『核時代と人間』
坂田昌一・編/雄渾社1968年
この本の編者・坂田昌一は、湯川や朝永とともに、バグウォッシュ会議に参加されていたそうです。
--さまざまなことが書かれてあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a4/59e6679e9f47a55a0cc0757d2e92e3c3.jpg)
日本はリストにいつも載っているという。下「」引用。
「原子炉を持つ国はたくさんあるが、原子炉の運転を続けると、核兵器材料のプルトニウムがたまってくる。それに精密機械工学と電子光学のある程度の水準があれば、原爆を作ることは不可能ではない。その気になりさえすれば原爆をつくれると思われる国名のリストが、いくつも発表されている。わが国はいつでもこのリストにのっている。」
直接手をかしたわけではないが、アインシュタインは……。下「」引用。
「ファシズムを打倒する目的をもって原爆をつくった科学者たちが、知らぬ間に原爆帝国主義という新しいファシズムの下に立たされている姿は、まことに大きな悲劇であった。アインシュタインは、日本の新聞から、原爆に対する責任について質問をうけたとき、「私はただ政府に対しウラニウムの研究を行なうように進言しただけである」と悲痛な調子で答えたのであった。」
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きちんと反省もできなかったオッペンハイマー。
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ほとんど何も理解できなかったエドワード・テラー。
三原則を評価……。下「」引用。
「この原則は原子力研究の中へ軍事利用の侵入を防ぎ、それを正しい健全な方向へむかわせる正しい指針であったことはまちがいない。今後もこの三原則を守っていく努力を続けていかなければならないのである。」
ないよりはあった方がよかったかもしれない。
--しかし、守られておらず、軍事関連のことが公開されると思った科学者が甘いという非難もある。
だけど、約束を守らない人たちがまず問題であると思う。もし、裏で組んでいたら同じように科学者も悪だろうが、それはなかっただろうと思う……。
平和憲法もよい法律であるが、日本政府は守っていない。
原子力潜水艦の有利さ。下「」引用。
「原子力潜水艦は、ディーゼル・エンジンと電池を使う従来の潜水艦と違って、原子炉を動力源として使っている。そのため運転中、空気を必要とせず長時間連続潜水が可能になり、水中で高速走行(三○から四○ノットと推定、三○ノットとすると一日に一三○○キロメートル走ることになる)ができることになった。大型化も可能になった。これらの変化は、ただ単に量的変化にとどまらず、潜水艦の役割を質的に変化させるのに十分であった。」
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「ナチスの道をあゆむアメリカ」ファン・ミロ(スペイン)著。下「」引用。
「-略-アメリカの一般の国民は、爆撃をうけたことは一度もありませんし、殺されたことも不具にされたこともありません。ですから、大多数の人は、あなたがた人民がうけた残虐行為を理解することができないのです。われわれの願いは、唯一の正義の戦争が、侵略と搾取からの解放戦争であることを知らせ教えることです。
侵略者に「平和共存」とか軍縮会談について、柔らかな話をさせてはいけません。」
これは間違いである。
ナチスの模範の国はアメリカ……。
ナチスのパトロンはヘンリー・フォード(自動車王)。
「宗教の悪い点」が書かれてある……。下「」引用。
「梅原 いまの宗教の話なんですけれども、宗教の悪い点として、無批判性と自己正当化ということをおっしゃった。それが宗教の二つの大きな欠点であるとすれば、自己正当化というのは、主としてキリスト教のもっている大きな弱点、無批判性はむしろ主としての仏教のもっている大きな弱点かと思うんですけれども、-略-」
しかし、その後もどちらも反省なされていない。
被爆者のなかには加害責任さえも背負われている……。
--彼らが加害をしたわけではない場合も多いのに……。
もちろんイデオロギーの人たちは背負うことなく、敵だと思われる人たちを攻撃するために加害責任発言された人もいるようだ……。
どうしたら、加害責任を背負ってくれたのだろう……。
