斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

女性を議会へ バックアップスクール

2018-04-26 01:46:36 | 選挙
26日(木)から連休中日まで神戸に滞在し、大阪のドーンセンターで
開催される公開講座と第13期バックアップスクールに参加します。
2001年頃だったと思いますが、縁あってこのスクールに参加したことが、
きっかけとなり現在の私がいます。
私はこのバックウアップスクール応援議員35人の一人になっています。
応援議員は関西を中心に関東や四国からの議員のみなさんです。
28日(土)の公開講座は
「女が変える政治の風景」~議会におけるジェンダー平等と民主主義~
講師は同志社大学教授、政治学者の岡野八代さんです。
主催はNPOフィフティ・ネット 「なんでやねんの会」
場所はドーンセンター 大阪府立男女共同参画・青少年センター

公開講座の後、
「第13期バックアップスクール」が開校されます。
オリエンテーション 自己アピール
講師は森屋裕子さんです。


これからの雪対策について

2018-04-25 19:11:04 | 議員活動
Q斉藤議員
5問目、これからの雪対策について。道内でも幌加内、倶知安町に続く
第三の豪雪地帯と言われるニセコ町は、約半年近くのあいだ、雪とともに
過ごします。倶知安町には「倶知安町みんなで親しむ雪条例」というのが
あります。この条例の目的は、「町民みんなが雪に親しみ、雪による生活
の支障を克服して、雪を資源として積極的に活用する施策の基本となる
事項を定めることにより雪対策の総合的な推進を図り、もって町民生活の
向上と活力あるまちづくりに寄与することを目的とする」とあります。
私は、ニセコ町もこの雪条例の精神に倣い、雪とは何か、雪とはどういう
ものか、雪に対する親雪、利雪、克雪の3つを柱として、町と町民が
ふだんから話し合いを持っていく必要があるのではないかと考えています。
ニセコ町は、年々国内外を問わず移住者がふえてきています。
雪についてよく知らないまま雪の魅力に憧れて、ニセコを選んで移住して
こられる方々も多くおります。入植当初から代々住み続けてきた先住民の
方々も、それから近年に移住してきた新住民の方々も雪への見方を改めて
検証し、改善策を一歩でも進めていくことが今後の雪対策への課題と考え
ますが、町長の見解を伺います。

A片山町長
雪は、ニセコ町にとって大きな観光資源の魅力であるとともに、肥沃な
農地や私たちの良好な自然環境、水環境を維持する上でも大変価値のある
大切なものであると思っております。しかし、一方で除雪、排雪という
大きなエネルギーと私たちの生活や産業を守るために多くの経費を要する
面もございます。本町では、これまでも親雪、利雪、克雪を暮らしに
生かすシーニックナイトや各スキー場でのイベントも多く行われている
ところであります。斉藤議員のご指摘の視点も大変重要なことというふうに
考えておりますので、具体的な提案があればまたご教示賜ればありがたいと
思っております。よろしくお願いをいたします。

Q斉藤議員
私は、雪に関する質問を過去に2回行っております。除雪の問題と、
それから置き雪の問題です。今回近隣町村は除雪対策をどのように
しているのか、蘭越町、倶知安町、真狩村の雪管理課に伺い、雪対策を
自治体側としてどのように考えているのか伺ってきました。そこで、
今までは町民の苦情ばかり聞いてきたのですが、これでは問題は解決
できないのではないかということを感じて、今回各町村の雪対策に
ついて伺って参りました。なぜこんな質問をすることになったかと
いいますと、近隣町村の管理課で雪対策をやっていらっしゃる方は、
このまちに生まれ育って、生まれたときから雪とはこういうものだ
という観念があり、現状の雪対策について何の不思議も感じていない
わけです。ある方はこのようにおっしゃっていましたが、まず、
早朝から除雪車の走って来るのを待って、除雪車が走ったら
すぐ飛び出していって雪かきをする。それがもう当たり前になって
いるので、何んの不思議はないという答えが返って来ました。
ところが、移住してきた方たちは、こうした雪国の習慣を知らないので、
除雪車が通った後すぐ除雪しなければ雪が固まって非常に大変なことに
なってしまいます。それで置き雪で道路が塞がれ、車が出せないとか、
いざというときに家から出られなくなり、救急車が来たときどうするのだ、
町は何とかしてくれないのか、ということで非常に町と対立してしまい
ます。いざというときはどうするのかという問題ですが、これは経費を
かければロータリー車を走らせるとか、除雪のスピードを落とすことで
かなり問題が解決されることになると思いますが、経費がかかりすぎる
ことと時間内に除雪が間に合わないという問題があります。移住してきた
方々と、もともと地元にいらした方々の雪に対する感覚や考え方が非常に
違うのだということを私は身をもって感じました。
大変なのはみな同じなのですが、雪に対する対応の仕方や考え方が違って
いるのです。そこをどうするか雪対策の考え方について地元の人たちも
含めて話し合いの機会というのを町民側、行政も含めてしていかなければ
ならないのではないかなと思います。そこで一歩でも改善策を進めるため
には、“雪”に関する話し合いの場を設けることで互いに“雪”に関する
問題を話し合う機会を設けていくことが大切ではないかと思います。

