村道川上牧丘線 （大弛峠）

川上牧丘林道ともいわれる 荒れた路面を一気に大弛峠へ駆け上がる林道です
長野県川上村から大弛峠を越えて 山梨県山梨市（旧牧丘町）へ貫けます

　
真っすぐ行けば 川上村の中心部を通って国道141号線へ続きます
今回は川上牧丘線（大弛峠）が目的 この交差点を左折します 　
　




川上牧丘線の最高地点 大弛峠の標高は2360m　
日本一標高が高い車で通れる峠です 　





また大弛峠は 富士山スカイラインの富士宮口五合目（標高2400m）につづき
日本で２番目に標高が高いマイカーで行ける所でもあります　

　



これから通る長野県側はガレ場続きのダート路（山梨県側は舗装路）のため
川上村のＨＰでは 車高が高い４ＷＤ車をすすめています（マイクロバス通行不可）
　




村道川上牧丘線（大弛峠）は よく埼玉県との境にある三国峠のある
中津川林道とセットで 紹介されているコースです 　　
　




緩やかで舗装された二車線の道路 嵐の前の静けさといったところでしょうか　
こんな道が なるべく長く続いてほしい　距離を稼ぎたい・・ 　
　




日本のヨセミテともいわれる とっても景観のよいところです
群馬県の妙義山を思わせる 奇妙な山容です 　 　




川端下集落を過ぎてしばらく 何となく無視できないＹ字路が出現 　




いよいよ山の中へ突入のようです




急に狭くなる道幅 　　




一応舗装されていますが 程度はあまり良くありません 　　




道幅も１車線とせまい・・　対向車が来たらどうしましょう 　




この辺りは すっかり紅葉の季節を迎えています　




明るい雰囲気に精神的に助かります 　　




白樺の木でしょうか綺麗です 長野県に居ることを実感っ




落葉によって更に狭くなる道幅・・　でもここまで来たなら進むしかありません




軽井沢にも負けてないっ 景観と雰囲気はとってもいいです（淋しいけど）
　



この橋の向こうは・・　どうやら舗装道路はここまでのようです 　





いよいよ迎えることになった ダート路面を前に
この橋の上からキレイな渓谷を撮影 　　




うわぁぁ～　かなりガレてました　
　　　　　あの橋を渡ってから写真を撮る余裕などありません
　　　　（これはヒドいところを過ぎてから撮った写真です）　
　　



写真ではこんな感じですが 体感的にはこんなもんじゃありません




路面上を横断する あの黒いラバーみたいなものは何なのでしょうか
土とか砂利を受け止めるものでしょうか





急勾配でつづら折りの険しいコース ガレた路面を避けようと路肩に寄ってしまうと
今度は砂利にタイヤがはまってスリップします 想像以上の難路です 　
　　　



雨で大きくえぐられた路面や 尖った石がごろごろした 　




とにかく大きな石や 突出した石を避けながら 　　
小さい石や砂の上では 決して止らないようにハンドル＆アクセルワークしました　　




まるで川底のようです パンクする～　　
　




蛇がとぐろを巻いたような 前半のつづら折りが過ぎて少し開けたところです
倒れた木々が・・ 林道（林倒）の典型的な様相もみられます 　 　　




川上牧丘線の殆どが秩父多摩甲斐国立公園エリア 景観は申し分ありません 　　
　　　



ここまで走ってきたという 酷な体験も一瞬だけ吹き飛んでしまいました 　　
　　




でもすぐに復活するこの路面・・ スピードも10km/hくらいしか出せません
（中津川林道は20km/hくらい出せていたのに ）




大雨や降雪などの気象条件等で よく通行止めになるようです 　
　




路面は荒れてるし勾配はキツイし この先どうなるのかと心細くなるし
正直なところ 身の危険まで感じてしまいます 　
　　




村道川上牧丘線の中盤の 比較的平坦な区間です
写真中央に 登ってきた道路がみえています 　





きびしい気象条件から 通行可能時期は例年６月１日から１０月末日までのようです
　
　


このあたり平坦で広いところになっていますが キャンプはおそらく禁止です　 　
　


斜面が崩落したところが修復されています
こんなにガレていて通行困難な道路でも あちこちで維持工事が行われています
　　



砂防ダムですね 決して標高２０００ｍ超の場所とは感じられないでしょう
　
　



土が補填され走りやすくなっているところです
でも ほんの数十メートルでした 　
　



ハイ　またスグにこのガレた道路です 　





ほんとに写真でみるよりガレていて 走るのが大変なんですよ～　
しかも どこまで続くのか不安になるくらい続くんです 　





ダート区間は約10kmと推測していますが 舗装区間を含めて　
村道川上牧丘線18kmを走るのに １時間３０分かかりました　　
　



正面に見える大きなガケ　
おそらく大弛峠はあの山の稜線と同じくらいか それ以上高いところに・・　

　


再び始まる急勾配っ 　




どこまで続くのかと・・ またしても 不安感に包まれます
　



「もう結構です・・ 勘弁してください」と音を上げたくなります

　　　


いつの間にか 辺りは冬の様相　路面のガレ方も半端ないです 　




写真左側 景色が開けてきました 尾根に沿って走っているからでしょう 　





川上村のＨＰで「激しいダートで危険箇所もある」とありましたが
この辺りがピークのようです 　




沿道の明るい雰囲気と景観の良さ 素晴らしいです
この道路が舗装され 「走っても大丈夫なのか」という
「心細さ」が緩和されれば この道路が観光目的になる資質は十分にあると思います




キャッチフレーズは高所ゆえに「天空の○○」なんてどうでしょう
　



林道の下をのぞいてみました このガケ落下差500ｍくらいあるでしょうか




同じ所で上を見上げています 土石流が凄まじい勢いで流れたのでしょう 　

　


崖を見上げてみました 見事な立木が～ クリスマスツリーに１本っ　　
でもダメです 国立公園内にあり動植物の採取は規制されています　




空が・・ 山頂が近い・・ もうすぐ大弛峠かな




大弛峠に着いたようです その前に大きくえぐれた路面をパスします 　




最後の最後までガレてます でも石が細かいので走りやすい～




ついた～　感動です 　
　




大弛峠を境に山梨側は舗装されています
ちなみに携帯電話（ドコモ）の電波は圏外でした 　　
でも このあと行った夢の庭園では ナゼか３本線と受信良好でした
　　
　



林野庁の森林保護の案内です 村道川上牧丘線が載っていたので記念にＵＰします
次回は 「大弛峠」 をＵＰします
村道川上牧丘線の道路情報はこちら 川上村公式ＨＰ（川上村へのアクセス）
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「絶景！ 夢の庭園」
秩父名所めぐり 「中津川林道ドライブ」 前半
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