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坂田昌一・編/雄渾社1968年
この本の編者・坂田昌一は、湯川や朝永とともに、バグウォッシュ会議に参加されていたそうです。
--さまざまなことが書かれてあります。
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日本はリストにいつも載っているという。下「」引用。
「原子炉を持つ国はたくさんあるが、原子炉の運転を続けると、核兵器材料のプルトニウムがたまってくる。それに精密機械工学と電子光学のある程度の水準があれば、原爆を作ることは不可能ではない。その気になりさえすれば原爆をつくれると思われる国名のリストが、いくつも発表されている。わが国はいつでもこのリストにのっている。」
直接手をかしたわけではないが、アインシュタインは……。下「」引用。
「ファシズムを打倒する目的をもって原爆をつくった科学者たちが、知らぬ間に原爆帝国主義という新しいファシズムの下に立たされている姿は、まことに大きな悲劇であった。アインシュタインは、日本の新聞から、原爆に対する責任について質問をうけたとき、「私はただ政府に対しウラニウムの研究を行なうように進言しただけである」と悲痛な調子で答えたのであった。」
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きちんと反省もできなかったオッペンハイマー。
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ほとんど何も理解できなかったエドワード・テラー。
三原則を評価……。下「」引用。
「この原則は原子力研究の中へ軍事利用の侵入を防ぎ、それを正しい健全な方向へむかわせる正しい指針であったことはまちがいない。今後もこの三原則を守っていく努力を続けていかなければならないのである。」
ないよりはあった方がよかったかもしれない。
--しかし、守られておらず、軍事関連のことが公開されると思った科学者が甘いという非難もある。
だけど、約束を守らない人たちがまず問題であると思う。もし、裏で組んでいたら同じように科学者も悪だろうが、それはなかっただろうと思う……。
平和憲法もよい法律であるが、日本政府は守っていない。
原子力潜水艦の有利さ。下「」引用。
「原子力潜水艦は、ディーゼル・エンジンと電池を使う従来の潜水艦と違って、原子炉を動力源として使っている。そのため運転中、空気を必要とせず長時間連続潜水が可能になり、水中で高速走行(三○から四○ノットと推定、三○ノットとすると一日に一三○○キロメートル走ることになる)ができることになった。大型化も可能になった。これらの変化は、ただ単に量的変化にとどまらず、潜水艦の役割を質的に変化させるのに十分であった。」
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「ナチスの道をあゆむアメリカ」ファン・ミロ(スペイン)著。下「」引用。
「-略-アメリカの一般の国民は、爆撃をうけたことは一度もありませんし、殺されたことも不具にされたこともありません。ですから、大多数の人は、あなたがた人民がうけた残虐行為を理解することができないのです。われわれの願いは、唯一の正義の戦争が、侵略と搾取からの解放戦争であることを知らせ教えることです。
侵略者に「平和共存」とか軍縮会談について、柔らかな話をさせてはいけません。」
これは間違いである。
ナチスの模範の国はアメリカ……。
ナチスのパトロンはヘンリー・フォード(自動車王)。
「宗教の悪い点」が書かれてある……。下「」引用。
「梅原 いまの宗教の話なんですけれども、宗教の悪い点として、無批判性と自己正当化ということをおっしゃった。それが宗教の二つの大きな欠点であるとすれば、自己正当化というのは、主としてキリスト教のもっている大きな弱点、無批判性はむしろ主としての仏教のもっている大きな弱点かと思うんですけれども、-略-」
しかし、その後もどちらも反省なされていない。
被爆者のなかには加害責任さえも背負われている……。
--彼らが加害をしたわけではない場合も多いのに……。
もちろんイデオロギーの人たちは背負うことなく、敵だと思われる人たちを攻撃するために加害責任発言された人もいるようだ……。
どうしたら、加害責任を背負ってくれたのだろう……。
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