サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

お料理サークル「ペチカ」第19回例会報告  キエフ風カツレツ

2019年06月09日 | ペ-チカ

6月9日(土)午後5時半から東生涯教育センター料理室でお料理サークル「ペチカ」

 の第19回例会が開催されました。 今回はウクライナ料理です。

講師は榊原ナターリアさん。キエフの近くのジトーミル 出身のウクライナ人で日本に

住んで10年、日本語堪能、長身で スレンダー、とてもチャーミングな方です。

彼女は日本ウクライナ文化協会の会員としての活動もされていて「今日は

ウクライナの料理を日本のみなさんに紹介できてめちゃめちゃうれしいです!」

と挨拶してくださいました。

今日作るのは まずキエフ風カツレツ。
ロシア語とウクライナ語で書いていただきました。上がウクライナ語、
下がロシア語です。
котлета по-киiвськi
котлета по-киевски

もう一つは ベーコンとクルトン入りの豆のスープ。
гороховий суп з беконом та грiнками
гороховый суп с беконом и гренками

大小の鍋にお湯を沸かしてから料理を始めます。
まず鳥のささみをラップに挟み、肉たたきでトントン叩いて
薄く伸ばします。
叩きすぎると破れてしまいますので加減しながら、そして縁を薄くして
おくこと。伸ばしたら両面に軽く塩コショウしておきます。

今度はこのささみでディルをまぶしたバターを包みます。

まず縦に両端を織り込んでから横の部分を丁寧に折り込んで
しっかりとバターを包みます。

これに小麦粉をまぶし
とき卵にくぐらせ、さらにパン粉をまぶします。

ウクライナのパン粉は黄色い色をしているそうですが、今日のパン粉は
日本製で 色よく揚がるように着色してあるものでした。

さらにもう一回とき卵にくぐらせ パン粉をまぶします。

ここまでできたら冷蔵庫で20分ほど休ませてバターをしっかり
固めておきます。この状態で冷凍保存もできるそうです。

180度の油できつね色になるまで揚げます。

これでも充分おいしそうですが これをさらに200度のオーブンで
5分ほど焼いてできあがり!オーヴンで焼くことで衣がカリッと
して、鶏肉はジューシーになるそうです。

つけあわせはなんと白いご飯!

今回スープに使った豆は乾燥皮むきひよこ豆で まず5時間ほど水に
浸して戻したもの。これを熱湯に入れて30分ほど煮ておきます。

豚肉の厚切りは軽くフライパンで炒め、熱湯で10分ほどゆでます。
(できればスペアリブがよいのですが、、今回は手に入りませんでした。)
ゆでた肉をとりだして細かく刻みます。

玉ねぎと人参のみじん切を炒めておきます。これを刻んだ肉と共に
豆を煮た鍋に加えます。肉をゆでた湯は一度濾してから豆の鍋に
加えます。ジャガイモを1センチ角に切ったものを加えて やわらかく
煮えたら フライパンで軽く炒めたベーコンを加えてさらに煮ます。
味つけは塩コショウで。スープの味をみるナタリアさん。
このスープにクルトンを入れるのですが このクルトンは食パンを
2センチ角くらいに切ったものです。豪快!
これも200度のオーヴンで5分ほど焼いてカリッとさせます。

これで具だくさんのスープができあがりました。


キエフ風のカツレツкатлета по-киевскиは有名なウクライナ料理。
アツアツのカツレツをナイフで切ると中からジュワーッとバターが
流れ出します。このバターがディルの風味が効いてとてもおいしい!
付け合わせがご飯で驚きましたが このディル風味のバターがご飯の
ソースにもなっておいしく食べられました。

鶏肉をたたいて伸ばしたり、衣を二度付けしたり、揚げてからまたオーヴンで
焼いたり、など手間のかかる料理なのでウクライナでも特別のご馳走なのだそうです。

今回は大変手際よく料理ができあがり、時間的にも余裕がありました。
なにより楽しみな試食タイムもゆっくりできて、紅茶や差し入れのフルーツ
ケーキも食べながらおしゃべりがはずみました。

参加者は現役あるいはかつてのロシア語教室の生徒さんを中心に
ウクライナに興味のある方や大学の先生、会員の友達など17名でした。

次回は11月ごろを予定しております。






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