南会津生活記

南会津での日々の〝ひとコマ〟をご紹介しています。
by s-k-y (presented by taito)

8月の尾瀬2010 足どり編

2010年08月12日 06時45分00秒 | 尾瀬国立公園
満を持しての夏尾瀬
希望としては気候の安定する梅雨明け直後に入山したかったのですが、諸事情によりやも得ず8月7日に入山、二泊三日コース!気力・体力・写欲的にはこれが限界!?

今回は荷物の軽量化を図るため、フィルムカメラオンリー!
マキナ67とベッサフレックスTM、レンズは2本のみと割り切りました。
でも記録用のデジカメは欲しいもので。。。お古の携帯で今回の〝足どり編〟を撮影です。

さて、スタートは馴染みの路線バス!
会津田島駅始発のこのバス、首都圏から電車で来る方々を乗せるため会津高原駅に立ち寄ります。水芭蕉とニッコウキスゲが咲き終わったこの季節、乗り込む人も少なく、ゆったりモード

11時頃に御池到着。
ここで身支度を改めて整えて、今年初となる燧裏林道へ出発
このコースはやっぱりイイ
ゆったりのんびり、湿原に原生林に
途中ご一緒した高齢の団体さん、前日は会津駒ヶ岳に登り、駒の小屋で一泊、朝方下山してから尾瀬ヶ原に向かっているとか。。。スゴイ



燧裏林道で撮影を楽しみつつ、3時間ほどかけて温泉小屋手前の尾瀬ヶ原休憩所に到着!
相変わらずここはのんびりしてて、たまらなくスキなのです



赤田代を抜け、ついに尾瀬ヶ原到着
尾瀬ヶ原に来たのは残雪期以来、とっても新鮮です。
盛夏も末期!?雲に至仏山が覆われます



まずは見晴地区の弥四郎小屋で水分補給!
尾瀬ヶ原ではここの水が一番



夕暮れ時に合わせて中田代へ移動。
ボク同様のカメラマンがひとり、ふたり。。。
負けてなるものかと、フレーミングに勤しみます


夕暮れを最後まで見届け、すると辺りは真っ暗
ヘッドライトを頼りに山の鼻へ移動。

途中、難所があります。それは牛首周辺。
ここは木道近くにまで樹木が茂り、川も近い。茂み&川と来れば野性動物の生息域
恐怖を押し殺しながら、クマ鈴を打ち鳴らしながら、野生動物が逃げやすいようゆっくり歩きます。案の定、シカは川の中をザブザブ移動、小動物は木道に飛び出し慌ててまた茂みにザクザクザク。。。胆が冷えます

山の鼻到着後はしばし休息。
軽食&ストレッチの後、至仏山へ
ここの上り始めも難所です。どこからか野生動物がボクを見つめているような。。。
クマ鈴を打ち鳴らしながら、岩場と階段が交互に続く登山道を登ります。

以前〝撮影ポイント〟と定めた場所、ん~、この辺だったかな?
早速星空撮影開始
空を眺めているとあっちでもこっちでも流れ星が降る降る
「来て良かった~」と至福のひと時。

星空撮影からやがて日の出。
ご来光です



ひとしきり日の出撮影を楽しんだ後、朝食を食べているとこの日初めての〝ヒト〟と遭遇。
老夫婦曰く「下から30名ほどの団体が来るわよ~、賑やかだから逃げてきたわ!」とのこと。。。同感です。ボクも身支度を整えて頂上へ出発
ちょうどその時、団体さんがやって来た!なるほど強烈

至仏山山頂へ一気に登り、人も少ない山頂を満喫
しばらくして先ほどの団体さんが来たので、老夫婦&ボク同様の単独派は追い立てられるように小至仏山へ
ここからは黙々と歩き鳩待峠休憩所へ。ここでしばし休息
実はここでお気に入りのおみやげがあります。それは「花豆甘納豆」、これが美味しいのよね~

さて、体力もやや回復したところで、アヤメ平へ向けて出発
ここは初めてのコース、意外に長く厳しかった
横田代・アヤメ平と楽しみつつ、この日の楽しみはアヤメ平からの夕暮れ!
が。。。濃霧出現 しかも風まで。。。

