サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

サモワールお茶会に参加して(2)

2024年02月06日 | サモワールお茶会
もうお一人、お茶会に参加してくださった方に感想を書いていただきました。

この文を書いてくださったTさんは大学でロシア語を専攻、エストニアに留学もされた方です。
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サモワールのお茶会に参加させて頂きました。
初めてのサモワールは、体験することで面白い発見がありました。例えば、サモワール
には保温機能がないので、冷める前にお茶を入れなくてはなりません。電気ケトルの方が
保温機能もあってすぐお湯も沸くのですが、サモワールの装飾はすごく綺麗です。サモ
ワールを囲むことで優雅なお茶会にアップグレードしました。毎日使うのには向いて
いないかもしれませんが、今回のようにゆっくりお茶会をするには、ぴったりだなと
思いました。
お茶会では、ロシア料理やお菓子も出てきたのですが、すごいご馳走でした。
お昼ご飯食べてこなければ良かった…と思いました。ご馳走を囲むと自然に笑顔になって、
良い時間を過ごすことができました。

ゲストのマリアさんと旦那さんは、柔らかい雰囲気でたくさん話して下さりました。
ロシア・ユーラシア文化に興味がある方は、楽しい発見があると思うので、是非参加してみて下さい。

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サモワールお茶会に参加して

2024年02月05日 | サモワールお茶会
今回のお茶会の参加者のMさんが感想文をお送りくださったのでご紹介します。
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今回初めてロシア語サロンに参加させていただきました。私は大学で5年間ロシア語を学び、
大学3年生のときにモスクワへ7か月間留学しました。就職してからロシアと関わる機会が
なくなり、学生時代は脳の大部分を占めていたロシア語も、あっという間に忘れてしまい
ました。それが何だか寂しく感じられて、今回偶然見つけた第8回新春サモワール
お茶会に参加しました。

実際にサモワールを使って紅茶を飲むのは初めてで、黒と金色の美しい模様を近くで
眺めていると、ロシア貴族の優雅なお茶会にタイムスリップしたような気分になりました。

ロシアの有名なサラダ、毛皮を着たニシン(日本版)やザクースカもいただき、久しぶりに
ロシアを身近に感じられたことが何よりも嬉しかったです。サラトフ州出身のマリアさん
より故郷についてのお話も伺い、過去に旅行で訪れたロシアの地方都市を懐かしく思い
ました。また、ロシア人の視点から見た日本の印象なども伺うことができ、興味深かったです。

数年ぶりに生のロシア語を耳にして、この音の響きが大好きだなぁと改めて思い出しました。
今回のサモワール会には10名程のロシア語学習者が参加されていて、こんなにたくさんの
お仲間が名古屋近辺にいらっしゃったと知り驚きました。全員ロシアに興味があるとは
言え、人それぞれ関心のある分野が異なるので、自分では考えたこともない様々な
質問や意見が飛び交うのが面白く、勉強になりました。数年ぶりにロシアに触れたことで、
ロシア語学習に対するモチベーションも上がりました。またこのような会があれば是非
参加したいと思います。この度は貴重な機会をありがとうございました。
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第8回新春サモワールお茶会報告

2024年02月05日 | サモワールお茶会
1月28日午後2時から4時までロシア語教室でサモワールお茶会を開きました。
4年ぶりの開催となりましたが11名が参加(会員8名その他3名)が参加、
サモワールとロシア人ゲストを囲んで楽しいひとときを過ごしました。

今回のゲストはヴォルガ川の畔にあるサラトフ州ブラコーヴォ出身の小川
マリアさんでした。マリアさんは2011年に初来日、最初は東京で日本語学校にも
通われたそうです。日本人と結婚され現在は名古屋にお住まいです。いっしょに
来てくださったご主人の小川さんは弁護士で、とてもロシア語がお上手な方
でした。「家ではいつもロシア語でしゃべってしまい、日本語の勉強にならない」
とマリアさん。彼女は日本のアニメが大好きで、特にスタジオジブリの「トトロ」
の大ファンとのことです。

「日本は大好きだけど ただひとつ困るのが故郷まで遠すぎること」とおっしゃ
っていたのでどれくらい遠いのかお聞きしました。まずモスクワまで飛行機で
行って、そこから電車で12時間!サラトフには最近ガガーリン空港という新しい
空港ができたのですが、そこまで飛行機で行っても、さらに車で3時間かかる
そうです。ロシアの広さに参加者からため息がでました。

日本のロックバンドではBUCK-TICK がお好きだそうでしたが、参加者の中では
このバンドを知っていたのはお一人だけでした。
 
ロシア語教室は真ん中のテーブル二つをくっつけて長いテーブルを作り、クロスを
かけていつもと違う雰囲気です。お皿は紙皿、フォークやカップも不揃いの
ありあわせですが、お花も飾ってお茶会の始まりです。サモワールでお湯を
沸かしたのですが、、このサモワールは安原理事長がロシアのお土産に買って
きたものでロシア仕様、そのままでは日本のコンセントにコードをつなぐことが
できません。差し込みプラグの形が違うのです。それで日本のコンセントに
差し込めるプラグを買ってきてコードをつなぎました。試運転ではなんとか
お湯が沸かせたのですが、ロシアでは220W、日本では100Wですので 
そのせいもあるのかお湯は湧いてくるんですがなかなか沸騰させることができません。
しかたなくティファールの助けを借りることにしました。

テーブルの上にはフルーツケーキ、シャルロトカ(リンゴのケーキ)、チョコ
レートなどのお茶菓子が並びました。

柿で有名な大垣から参加された会員の中森さんからは柿を使った御菓子のさし
いれがありました。またできるだけロシア風の食べ物を味わっていただきたく、
ビーツを使った料理「ヴィネグレット」(ビーツ、じゃがいも、ニンジン、
キュウリのピクルスなどのサラダ)や「スクンブリア・ポッド・シューボイ」
(ビーツのサラダ、鯖の酢漬けとタマネギのサワークリーム和え、ポテトサラダを
重ねたもの)、キノコのサワークリーム和え、ライ麦パンなどをお出ししました。
ちなみにこのビーツも会員の中山さんが差し入れてくださったものです。

今回の参加者の中には大学でロシア語専攻だった方、留学や仕事でロシアや
ウズベキスタン、エストニアなどに住んでいた方々もいらしてロシア語で話して
くださり、また初級の生徒さんも頑張ってロシア語で自己紹介してくださいました。

「日本で驚いたことは?「」日本に来る前に想像していた日本と現実の日本は
ちがっていたか?」「日本人と結婚して日本に来ることにご両親は反対されな
かったのか?」(マリアさんは一人っ子とのこと)、「彼女が好きだという村上
春樹の小説のこと」など様々な質問が出てマリアさんは丁寧に答えてくださいました。

あっという間に2時間が経って名残を惜しみながら記念撮影。


後片付けも皆さんにお手伝いいただき、短時間で終わりました。ありがとう
ございました。

マリアさんはみなさんがロシアに興味を持っていてくださること、そしてロシア語で
話してくださったことをとても喜んでおられたそうです。

「ユーラシア協会の行事に参加しても会員同士がゆっくりおしゃべりをする時間が
なかなかなく、こういう場がもっとあればよいのに」という声も聞こえてきました。




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