つい先日ですが、新聞に京極町と共和町で子どもたちが除雪ボランティアを
やっているという非常にすばらしいニュースが出ておりましたが、ニセコ町
でも町の職員とか地域おこし協力隊の方とかがボランティアをされていると
思いますが、今の時点で経費を増額しないで何とかするにはもう少し雪に
対するボランティアや、そういう協力する人たちを集めることが必要
ではないか、そしてそこで交流して雪に対する思いを共有していくという
やり方が良いのではないかと思っています。ニセコ町はこうした組織や
活動はどのくらい進んでいるのでしょうか。

A片山町長
今言われたのは、除雪のボランティアがどのぐらい数があるかということ
でしょうか。

Q斉藤議員
もっとそうしたことを検討していっても良いのではないかと思っています。
今の段階では改善策、検討策として話し合いの必要性があると思っています。

A片山町長
それぞれの職員組合もそうですし、あるいは建設協会の皆さんも除雪
ボランティアとかいろいろやられていますけれども、そういうものを
もう少し集大成したような何か協議会みたいなものがあったらいいのか
というようなご提案なのでしょうか。また本会議終わった後にでも
ご意見伺って、どんな対応ができるのか検討させてもらいたいという
ふうに思います。よろしくお願いいたします。

A折内保健福祉課長
斉藤議員からの今のご質問の除雪ボランティアの関係ですけれども、
とりあえずといいますか、社会福祉協議会のほうで、ことしも非常に雪が
多くて、例年ですけれども、除雪ボランティアというのを募集して活動して
ございます。その部分につきましては、毎回社会福祉協議会のほうで募集を
かけてやっておりますので、その部分ではボランティアの育成という部分で
進めておりますので、ご理解のほうよろしくお願いします。



平昌五輪への視察団派遣について

2018-04-25 18:15:27 | 議員活動
Q斉藤議員
平昌オリンピック、パラリンピックへの視察団派遣について伺います。
まず、1点目は、平昌オリンピック、パラリンピックへ派遣された
視察団費用約700万円の事業費の内容について伺います。
2点目、視察者の人選、人数、日数はどのようにして決められたのか
伺いたいと思います。
3点目、オリンピックへ派遣された関係者全員からお一人お一人の経費が
幾らで、何日間か、また報告を聞きたいという町民の方からの要望が出て
おりますので、この件について教えていただきたいと思います。

A菊地教育長
初めに、2016年冬季北海道札幌オリンピック、パラリンピック招致へ
向けた取り組みでございますが、立候補の可能性を探る過程におきまし
ても精度の高い構想、想定に基づく準備が重要であると思います。
このことから、札幌市を初め関係自治体が現地調査を含めた協議検討を
早い時期から進めることの必要性につきましてかねてからご説明を
申し上げているところでございます。

それではまず、
①の視察団の旅費約700万円の内訳ですが、オリンピック特別職班に
つきまして札幌市ほか関係自治体との連動を基本に、開会式、現地での
IOC、JOC関係者等とのレセプション、PRなどのアプローチ活動、
その他観客の視点での交通輸送及びホスピタリティーの確認などを目的
として、町長、議長、随行担当職員、計3名に通訳兼ガイドを含めて
約196万6千円となっております。次に、競技会場視察班につきまして,
各種アルペン競技の会場設営、競技運営、会場へのアクセスなど交通輸送
の状況視察などを目的とし、スポーツ係長ほか町職員、町内スキー場関係者、
スキー連盟スタッフ、計8名に通訳兼ガイドを含めて約436万4千円と
なっており、オリンピックに係る総事業費は合わせて約633万円
でございます。続きまして、パラリンピックの関係ですが、
競技会場視察班を派遣しておりますが、各種アルペン競技の障害の種類、
視覚障害、立位、座位、3種類ございますが、に応じた会場設営、
競技運営の確認などを目的として、スポーツ係長ほか町職員、計2名に
通訳兼ガイドを含めて約55万円となっております。平昌オリンピック、
パラリンピック視察に係る総事業費の合計は、約683万円でございます。

