磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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核時代に生きる私たち-広島・長崎から50年-

2008年07月29日 | 読書日記など
『核時代に生きる私たち-広島・長崎から50年-』
   マヤ・モリオカ・トデスキーニ(編)/
     土屋由香、他(訳)/時事通信社1995年

片寄った見方の本であるとボクは思う。
--笑ったのは、日本人はアメリカの「検閲」を受ける前から、「検閲」を受けており、「検閲慣れ」していたという表現……。



この著者の紹介。下「」引用。

「1961年生まれ。パリ社会科学研究高等学院(EHESS)現代日本研究センター、ハーヴァード大学大学院博士課程在籍。」

フランスといえば、最近はひどい国だとしか思えない。

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--このようなアメリカ批判を繰り返されているのなら、本国のことでも大変なことだろう。
被爆された方は、日本国内でも大変ですよ。

永井隆などを批判。下「」引用。

「長崎の原爆犠牲者追悼碑にしばしば「原爆殉難の碑」と刻まれている」

この文句は広島にもありましたが、イデオロギーの嵐で消されてしまいました。

むかし、排仏毀釈があったごとく、野蛮な行為だったとボクには思えます……。

1989年9月15日、アメリカの核搭載艦隊デイビス号、艦長が平和公園に献花。
山口仙二などが、その花輪を踏んだ……。
--山口さんなどはイデオロギーなどのために行動されたとはボクには思えない。
反核でしょう……、人類愛としての……。

井伏鱒二の『黒い雨』が差別を描いたという……。
井伏は時代を描いたとボクは思う……。
そして、反核のために映画化されたとボクは思う……。

差別よりも、原爆の恐怖を日常のレベルで描いたように思える……。
日常のレベルに差別が含まれていた……。
こんなことを語っていたという……。下「」引用。

「井伏鱒二は晩年、広島について書いた『黒い雨』は戦争小説であるから、自分はもうそれを読まないのだと語っている。」

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また、永井隆批判がされている。下「」引用。

「検閲官は永井隆の『長崎の鐘』の出版を歓迎した。永井は長崎に住むカトリック信者で、四九年に出版されたこの作品の中では、原爆投下を「日本軍国主義への天罰」と見なし、戦時中の罪を償うために日本国民に投下された「神の摂理」と美化したのだった。」

これ自体に間違いがあるともボクは思う……。

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反核の本を書き、アメリカの非難をつづけるパリの研究員。
--その陰で、フランスは核兵器の拡散をしていた。
このような本は隠れ蓑だったのだ!
--そう批判されたらどうでしょうか?
的がはずれているとは思いませんか?
--もし組んでいなかったとしたら、そうなりませんか?

バーバラのようなアメリカの恩人もヒロシマにはいますね。
--平和をすすめるにためにも、忘れたくないことですね。

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映画『ゴジラ』にそれほどの意味があったとはボクには思えない……。
--放射能障害についても描いていない……。

木下の『この子を残して』を賞讃。下「」引用。

「木下の描写においては、この街を襲った原爆という災難に対する人道主義的対応としての、永井の無私の行為に重点が置かれている。」

人道主義で、式の時に、遺族を裁判にかけるようなことをするのか?
これは、木下の創作だったという。
--人道もいろいろあるものだ……。
恐怖政治をひかれた上での、人道主義など、ありえるとはボクには思えない。
--もちろん、日本の愛国美談などもズレがあると思う……。

「クラウゼヴィッツ的戦争を麻痺させる」と書かれてあった。
--どういう意味かわからなかったが、フランスは麻痺させるのが上手です。
核拡散させたのが、その証拠です。

毛沢東などもフランスで勉強しただけのことはあると思う……。
--もちろん、ご指摘どおり、そんなことも日本にもあるだろう……。
もし、本気で平和を願っておられるなら、お互いになくしていきたいものですね……。ボクはただの庶民ですが……。











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