十が一

寒いですね。
こんなに寒いと、
下着を何とかしなくてはいけないと思います。

ユニクロの「ヒートテック」か、ワコールの「スゴ衣」か。
ユニクロは安いけど、ブランドでいえばワコールがいいのかしら。
ということを隣の美女と話しておりましたら、


「上下ラクダのシャツが一番だ。雪山でも大活躍だぞ！」

と社長が参戦してきました。
雪山に行って遭難しても助かる確率も高くなるとのこと。


なるほど！と思いましたが、
雪山なんか行かないし。

隣の美女「上下で1万円でしょ？高いわー」

社長「でも暖かいぞー」

新人編集者「やめましょう、ねーさん！　私たちはいつでも脱げるように高級レースの下着を身にまとわないと」

社長「そうだな。万が一があるかもしれないしな」


どういう社長よ。
バリバリ働く輝かしい独身女性に対して。


新人編集者「失礼な！どういう意味よ」

隣の美女「もう“万が一”とか言われるのね。ひどいわー」

新人編集者「百が一ぐらいですよねぇ」

隣の美女「十が一です！」



すべて満員電車の中での会話ですが、
周辺の人たちは、私とねーさんをこっそり観察しておりました。


はたして周りの評価は、
万が一だったのか、
百が一だったのか、
十が一だったのかはわかりません。


統計をとりたかった。