次に、2つ目の質問でございますが、特別職班は札幌市など関係自治体との
同行、IOC並びにJOCとの現地日程などの調整をもとに町長以下庁内協議
により決定し、行政機関のトップであります首長、議会代表の議長及び
オリンピック担当管理職員、この3名が参加しております。日数につきましては、
2月9日の開会式から2月12までの3泊4日となっております。

会場施設班は、長期視点を見据えて、町民学習課スポーツ担当係長を初め
役場内の若手職員を募り、調査研究に当たるプロジェクトチームを立ち上げ、
当該メンバーの中から選考を町長以下庁内協議により決定いたしました。
また、今後の招致活動の推進においてスキー場、スキー連盟関係者の理解、
協力が不可欠である旨を庁内協議のほか議員の皆様からもご提案いただき
ましたので、関係スキー場及びスキー連盟に対し趣旨の説明と協力の依頼
を行い、社内、組織内で人選をしていただきました。派遣人数でございますが、
2月10日から25日までの大会期間全日程において各種アルペン競技の全体や
会場設営の展開等を確認するスポーツ係長に加えて、その他町職員が前半、
後半で各1名、ニセコビレッジスキーリゾート、ニセコアンヌプリ国際スキー場、
ニセコ町スキー連盟からの参加を合わせて8名となっております。
なお、平昌パラリンピック視察として、3月12日から3月15日までの3泊4日間
において町民学習課スポーツ係長と町職員1名、計2名を現在派遣中でございます。
パラリンピック視察では、オリンピック会場からどのように展開、変更するのか、
また障害の種類に応じた競技運営の確認などを行ってまいります。

最後に、視察報告につきまして、去る2月22日に倶知安町で開催されました
ニセコ町、倶知安町の両町長、議会、スキー場、スキー連盟、北海道、
札幌市が参集しました連絡会議の席上、特別職等の視察内容につきまして
両町を代表して本町の町民学習課長より報告しております。今後につきましては、
平昌パラリンピック視察終了後、「冬季オリンピック、パラリンピックに
ついて考える」をテーマとして、2月5日に開催しました第166回ニセコ町
まちづくり講座の続編とあわせまして、平昌オリンピック、パラリンピック
視察報告会を予定しております。なお、各視察参加者がそれぞれレポートを
作成しますので、派遣者一人一人の視点などを盛り込んだ企画内容としたいと
考えております。このほかニセコ町広報紙や町のホームページなどにより、
町民の皆様に対して可能な限り情報等の提供に努めてまいりたいと考えて
おりますので、よろしくお願い申し上げます。

Q斉藤議員
ただいま教育長から私の質問に対して詳しい説明をいただきました。
そこで、私も町民の皆さんからいろいろ質問されたものですから、調査と
いいますか、一緒に行かれた札幌市、倶知安町、それから帯広市のスポーツ
関係者の方に電話で聞き取りしてみました。そこで気がついたというか、
町民の方の指摘もあるのですが、私も3月8日にブログでもう発表してしま
っているのですが、まだ2026年のオリンピックは決定したわけではないです。
今年の9月頃に立候補を表明する。そして、来年の2019年11月に開催地が
決定されるという段階なのです。その前に北京オリンピックがあります。
ニセコ町以外のところは、札幌オリンピックをPRするために首長が中心
になって、札幌市は違いますが、札幌市は市長と職員を含む15人となって
いました。倶知安町は4人なのですが、帯広市は3人です。ニセコ町は11人。
今言ったように技術の関係ですか、の方たちも行かれているのですが、
これは今の段階ではまだ時期尚早ではなかったのかという意見があります。
PRは十分していかなくてはいけない。ですから、町長とか議長とか、
それから関係職員が行かれるのは結構なのですが、それといろいろと事情は
あるかもしれませんが、札幌市は市長を含めて職員全部同じ江陵だけに泊まった
そうですけれども、予算は700万円以内というふうになっています。それから、
倶知安町の場合は、4人行って、江陵だけで4泊で420万円、これは西江町長
じきじきに調べて下さいました。それから、帯広市は、3人ですが、ソウルだけ、
江陵ではなくてソウル2泊2人、それから1泊が4人で数十万円、100万円は
絶対かかっていないとおっしゃっていました。

