ツルピカ田中定幸先生

教育・作文教育・綴り方教育について。
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国分一太郎「教育」と「文学」研究会

「会話」のある場面を日記の題材に   心のケアと自立のための日記指導-16

2016-04-21 11:20:51 | Weblog

   心のケアと自立のための日記指導-16 

 

(2)「会話」のある場面を日記の題材に

 

 ちょっとしたはたらきかけの工夫で、子どもたちは、「会話」の入った日記を書くようになります。

 

 ①  「ただいま。」と いったら

「ただいま。」といった、あとの場面を、日記にスケッチ風に書くようにすすめます。そして、その作品を、つぎのようなことばをそえて、紹介します。

 

 

 

②  きっかけになる会話から書き出す

             ―きっかけになる会話を意識化させるために―

・自分から、話しかけた時のことを日記に書く

 ある日、ある時、自分から、(  )に、話しかけた時のことを書こう。

  (例)朝、家で、登校の時、学校の中で、

 その時の自分が話したことばを会話で書くことから。

 その時、自分の話したことばが、「書き出し」にはいるかたちで、

・だれかに、話かけられた時のことを日記に書く

 ある日、ある時、(  )から、話しかけられ時のことを書こう。

 誰かに話しかけられたことばを「書き出しに」入れて書くことから。

 

 こんな取り組みは、会話に」耳やこころをよせて、とらえる力を高めるだけでなく、日記がマンネリ化してきたときに有効です。新しい題材として、また、記述力を高めるための取り組みとして、とてもいいものです。是非、実践してみて作品を交流し合えたらと思っています。


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