サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

また逢う日まで

2007-03-28 18:27:39 | Weblog
弊社始まって以来の危機ということはちょっと前にこのブログで報告しました。
社長はここで大博打を打って出ようとしています。

うまくいくかどうかはわかりませんが、
どうにか手を打たないと“差し押さえ”というありがたくない法的手段がとられます。


ここで説明いたしますが、弊社が悪いことをしてそうなったわけではありません。

原因は……
社長のせいです。

「“いい人”は損をする」と、何年か前に親しい人が言ってました。
確かに。
しかし、今回は損というより、馬鹿をみました。

弊社の社長は稀にみる“いい人”の典型。
社長に向かって、

「馬鹿じゃねーの?いい加減にしなよ!」

と、新入社員のぶんざいで失礼極まりない口をきいたりしますが、
社長の言動や行動をみると腹が立つやら悔しいやら。



さて、今日から2週間で弊社の行方が決まります。

そして、今も社長と私とデザイナーは会社で飲んでます。
ちなみに隣の美女は昨日飲みすぎてお休み。
こんな会社で生き残りをかけられるのか。というか、やる気あるのか?

しばらく更新はストップです。
ブログ再開ができるときは、会社が無事だったということです。


無事を祈っていてくださいませ。
みなさま、アディオス!

甘いもの

2007-03-26 13:30:25 | Weblog
私はおやつを一度に全部食べることができません。

例えば、いただき物のお菓子。
直径4センチ程度のお饅頭などは、一口食べて、もう一度包みなおします。
大きめの最中などは、ひとつ食べるのに1週間ぐらいかかります。
アイスクリームは半分食べて、蓋を閉め、そのまま冷凍庫に入れます。

ですので、会社の私のデスクの上には食べかけのお菓子がいっぱい。


今日、飴をなめようと思い、手にとって驚きました。
舐めかけの飴が上にのってました。

そうだった。
また後で舐めようと思って上にのせてそのままだった。



さっき冷蔵庫をあけたら、
自分で買った花豆の甘露煮が中途半端に残ってました。

冷凍庫を確認したら、
去年食べ残したアイスが入ってました。

そしてデスクの上には干し柿が一袋。
3つ残してクリップでとめてあります。

最中が2つに饅頭が3つ。
これは手を出してません。



春が来て、夏が来る。
これらのお菓子を何とかしないと……。


ということで、今日のランチは干し柿3つに甘露煮。
おやつにアイスと最中と饅頭をを1つずつ食べようと思います。


痛風より糖尿病に気をつけよう……。

ストレス発散

2007-03-20 17:53:13 | Weblog
本日、朝から腹の立つことがありまして、とっても不機嫌な新人編集者。
まあ、怒ってもしょうがないのでとりあえず黙々と仕事をこなしておりました。


そこへ飛んで火にいる営業電話。



営業:「お世話になっております。携帯電話の件でお電話させていただいております。御社様でお使いの携帯電話の使用料がお安くなる案内をさせていただいておりますが、今どちらの携帯電話をお使いですか?」

新人編集者:「あんた、誰?」

営業:「あ、大変失礼しました。わたくし、ソフト●ンクのものです」

新人編集者:「で?」

営業:「今お使いの携帯電話の料金がお安くなるので……」

新人編集者:「うちは貧乏会社だから会社支給の携帯なんてないのよ」

営業:「それぞれ、個人様ではお持ちですか?」

新人編集者:「持ってるわよ。みんな違う会社よ。それをソフトバン●に替えろと?」

営業:「今お使いの番号は変わらずに使用できますので」

新人編集者:「タダなの?」

営業:「タダではないですが、でもお安くできます」

新人編集者:「タダじゃなきゃいらない」

営業:「でも、本当にお安く」

新人編集者:「タダなら使ってやるよ。タダじゃないんでしょ?」

営業:「タダではちょっと…。お安くできますが」

新人編集者:「じゃあいらないよ」

営業:「そうですか……」

新人編集者:「二度とかけてこないで」



だいたい明日をも知れないわが社に、会社支給で携帯電話なんか持てるか!
手当たり次第電話するんじゃなくてちゃんと調べてこい!!




ちょっとスッキリした。
●フトバンクさん、ありがとう。

TOTO

2007-03-19 18:03:31 | Weblog
先週の会議の結果、


社長:「競馬で大穴狙うしかないか?」

隣の美女:「TOTOで6億円を当てる!!」

新人編集者:「私はロト6を狙います」

デザイナー:「俺はナンバーズ……」


会議はなんの役にも立ちませんでした。



もしかしたらわが社は6月までの命かもしれません。
会社の存続が危ぶまれているわりには結構のん気な私達。


ほろ酔い加減でデザイナー、隣の美女、私で帰りました。

隣の美女:「新宿で6億当たるTOTOを買うわ!」

新人編集者:「お付き合いしましょう」

デザイナー:「俺も行く」

ということで、新宿で降りてローソンへ。
買い方がわからず、レジで聞くと店に設置してある機械で引換券を出すとのこと。
画面にしたがって進んでいくと、一枚の紙が出てきました。


隣の美女:「これって、どうすればいいの?」

新人編集者:「うーん、わかりません。何しろ買ったことないので」

デザイナー:「レジで聞いてみよう」

隣の美女:「これ、どうするんですか?」

店長:「チケットと交換しますので300円お願いします」

隣の美女:「それでどうすればいいの?これって勝敗を自分で決めるんじゃないの?」

店長:「知りません」

隣の美女:「え、知らないってどういうこと?」

店長:「ここではわかりません」



すごいです。
売っているのに内容を把握してません。
こんな無責任なことでいいのでしょうか。


しかーし!