今申し上げたように、PRのために特別職の方たち、特別班が行かれるのは、
皆さんもPRですから結構なのですが、納得というか、初めてニセコで
オリンピックはするかもしれないということで、いろいろな現地を調査に
行かれたということはわからないわけではないのですが、私も9月13日の前、
教育委員会の説明員から説明聞いたときに、ああ、そうか、オリンピックと
いうのは本当にお金がかかるものなのだなということで、議会として承認した
一人なのですが、今回なぜニセコ町だけがそういう技術班とか、動線だとか
交通量だとか見に行かなければならなかったのか。
次は北京が決まっていますので、北京オリンピックの段階で、そのときには
もう次の開催地が決まっていますので、その段階でもよかったのではないか
という町民の方からの意見がありましたので質問をさせていただきました。
そこで当然経費も高くなりますので時期尚早だったのではないか。それと、
札幌がオリンピックを主催しますから、ニセコ町になるかもしれないという
ことで、やはり町民の理解あってのオリンピックですので、町民のみなさまは
どこまでそれを理解しているのか。これは、ヨーロッパでは住民投票で否決され
ているところがたくさんあります。そして、ニセコ町のまちづくり基本条例の
第49条に町民投票の条例化というところがちゃんとありますので、私は年内に
立候補をするかどうかという前に徹底的に今年度中にオリンピックについて
町民と議論して、そして住民投票をしてもいいのではないかと考えています。
それがなければ本当の意味で理解されないというふうに思っています。
やはりオリンピックにはお金がかかりますので、その辺のところをどのように
考えていらっしゃるか伺います。

A佐藤町民学習課長
そもそも私どもの平昌オリンピック、パラリンピックの視察の立て付けに
つきましては、議員ご指摘の部分でPRといいますか、招致活動を中心と
する部分と技術面を確認する部分、競技会場視察班という2つの組み立て
になっております。
それで、なぜニセコ町だけ競技会場に行くのかという部分ですけれども、
現実的な問題でニセコ町につきましてはアルペン競技の開催経験がない
ということが第一前提になりまして、それと時間軸でいうと、先ほど教育長
からも冒頭にご説明いたしましたけれども、立候補の可能性を探る過程に
おきましても精度の高い内容が求められるということで、事前にどういった
ものか、いずれ地元になるだろうとするニセコ町としても技術面の内容を
把握しておかないとならないということが大前提であります。
2026年、日数があるようでないのです。現実的にプレオリンピック、
国際大会を開くとなると、もう北京では遅いのです。ですので、今の段階
パッケージとしてある平昌オリンピックを見に行って、合理的に内容を確認
しておくというようなことが必要かということで、そういう立て付けにした
ところでございます。
それと、費用の面で単純に金額の比較で小さいからいいということには
ならないです。それで、先ほどの宿泊の面でご指摘がありましたけれども、
札幌、倶知安は江陵だけに泊まっていると言いましたけれども、実は江陵の
宿泊料は高いです。高いのと平昌に近いので、立地的にもありましていいの
ですけれども、技術班は全体的な経費、いただいた経費の中を有効的に活用
するということで、当初はソウルからだったのですけれども、ソウルなら
余りにも遠いということで平昌とソウルの中間の原州というところに宿泊
して移動したということで、費用の節減について工夫しておりますので、
江陵は高い。ですので、単価は実際に高いということで、単純に比較はでき
ないかと思います。それと、予算額が大きくなるというのは、技術班につき
ましては2月10日から2月25日までの間に町職員、スキー場、スキー連盟
の関係者が行くと。スキー連盟、スキー場の関係の方も2月の中旬は大変
忙しいところなのですけれども、こちらの趣旨をご理解いただいて、責任者、
実務者、パトロールの主任とか、あと支配人とかも来ていただきまして協力
していただいたところでございます。
あと、住民の皆さんへの周知につきましては、今まで議会の皆さんへの
議員協議会とか、それと所管事務調査とか、あとは行政報告でしていただいて
いるのですけれども、直接的なPRという部分がどっちかというと実務的な
部分が先行したという部分は反省するべきであると思いますけれども、
ただ先ほどの住民周知の範囲につきましては、今IOCと札幌市が実務的な
ものを詰めていっている段階ですので、住民投票をするとかそういったところ
まではなかなかできないところもありますけれども、ただ機運の醸成とか
情勢の報告についてはできる限りお知らせをして、皆さんとともにつくり
上げていきたいという認識でおりますので、そのあたりまたご意見もいただき
ながら、また札幌市、隣の倶知安町とも連携して行っていきたいと思っております。

