総理がコジキでコジキがソーリィー 089 ヒトラーと精神科医 行政がいかに、嘘をつくかというのは、資料からでも見ることができる。 ヒトラーの場合はユダヤ人を殲滅するための計画を、ユダヤ人についての最終計画という、殺すなどということは一言も書かなかったし、彼はその前にも、精神障害者を生きていても仕方がない人と『安楽死計画』を施策として実行した。 その『安楽死計画』をはかったのは、せむしの伯母にたいするものであったというのである。 虐待を受けていた家庭では、その伯母にたいして悪くいうこともできなかった。それでヒトラーの心には『闇』がうまれたという。憎しみをそこに閉じこめてしまったというのである。しかし、その『闇』をつくったとしても、憎しみが消えたわけではないのである。 ヒトラーは権力をもったとき、その『闇』を不快に思い、なんとかしたいと思った。子どものころの、いまいましい思い出を消したいと思ったのだろう。そして、まず『安楽死計画』=『T4計画』を実行したのである。 精神科医たちは、手こずる精神障害者に対する最終計画を、心から受け入れた。 --これは素晴らしい施策ではないかと、協力的だったという。 --だれ一人、医者は反対しなかったという。 カトリックの修道会に属しているシスターたちは、そのような障害者の面倒をもみていた。現在でも、そのようなシスターたちは多い。 シスターたちは、どのように障害者が処遇されるかも、後々までも追ったが、医者たちはそうはしなかった。 また、シスターたちの多くは、ヒトラーに反対して、ガス室に送られて殺された。 --精神科医たちはヒトラーに協力的だった。 多くの障害者たちは、ヒトラーによって虐殺されたのだ。 精神科医たちは、くだらない仕事がなくなってよかったといっていたそうである。 ところが、彼らは、患者がいなくなったとき、彼らの職業もなくなったことを、ようやく知ったのである。 ソフトで教養のある人たちがしたことでもある……。
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