斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

お正月 今は昔

2022-01-02 17:30:59 | 家族
お正月と言えば毎年思い出すのがまだ祖父母が存命だった
子どもの頃のお正月です。
元旦には父方の兄弟姉妹8人とその連れ合いと子どもたち
が集まると総勢50人位になりました。
年の暮れは大みそかと新年会のご馳走の準備で母は大忙しでした。
女中さんがいたとはいえ、母は毎年その準備にどれほど大変だった
かと今更思い出されます。
毎年暮れの大掃除から始まりお餅つきまでしていました。
お正月の供え餅から、お雑煮用の伸し餅、草餅、豆餅、等々。
お節料理はその家の伝統を受け継いだ総て母の手作りでした。
普段はめったに食べられないご馳走がたくさん並びお正月が
ほんとうに楽しみでした。またお正月の飾りつけもたくさんありました。
その頃は一年中行事のあるごとに親類が集まり、飲食を共にしました。

今ではもう家族でさえ容易に集まる機会が無くなってから数十年になりました。
全国は元より海外に在住して、容易に集まる機会はなくなり兄弟姉妹・親戚も
顔を合わせる機会が無くなり、葬儀も容易に参列できなくなりました。
海外で急死した姉の葬儀にも行けず、まだお墓参りにも行っておりません。
コロナ禍で海外への渡航ができないからです。それが一番の心残りです。
これも時代の流れとしか言いようがありませんが、「遠くの親戚より近くの
友」と言われるように血縁の家族に代わる新しいコミュニティが今求められて
いるのではないでしょうか。
人は支え合って生きるもの、一人では生きられない存在ではないかと思います

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