Q斉藤議員
いろいろとその理由を今佐藤課長から伺ったのですが、これは最初に申し上げ
るべきだったかなと思うのですが、新聞の報道によりますと札幌オリンピック、
少なくても2026年にできなかったら2030年はもう確定しているような、
雰囲気というか、感じられるので、それに対してニセコ町は一生懸命準備して
いるというふうに見えます。だから、その準備にも経費もかかりますし、
期間もあるので、アルペンは初めてだということでそれだけの準備が必要だと
いう説明だったと思いますが、私が聞くところでは、いざそういう開催という
ことになれば世界中のプロが来て準備されるそうなので、地元が、よくわかって
いるのか、いないのかわからない人たちが行って何をするのかという質問が
非常にあるのです。ですから、IOCが認めてオリンピック開催ということに
なれば、何もそんなに慌てることはない。決定してからでいいのではないか
という意見があるのですが、オリンピックありきで進んでいないか。
その経費が私は非常に気になるところですが、つい先日、「広報ニセコ」の
3月号に「ニセコ町の行く末は」という記事があって、これをたまたま目にして、
こういう心配しているニセコ町を本当に愛する町民の方々が同じような考え方を
持っている方がいらっしゃいますので、オリンピックという目標は、
すばらしい祭典なので、私は決して反対ではないのですが、経済的な効果が
果たしてどうなるのか、ニセコ町には負担になり過ぎるのではないか。
そのくらいならもっと地に足をつけた政策、町民が将来しっかり安定した、
人口もふえて、子育て支援の方にお金を回してほしいという思いがあります。
そして札幌市が主催ですから、ニセコ町はそんなに一生懸命にならなくても、
札幌市からぜひニセコでやってください、IOCのバッハ会長からオファーが
出るとか、札幌市が半額助成するからニセコ町でぜひやってくださいという
くらいの熱意を持って要請されるなら、ニセコ町はもっと自信を持って受けて
ほしいと思っているのです。それがあってもなくても、そのくらいの堂々とした
対応が私は求められているのではないかなと非常に強く感じています。
町民の皆様のご意見も含めて、私の意見として申し上げました。

A片山町長
ニセコ町だけどうしてということでありますが、今帯広市と札幌市とニセコで
3つが主な会場ということになっていまして、アルペンでコースを新設する
というところは今のところニセコ町だけであります。先般倶知安町の会議で
これまで公表しないでくれと言われていたものが札幌の事務所で地図も公表
されましたので、もうオープンになっていることと承知しておりますけれども、
場所については湯の沢といいましてビレッジさんとアンヌプリとの間の沢なの
です。そこしか北海道でやる場合の滑降コースはないと。そこに新たにつくる
わけです。それがどんなものかということを地元の人たちが知らない中で
こういうコースつくりたいのだといったときに、何にも知見ない中でどうぞ、
どうぞということにならないと思うのです。やっぱり地域の実情、それもき
ちっと訴える必要ある。だから、堂々とやるためにきちっと見てもらう。
職員にもスキー連盟の皆さんにも見てもらう。そのことによって、いわゆる
技術面はおっしゃるとおりIOCとかJOCのトップクラスが来てスキーを
やるわけですから、別に運営を我々がやるために見に行ったわけではなくて、
これからあるであろう開発のときに地元に全く知見がなくて、知らないうちに
どんどん、どんどん進んでいくのではなくて、知見を持ってきちっと対応したい、
そういうことから現地をしっかり見るということで行ったものであります。
慌てたものでも何でもありませんし、札幌市とも十分協議して、2026か、
2030か、それはこれからでありますが、今回行ったこと、それから私も
バッハ会長にもお会いしましたし、安倍総理ともお会いしました。
そういうことがニセコ町にとって大きなまちづくりにおいても観光においても
PRになると、そういう確信を持って行っておりますので、決して無駄な
ことではないというふうに思っております。

Q斉藤議員
今町長がおっしゃったように、この北海道でアルペンをできるところは
ニセコ町しかないということになれば、これは本当に今申し上げたように
ニセコ町ができなかったら札幌オリンピックは開催できないわけですから、
ニセコ町はもっと経費の面でも考えていただいてもいいのではないかと
思っています。そして、町長がおっしゃったように地域の人たちの理解を
得るためにはどんどん公表して頂き住民のみなさんにもっと本当にここに
なるかもしれないということを分かっていただくために説明会を開くべき
ではないかと私は思っています。

ニセコ高校への新年度出願者数について

2018-04-25 17:53:49 | 議員活動
Q斉藤議員
3問目に行きます。[ニセコ高校への新年度出願者数]について伺います。
去る2月15日の北海道新聞によりますと、ニセコ高校の募集人員40人
に対して出願者数が45人とありました。少子化の中でニセコ高校への
出願者数が募集人員を超えたということは、大変喜ばしいニュースだと
思っております。しかしながら、一方で次のような課題も心配されるの
ではないかと思っております。そこで、以下について教育長に伺います。
まだ3月で入学が決定されていない段階ですので、お答えできる範囲で
結構ですが、これは大変大事なことだと思っておりますので、質問させ
ていただきます。
1問目、出願者数がかつてこれまでにない募集人員を超えたその要因は
どこにあると考えられますか。
2問目、定員数を超えた出願者の取り扱いについてどうされるのか。
3問目、通学圏外からの入学希望者の割合というのはどれだけあるのか。
4問目、町外からの通えない生徒たちの寄宿先、寮には入れない生徒が
ある場合の対応策はどうされるのか。
5問目、今までにない生徒数を抱えて、新入学生の受け入れ態勢は十分か。
6問目、今後継続的に募集人員を確保するための対策について伺いたい
と思います。