土佐の女をなめたらいかんぜよ。
酔っ払ってるねーさんの怒りが爆発。
おまけに元ヤンキーだったデザイナーにまで火をつけてしまった。

隣の美女:「わからないってどういうこと?ここで売ってるんでしょ?知らないじゃなくて調べなさいよ」

デザイナー:「わからないってどういうことだよ、店長さんよ?あ゛?」

店長:「わからないものはわからないんですよ」

隣の美女:「どうやって勝敗を決めるのよ?自分で決めるんでしょ?」

店長:「わかりませんので、電話して聞いてみます」



しばらくすると、店長が戻ってきました。


店長:「このチケットをもって近所の信用金庫に行くと当たってれば換金してくれるらしいです」

隣の美女:「だから、どっちが勝つか、私が決めなきゃいけないんでしょ?」

店長:「さあ……?」



この店長、いったい電話で何を聞いてきたのでしょうか?


埒が明かないのと、店長の反抗的な態度、売っているのにシステムを把握していないいい加減さに腹が立ったので、私はこっそり店を出て、チケットに書いてあるローソンカスタマーセンターに連絡を。


新人編集者:「すいません、新宿●●●のローソンに来てるんですけど」

カスタマーセンター:「はい、ありがとうございます」

新人編集者:「TOTOを購入したんだけど、これは自分で勝敗を決められないの?」

カスタマーセンター:「これは機械で勝敗を決めておりまして…、お客様の手元にあるチケットには適当な数字が書いてございませんか?」

新人編集者:「…あー、この2とか0とか1とかってやつ?」

カスタマーセンター:「そうでございます」

新人編集者:「ところでね、ここの店長に買い方と内容を聞いたんだけど“知らない”っていわれたの。どういうこと?」

カスタマーセンター:「え?と申しますと…」

新人編集者:「わからないから自分で調べろって言われたんだけど、お宅で売ってるものよね?」

カスタマーセンター:「大変申し訳ございません!!」

新人編集者:「お宅で売ってるものをどうして把握できてないの?」

カスタマーセンター:「あの、そちらは新宿のなんという店舗で?」

新人編集者:「●●●店。バイトだったらまだしも店長に聞いてわからないってなんなの?」

カスタマーセンター:「本当に申し訳ございません。すいませんが、幾つぐらいの店長でしょうか?店員は何名おりましたでしょうか」

新人編集者:「45歳前後、男3人。全員の名前見てこようか?大会社だからって末端まで教育が行き届いてませんなんていわないわよね?どういう研修だか教育してんの?たとえ300円だってこっちはお金払ってんのよ。おかしいと思わない?」

カスタマーセンター:「本当に申し訳ございません。なんらかの処置をさせていただきます。本当にすいません」



店に戻ると、ねーさんは店の受話器を握り締めてました。

新人編集者:「どうしました?システムはわかりましたよ」

隣の美女:「うん、説明してもらってわかったんだけど、“自分で勝敗を選べないの?”って聞いたら“少々お待ちください”っていわれちゃった」

結局、調べてから折り返し電話をするので電話番号を教えてくれとのこと。
面倒なので、いいですと言って電話を切りました。



帰り際、ねーさんは若いバイトに

「これはね、機械で勝敗を勝手に決めてるんだって。わかった?」

デザイナーは店長に

「わからねえじゃねえぞ、店長さんよ。ちゃんと調べて勉強しとけ!」

私はねーさんとデザイナーに

「もういいですよ、ローソンの本部に電話して店舗名と店長の名前告げてめーいっぱいクレーム出しておきましたから」


聞こえるように大声で言ったのでちょっと嘘が混じってますが、まあいいでしょう。


6億当たるTOTOに社運をかけたのに、ケチがついたとお怒りのねーさん。
当たったら、あの店に行って店長に笑顔で報告してやってください。



ところで、TOTOの勝敗は自分で決められないのでしょうか?
誰かわかるなら教えて。

会議

2007-03-16 18:34:14 | Weblog
私の指は順調に回復しております。
本日の絆創膏の交換はスムーズにいきました。

ちなみに社長は痛がらない私を見てつまらなそうにしてました。


最近話題の「you tube」。
私も会社で見ております。
何がいいって、種類は少ないですが落語をみることができるのが嬉しい。

この若さ(?)で、落語暦23年。
今日もイヤホンをつけて楽しんでおりました。

それを見ていた社長が一言。

「仕事中に落語なんて聴くな!そんなことしてるんだったら冷蔵庫のヤリイカさばけ」



……?
なんじゃ、そりゃ。


冷蔵庫をあけるとヤリイカが1杯。


新人編集者:「これを刺身にしろと?」

社長:「うん、頼む」


これから酒盛りをしようとしてるみたいです。
まだ16時半。
なんだかなー。

刺身にしている途中に社長が、

「あ、親指がスケキヨなんだっけ?大丈夫か?」


気がつくの遅いし。
もう、お刺身出来上がるっつーの。



ということで、ヤリイカを刺身にしまして、これから酒盛りです。
平和に見えるわが社。が、設立以来の大ピンチにたたされております。

弊社の会議は酒盛りで始まります。