晴れることを願って待っていると近くの茂みの中でガサガサ
シカか?と様子を伺っていると。。。
黒い塊が茂みの中から飛び出して・・・、クマ
その距離20~30m
こちらを直視してないけど、確実にヒトの気配に気付いてる
ボクも様子を伺います。カメラはバックの中、とても写真を撮る余裕は無かった
1,2,3秒、クマは茂みにUターン!すかさずクマ鈴を打ち鳴らし、クマは留まりかけた茂みから遠くへ遠くへ、ガサガサガサと去っていったのでした
いや~、クマを直に目にしたのは初めて、咄嗟には何も出来ないものですね

そんなことにもめげず、夕景を待つことしばし。
しかし夕景は現れず、せめて星空はと粘ったものの、周囲は霧から雨雲へと変化
夜、ヘッドライトを頼りに富士見峠へ避難したのでした

結局、雨は朝方まで降り続き、夕景&星空&朝焼けは見事に空振り
予定では白尾山→皿伏山から尾瀬沼へ抜ける予定でしたが、余る写欲を満たすため、長沢新道から尾瀬ヶ原竜宮十字路へ抜けることに。
悔しいので富士見田代だけでもパシャ



長沢新道は比較的下りやすいコースではありますが、生憎の雨で木道はヌメヌメツルツル
おかげで特大の転倒二回
そのうちの一回は転倒の際に着いた右手の甲にリュックに積んでいた三脚のヘッドが命中。骨折したかと思うほどの激痛、満身創痍なのでした

それでも無事に尾瀬ヶ原へ下山。
見晴地区の弥四郎小屋まで戻って一息
ここではついついコーヒーを頼んでしまうのですよね~


見晴地区からは沼尻を通って尾瀬沼へ
このコースは身の危険を感じることなくハイキング気分で散策
被写体を求めてのんびり歩き、旅の終演を迎えます。
尾瀬沼のビジターセンターでクマ遭遇情報を報告し、hidamariさんにご挨拶し、長蔵小屋前の沢水を汲んで、いよいよ撤収です。

尾瀬沼を見納めしつつ、8月の尾瀬行を終えたのでした



ちなみに、今回のルートはこちら↓
頑張ったでしょ







★☆ 8月の尾瀬2010(8/7-9) ☆★
BessaflexTM + Carl Zeiss Flektogon35mm/f2.4 , PANCOLAR 50mm/f1.8
(ネガフィルムPREMIUM400をスキャナCanoScan9000Fで複写)


絵日記(8/7~8/9) ボクの夏休み

足どり編(お古の携帯V601SHで撮影)

キンコウカ編、 雲撮り編

花編、 ヒツジグサ編、 スナップ編、 ミドリ編

夕暮れ編、 星空編、 日の出編

中判カメラ編(Makina67)



★☆ 今までの尾瀬写真index ☆★




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hidamari)
2010-08-12 18:31:20
いや~、ハードな3日間でしたね!
読んでいるだけでも、えっ、どこで寝たの?と
いう感じですが、家に帰って爆睡したのでは?
私には到底無理です!!
でも至仏山の夜明けが見られてよかったですね!
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hidamariさんへ (s-k-y)
2010-08-13 09:00:37
先日はどうもでした
夕景・星空・朝日の三点セットとなると寝る暇がありません
山小屋に泊ってもどうせ寝れませんし、hidamariさんのようにテント泊でも寝れない事もありますから、開き直って活動してます
二日目の夜はさすがにやる事がなかったので、寝ました。疲れきるとどこでも寝れるものです
次回はどこを徘徊しようかな~
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Unknown (hukinotou2001haru)
2010-08-14 10:17:30
御無沙汰でした。

良かったですね~
素晴らしい写真が撮れて
満足げな顔が見えそうですよ。

こちらは、台風やら何やらで
あまり良くなかったですね。
雨ばかりが続きました。

今日も降ったりやんだりの蒸し暑い日です。
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hukinotou2001haruさんへ (s-k-y)
2010-08-16 06:54:29
盛夏の尾瀬はこの時が最後だったかもしれません。
この後は雨の日が多く、ひと雨ごとに秋の気配が漂います。
次は秋フォト!
またまた忙しくなりそうです



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