A菊長教育長
それでは、ただいまの斉藤議員のご質問に順次お答えをいたします。
1点目の出願者数がふえた理由ということでありますが、教育行政報告
でもたびたび報告をしていますとおり、町外を含めた生徒募集活動を
一層活発化したことが考えられます。学校の魅力をより広くお伝えする
ことができたというふうに受けとめてございます。
2点目の出願者への対応、すなわち入学者選抜につきましては、学校の
入学者募集要項に基づき、3月6日に実施された面接による検査、その他
の資料により学校において適切かつ公正に判断されることになっております。
3点目から5点目の入学者の受け入れ等に関しましては、議員もご承知の
とおり、検査事務が現在進行中ということでありますので、具体的な
お答えができない部分でもあります。学校におきまして教育委員会と
連携しながら、適切に対応、準備を進めていることをご理解いただきたい
というふうに思います。
6点目の生徒募集活動の方針や具体策につきましては、昨年の12月の
議会定例会におきましても斉藤議員から同様の趣旨のご質問がありました
とおり、その際にある程度詳細をお答えしておりますので、これからも
それに従って学校の魅力発信に努めてまいりたいと考えております。
よろしくお願いいたします。

Q斉藤議員
お伺いいたしますが、かつて出願者数が定員数を超えたということは、
近年ではあったのでしょうか。そのときに寮の対策とかいろいろと
どうされたのか、その辺のところを過去を振り返ってお聞かせいただけ
たらと思います。私の記憶では、定員数が下回る出願者数というのが
続いてきたように思うのですが、寮の問題とかいろんなことがあって、
そのために私が知る限りではなかなか町外からの生徒募集に踏み切れ
なかったという経緯があるように聞いておりますが、その辺のところは
いかがでしょうか。
私は40人の定数に対して45が出願した、この割合というのは大体1割強
ですけれども、現在の段階でこういうことを申し上げていいのかどうか
わかりませんけれども、よほどのことのない限りはニセコ高校に応募して
きた生徒は、皆さん一人の落ちこぼれもないように入学していただきたい
というのが私の希望というか、気持ちです。
それから、今進行中なので、答えられないとおっしゃったのですが、
聞くところによりますとニセコ中学からは4名ということですが、
町外からの入学生が非常に多いのではないかなと思います。
それは入学が決まってから宿舎とかいろいろと検討されるのでしょうか。
その辺のところをもう一度お聞きしたいと思っています。

A菊地教育長
定員を超えたことが過去あったかどうかということでありますけれども、
私の記憶では10年ぶりに超えたというふうに記憶してございますが、
はっきりした数字は今手持ちで持っておりませんので、また調べたい
というふうに思っているところです。
なお、寮につきましては、寮の定員を超えたということは過去にはござい
ませんでした。その際も全員寮に入寮したというふうに考えてございます。
それから、あとは議員の思いもありましたけれども、高校につきましては
定員というのがありますので、それにつきまして判断するのはあくまでも
先ほど言いましたように学校における適切な検査事務の中で決めていくこと
でありますので、その辺はご理解をお願いしたいというふうに思います。
なお、町外からの出願者につきましては、出願の段階であらかじめ
入寮希望かどうかという調査をしておりますので、それを踏まえて今準備を
進めているところということもご理解いただければありがたいかなと思います。

Q斉藤議員
教育長は定員がありますのでということなのですが、確かに現段階では
5名ほどが定員オーバーしていますが、きっちり定員ということで切って
しまうのでしょうか、それとも校長がその辺のところは裁量で考えられる
のでしょうか。入学してから退学するとか学校を離れる生徒もいて、減る
傾向があるようなのですけれども、その辺のところも見越して、定員は
あるけれども、それを少しオーバーして受け入れるとか、そういう柔軟な
対応というのはこれまでに、10年ぶりとおっしゃいましたね。10ぶりなので、
過去には何かあったようには聞いておりますが、そういうことは検討されて
いるのかどうか、お答えされなくても結構なのですが、それから町外から
入寮希望かどうかということなのですけれども、全生徒が入寮している
とは限らないわけです。どこかほかのところに下宿しているとか、どこか
そういう宿舎に入っていらっしゃる生徒さんもいらっしゃるわけですね、
これまでに。今…… いや、寮にはいっぱいになったことはないけれども、
生徒さんが寮に入らずに下宿とかどこか宿舎にいらっしゃるという方は
たまたま生徒本人から聞いたのですが、札幌からの生徒さんが倶知安に住んで、
そこから通っているという、そういうケースもあるのかなというふうに
思ったのですが、寮には入らない、また入りたくないという生徒は下宿なり、
またアパートなりを自分で確保して住むということも今まであるのでしょうか。

