斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

町長交際費と議長交際費の公表

2015-03-31 23:59:55 | 政治
去る3月30日第2回ニセコ町議会臨時会があり、
その際に議会事務局から
「ニセコ町長交際費と議会議長交際費の支出基準及び公表に関する要綱」
なる文書が配布されました。

この要綱は私が昨年6月の議会一般質問(6月24日)において、
「町長交際費の公開について」の質問を受け、4月1日から公表することに
なりました。
その時の一般質問と町長・総務課長の答弁を議会だよりNo158号7ページ
から全文掲載します。

質問「町長交際費の公開について」
「町長交際費は、行政の円滑な執行を図るため、町長が町を代表し、外部の
個人または団体との交際に必要として支出するものだ。現在ニセコ町では
町長交際費を270万円計上しているが、この町長交際費の使途について、
透明性を高め、町政に対する町民の理解と信頼を深めるために公開することに
ついて町長の見解は。
町長答弁
「町長が行政執行上、町を代表し、外部との交際、交渉等に要する経費で、
社会通念上かつニセコ町にとって重要だということが認められるものに関して
支出を行っている。この町長交際費の支出に関する説明責任を全うし、町政に
対する町民の皆様の理解と信頼を深めるため、公開するということを前提に
具体的な方法や公開の仕組みについては担当課のほうで協議をし、公開に
向けて進めていきたいと考えている。」
再質問「公開はいつごろからを予定しているか。」
総務課長答弁
「公開するべき内容等検討し、その準備が整った段階で公開に向けていきたい。
また、ほかの関係機関の交際費もあるので、十分協議しながら公開する時期を
決めたいと考えている。」

教育委員会と農業委員会はもう少し時間がかかるが、公開する予定とのことです。

議員活動レポートNo9で早稲田大学マニュフェスト研究所が行っている2013年
議会改革度ランキングでニセコ町は総合ランキング1047位、その中の個別順位で
「情報公開」が1321位となっています。その「情報公開」の中に「議長交際費の公開」
という項目があります。

ニセコ町まちづくり基本条例の前文に「・・・わたしたち町民は『情報共有』の実践
により、・・・」というくだりがありますが、『情報共有』にはまず『情報公開』が
大前提です。情報が公開されなければ情報を共有することはできません。
ニセコ町として遅きに期した感もなくはありませんが、各交際費の公表に踏み切った
ことは評価しなければならないと思います。

現在新人立候補者は5人?

2015-03-28 18:53:08 | 選挙
去る3月24日、町民センターで立候補予定者事前説明会がありました。

新たな立候補予定者は現段階で5名でした。
60代が3名、40代が2名で全員男性でした。
40代の方々は関東方面からの移住者(10年以上~2年)と聞いています。
60代の方々は地元ニセコの出身者と思われます。

一方現職の議員では3名の方々が引退(勇退?)を表明されました。
他1名は現段階で進退が明らかではありませんが、現職6名は
立候補を表明しているのでいずれにしても選挙戦になる模様です。

立候補者にとって選挙戦を闘い抜くことは大変厳しい試練です。
しかし選挙は有権者である町民にとって代表者を選ぶ責任ある
重要な機会です。有権者は一票を大切に必ず投票して欲しいと思います。

私は立候補者の得票数に(必ずしもとは言えませんが)この町の体質、
特徴が表われてくると思っています。

地縁血縁、〝しがらみ″(一方で地盤・看板・かばん)からではなく、
町のために、北海道のために、日本のために、世界のために真剣になって
考え、行動・実行する人を確り見定めて欲しいと思います。


ニセコ町の議会改革度ランキング

2015-03-13 23:30:33 | 議会・議員
レポートNo9を発行しました。
その中でニセコ町の議会改革度ランキングを公表しました。
この調査は早稲田大学マニュフェスト研究所が毎年行っているもので
2014年に行った議会改革度調査2013ランキングによると、全国1789
自治体議会の内、調査に回答した議会は1444議会(80.7%)で、
ニセコ町議会改革度ランキングは1047位でした。
個別順位では情報公開が1321位という結果でした。
これにかなりショックを受けられた関係者及び町民のみなさまも多いかと
思います。しかし、私がこの結果を知った時の気持ちは率直なところ
“やはりそうか”と思いました。

この結果を公表するにはかなり勇気がいりました。
しかし2月27日の道新朝刊の中で北大名誉教授の神原勝先生が
「住民意思 議会に反映を」という見出の中でこう述べています。
『議員同士の政策議論。議員は自分たちの議会がどのレベルにあるかを
知り、住民はそれをきちんと語れる人を議員に選ぶべきだと思う』
この結果をきっかけにニセコ町議会は議員同士が厳しく切磋琢磨して
いかなければならないと思います。


一般質問審査

2015-03-12 00:27:23 | 議会・議員
平成27年第1回ニセコ町議会定例会が3月10日から3月17日までの会期で始まりました。

10日は行政報告、教育行政報告、町政執行方針、教育行政執行方針につづき
専決処分、規約・条例の一部変更、一般会計補正予算、27年度一般会計予算
の説明、請願・陳情の審査がありました。

11日は10日につづき27年度一般会計予算の説明、予算特別委員会、議員説明会:
火葬場、新教育委員会制度、幼児センター増築、中央倉庫群再活用事業、
議会運営委員会の一般質問調整がありました。
議会運営委員会に私が提出した一般質問6件の内2件は取り下げられ、
4件になりました。
取り下げられた質問の1件は「議員の兼職について」で、議員が株式会社
ニセコリゾート観光協会の代表取締役に就任している件について、多くの
町民の方々から「議員が兼任できるのか」という声があり、町民から一般質問
の要望があり提出しました。

委員から「こんな質問をしたら恥をかくだけだよ」とも言われました。
私は本当に多くの町民の方々から「法を犯していなければ良いのか」という
厳しい声があり、
○ニセコ町と(株)ニセコリゾート観光協会との関係
○町からの受託事業、補助金、事業収入等
○副町長の取締役就任
○議会での観光協会の経営状況報告
などについて、疑問を持つ町民の方々に十分納得のいく説明を町長から改めて
伺いたいと質問を用意しました。
しかし、「そんなことは町民は皆知っている」(知らないのは私だけ?)云々
の末通りませんでした。

今更言い訳や開き直るつもりは全くありませんが、他の議員の方々からみると、
私は議会ではいつも恥を掻くような外れた質問をしているようなので、議長から
注意・批判され、議会の中でも“異物”的存在なのかもしれません。
しかし議会をスムーズに進めるために“同化”するつもりはありません。
もし私が(気付かずに)間違っていればぜひ注意して、教えていただきたいと
思います。