません。


先生:「うーん……」

新人編集者:「痛い……」

先生:「痛いよね、ごめんね」

どうやら針を刺してから腕の中で血管を探しているらしい。
しばらくして、

先生:「針を抜きますね」

新人編集者:「終りですか?」

先生:「血管が細くてね。もう一度頑張ってください」


お前が頑張れよ。
頼むよ。
閉所恐怖症の恐ろしさの方が勝っているから平気だが、
普通に注射してこの始末だったらぶっ殺してるぞ。

再び注射。
今度は大丈夫だったらしい。

MRIに入る前に子宮筋腫がはっきりうつるように、
管を入れて子宮を膨らましてたのですが、
その管を抜きながら先生は、

先生:「こんな管が入っていたんですよ」

新人編集者:「その管の中の赤いのって血ですか?」

先生:「これ?そう」

新人編集者:「血…なんで…」

先生:「生きてるって証拠♪」


明るく答える先生に、
不覚にも大笑いしてしまいました。

は~、病院って疲れる。
検査結果は18日です。

忘れ物

2008-06-09 12:27:02 | Weblog
昨日はアメ横に買い物に行きました。
ひとりじゃつまらないのでI常務様をお誘いすると、

「仕事しようと思ったけどいいよ」

と、おっしゃってくださいました。
上野駅の前、丸井の正面玄関で待ち合わせし、
いざ、アメ横へ。


新人編集者:「ジーンズと長靴を買いたいの」

I常務様:「はい」

新人編集者:「似合うかどうか言ってくれればいいから」

I常務様:「はいはい」

で、ブラブラしながら一軒のジーンズショップへ。


店員に好みを伝えて試着。
で、お会計の段階になりバッグを開けると……

お財布がない。
あら?どうして?

そういえば昨日、近所に買い物に行くのに、
お財布だけエコバッグにいれてそのままだった。


新人編集者:「……お財布がない。ごめんなさい、お金貸してください」

I常務:「いいよ」

新人編集者:「ホントにわざとじゃないのよ!」

I常務:「そういうことにしておこう」

新人編集者:「ホントだって!今度逢った時にお返しします」

I常務:「わかったわかった、信用しよう」


絶対信用してないと思う。
もちろん長靴は断念しました。
いくらずうずうしくてもそこまで甘えられません。

で本日、


隣の美女:「計画通り?」

新人編集者:「だから、違うんだって~。ホントに忘れたんです!」

隣の美女:「またそんなこといって~♪」

新人編集者:「だって今度逢うときにお金を返す約束したもん」

隣の美女:「買ってくれなかったの!?」

新人編集者:「言えば買ってもらえたけど、それじゃ本当に計画的な犯行だと思われるじゃないですか。買ってもらう気だったら最初からそんな芝居はせず、買ってくださいといいます」

隣の美女:「そうね。しかも計画的だったら“あれもこれも”って追加しそうだもんね♪」


ひどい。
ねーさんの目に私はどういう風にうつっているのかわかりました。
ちなみに本日、I常務様からメールが届いておりました。


「ジーンズはプレゼントします」


しまった。
長靴も買っておけばよかった……。

あだ名

2008-06-05 12:27:24 | Weblog
会社の人間や親しい人には名前を呼び捨てにされております。
苗字に「さん」をつけて呼ばれることは仕事上、当たり前です。

名前に「ちゃん」とか「さん」をつけて呼ばれることも当たり前ですが、
「りん」とか「ちん」をつけて呼ばれることがあります。
30代後半の女をそういう風に呼ぶのはやめてください。

彼ら、彼女らと知り合ったときは私も20代。
それでも恥ずかしいけれどまだよかった。

ちなみに私には昔からあだ名というのがなく、
すべて名前をそのまま呼ばれるパターン。


外国人(西洋系)と名刺交換や自己紹介するときも、

「珍しい名前ですね」

といわれます。

外国人のお前に何がわかる!
と、差別的なことを思ったりしましたが、
10代のころ、ギリシャ人に、

「すごーい!レズの女王の名前ですねー!」

と感動されて初対面なのにハグされました。

なるほど。
これが珍しいといわれる原因か。
と、私も感動したことを覚えております。

でも彼女はレズの女王ではありません。
誤解を招くようなことを言わないでください。
発音だってちょっと違うもん。

もちろん私もレズの女王ではありません。
しょうもない告白ですが、筋金入りの男好きさ。


で、何が言いたいかというと、

雅子ちゃん、メールではいいけど、
人前で私を「ちん」づけで呼ばないで。