A菊地教育長

寮に入らずに下宿等をしているというケースにおきまして、過去の生徒には
そういうケースはないというふうに考えて、私のほうでは把握してございます
けれども、現在家庭との連絡の中でそのような生徒がいるということは
事実でございます。
それから、定員オーバーしたことにつきまして、もう一度繰り返しになりますが、
高校での公正な判定会議がございますので、あくまでも判断するのは学校であり、
責任者である校長ということでありますので、ご理解をお願いします。

一般質問 新庁舎内に「子ども食堂」を!

2018-04-25 17:15:58 | 議員活動
Q斉藤議員
2問目。新庁舎内に「子ども食堂を!」
現在「子ども食堂」が全国に広がっています。「子ども食堂」とは、
子どもが一人でも安心して来られる無料、または低額の食堂です。
去る3月3日、「広がれ、こども食堂の輪!in札幌・道央
『子どもの居場所を考える』」フォーラムが札幌で開催されました。
この「子ども食堂」は、もともと貧困家庭や孤食の子どもたちに
安心して食事ができる場所を提供しようと始まった取り組みですが、
食事の提供をきっかけに高齢者を初めとして地域の大人や多年齢の
子どもとの交流により、地域のコミュニティーとして、子どもや
その親の居場所として、地域がつながる場所として子どもの課題
のみならずさまざまなまちの問題が把握され、それぞれに必要な支援
へとつながっていくということが分かってきました。
既に全国でこの「子ども食堂」の取り組みが始まっていますが、
その「子ども食堂」を新庁舎の中に開設することは未来を担う子ども
たちのためにも、また高齢者のためにもすべての町民のみなさんの
ためにも必要な居場所と考えますが、この「子ども食堂」を新庁舎内に
設置することについて町長、教育長の見解を伺います。

A片山町長
これまでニセコ町役場新庁舎建設基本設計において2012年度(平成24年度)、
2013年度(平成25年度)に実施した役場庁舎基本構想やアンケート
などを参考に進めてまいりました。また、議員協議会4回、役場職員に
よる検討会6回、作業部会7回、町民講座2回、町民とのワークショップ
2回とたくさんの意見をいただきながら議論を積み重ねてきたところで
ございます。多くの皆様の知見をいただきながら新庁舎の基本設計が
まとまったところでございまして、斉藤議員ご指摘の「子ども食堂」
については、現在の基本設計には反映をされておりません。しかしながら、
1階や3階に談話室やロビーなど休憩スペースをさまざまな用途として
利用できるように設けております。今後は、そうした空間を住民の皆様や
各団体の皆様が有効利用していただくことも可能ではないかと考えており
ますので、よろしくお願いをいたします。

A菊地教育長
ただいまの斉藤議員のご質問について教育の立場からお答えをいたします。
教育委員会としましては、子どもの貧困対策などの観点から、いわゆる「
子ども食堂」に関しましては今後町で整備する新庁舎に設けるか否かに
かかわらず、設置などに向けて教育行政として取り組む考えは現在のところ
ございませんので、ご理解をお願いしたいと思います。

Q斉藤議員
町長も教育長も「子ども食堂」を設置する予定、計画はないというご答弁
ですが、今全国で2,000超える「子ども食堂」の輪が広がっています。
「子ども食堂」というのは「子どもの食堂」ではないのです。
「子ども食堂」という名前なのですが、それは町民のみなさんが全て利用
できる「居場所」なのです。ニセコ町には「まちづくり基本条例」があります。
いろんな催し物とか、まちづくり町民講座とかありますが、なかなか人が
集まらない、集まりが少ないということの原因の一つに、私がこの町に来た
ときに一番強く感じたのは町民が自由に集まれる、特に何の目的もないけれども、
自然と行ける場所、行きたくなる居場所というのが本当にないと感じました。
だから、そうした居場所が必要なのではないのか、それがこれからできる
新しい新庁舎に設けることが非常に大事ではないかと思っているのです。
まちづくり基本条例の第1章にある目的の中に、まちづくりに関する基本的な
事項とは「情報共有」・「住民参加」を中心とするとあります。まさにこの
条例を実践できる場所として、庁舎内に「子ども食堂」を設置することが
未来への希望あるニセコ町が実現することになると考えています。
町民の皆さん誰もが利用できる第三の居場所として、「子ども食堂」は
これからのニセコ町にとって本当に不可欠な場所になると思っております。

2013年(平成25年)子どもの貧困対策の推進に関する法律が成立し、
その翌年にその対策に対する大綱が制定されました。その中で、2015年
(平成27年)にできた自治体向けの「地域子ども未来応援交付金」という制度が
あります。町長、ご存じでしょうか。ご存じですか。これは国の支援事業で
、自治体が直接実施する事業のみが対象になるので、ほかの団体とかそういう
ところが任意団体も含めて、NPOとかいろいろな団体がやってもなかなかこの
事業の交付金がいただけないというケースがあります。しかし自治体が中心に
なってやった場合は、国からの補助が下りるということが言われています。
ぜひこういう支援事業に町も手を挙げて、利用されてはいかがかと思っています。

ニセコ町は農業と観光のまちですので、ご夫婦で働く方々がたくさんおります。
子どもたちのために、また高齢者、特に一人暮らしの方は、バランスのとれた
食事を作ることは大変なことではないかと思います。最初は月に1回から始めて、
2回とか3回とかその状況に合わせて提供することで食育ということ、体を
つくるには何よりも食事が大事ですので、これは必ずしも子どもの家庭が貧困
という問題ではなく、お金はあるけれども、子どもたちに良い食事を作るには
なかなか手が回らない、きちっとした食事が作るのが大変な方々も利用できる
ような場所で世代を超えて、「情報共有」「住民参加」ができる場所になると
考えています。と申しますのは、町民の皆さんが町民センターを利用される場合
サークル活動とか何かの目的で行く場合は良いのですが、特にひとり暮らしで
何か目的がないとどこも居場所がないという方がかなり多いということが町を
歩いて見とわかります。一日中どころか二、三日人と会うこともなく、まったく
話すこともない、この3日間誰ともしゃべっていなかったという方が1人、2人で
はありません。そういう人たちのために第三の居場所として、人口5千人の町の
庁舎が中心になって、そういう場を提供するということは、これは本当の意味で
この「まちづくり基本条例」が実践できる一番良い場所になるのではないかと
思っています。

A片山町長
先ほど庁舎の関係につきましては、そういう談話室やロビーを設けております
ので、町民の皆さんや各団体の皆さんが有効利用していただくことは可能では
ないかということを申し上げたわけでありまして、使えないということは
一切言っておりません。 それと、居場所は非常に重要だというふうに思って
います。今町民センターのロビーや談話室を活用していただいている町民の皆さん
もたくさんおられますし、まさしく中央倉庫のでん粉倉庫部分におきましては、
ニセコ町民の居場所として整備するという大きな目標もあって、今実際使われて
いるというような状況であります。 それから、斉藤議員おっしゃった
「子ども食堂」は極めて私は重要だと思っています。ただ、それが本当に行政が
行うことが、広く食堂で商売やっておられる方も町内におられますし、そういった
中で行政がそういう運営をするのはいかがなものだろうかと。やっぱりニセコ町は、
先ほどおっしゃった「まちづくり基本条例」がある住民が自ら考え行動する町で
ありますので、ぜひ斉藤議員が声を出していただいて、こういった運動につなげて
いくとか、そういったこともお願いできればいろんな場の提供というのは可能では
ないかと思っております。よろしくお願いをいたします。

Q斉藤議員
私はいつもこの議論をするときに、庁舎のことについて黒瀧参事とお話しする
ときにも何か感覚的に大きな“ずれ”を感じています。町長の今の答弁と教育長の
答弁を聞いていますと、本質というものをなかなか理解していただけない。
どうやったら理解していただけるのかと非常に悩むところです。
確かに今度の新庁舎にはロビーや談話室とかそういうスペースは設けておりますが、
根本的な意味合いというのは大分違っているように思っています。
私はこれからもそれを実現できるように努力してまいりたいと思っておりますが、
なぜこんなに理解していただけないのかという思いがあります。

今年1月に東京都内の比較的小さな自治体を五、六カ所視察してまいりました。
どの庁舎内にも食事ができる場所とか、温かい食事が安価で提供されている
ところがたくさんありました。ニセコ町の行政の皆さんは、周りの食堂に影響を
与えないか心配されておりますが、この「子ども食堂」の中身を本当に理解され
ると単なる競合相手という観点とは全然違うということが分かっていただける
のではないかと思っています。