香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

できれば機嫌よく生きたい

2013-09-30 22:27:04 | 本のこと
岸本葉子さんの『できれば機嫌よく生きたい』

 ついにアラフィー&おひとりさま。素直に泣き笑いしたい。
 心の鮮度を保つのが一番のアンチエイジング。
 不透明な世の中を上機嫌で乗り切るヒントが満載。


実は、新聞広告を見て、岸本佐和子さんと間違えて
「おっ、新しいエッセイが文庫になったんだ
と決めつけて、仕事帰りにTS○○AYAで買ってきたのですが
全然、違う人でした
でもでも、何、この人、気持ち分かる分かる
年代も、独身女歴長く、おひとりさま度も似ているためか
書いてある内容が、すっと心に入ってくるのですよ
そして、北村薫さんの小説の主人公や、背景が好きという思いを読んで
ああ、そうそう、わたしもそこが好き うれしいよぉ
 実生活ではなかなか泣くに至らず
 フィクションで大いに泣いて、バランスをとるしかないのです

なんて、普段、言うことのない気持ちを文章になった感じ
エッセイストと言われる人たちの文章を読んでいると
自分が、こうやって書いているブログの文章って、
なんて未熟なんでしょうと反省してしまいますな

来年の2月の東京マラソにの応募したのですが
すっかり、やっぱり落選してしまって
名古屋ウィメンズマラソンも抽選になったのと
名古屋も京都も、東京に当たるかもと思って申し込まなかったので
来年は、フルマラソンの出場はないかも
でも、冬の間も走り続けたいし、大好きなお友だちにも会いたいので
1月に、ホテルと飛行機を予約しちゃった
ひとりで、あこがれの皇居をジョギングして
行きたいところに行って、できればお友だちと一緒に飲んで食べて
と、夢見る一日でしたん

第31回 余市味覚マラソン大会

2013-09-29 19:43:08 | 走ること
今日は余市味覚マラソンに行ってきました
早めに着くように、6:18発のJRに乗って
はい、いま話題の北海道JRです
小樽までは、何度も乗っていたのですが、
その先の余市や、倶知安方面はいつも車だったので
小樽を過ぎてからは初めて乗りましたが、
山道をトコトコ走って行く感じで、北鉄もこんな感じかなぁと
昨日、終わってしまった「あまちゃん」を思っていました

余市駅から徒歩15分くらいかな
会場に着いたら、参加賞や景品の果物のにおい
残念ながら、景品は当たらなかったけど、
参加賞のぶどうとプルーンはとっても美味しかった
早くついたので、余市川の河川敷をゆっくり走ったりしていました


スタート地点は、なんだかほのぼのする感じ

参加人数1300人くらいの、こじんまりとした大会で
地元のチームや会社の方々の参加が多いようでした

10:35にスタートすると、緩やかな山道を上るコースで
途中、ブドウ畑の間を走ると、ブドウの香りがぷんぷんして
天気もとてもよくて、すごく気持ちがいい
折り返しまで、ずっと緩やかな上りだったけど
前半に上りのコースが好きなので、元気よく走る 走る
後半は、緩やかな下りの中、ちょっと急な上りがあったけど
分かっていたことなので、頑張ったけど、ちょっとぐったり
それでも、わたしにしては頑張って、走り続け
残り1kmは、歩幅を広くと意識して走り抜けました~
終わってみたら、おたる運河マラソンとほぼ同じ記録
58:27でした

終わって、着替えて、ビール~
福岡でよくあるという、焼きラーメンと一緒にぐい~っと
いやぁ、美味しかった この瞬間のために走っているのかも
朝は、曇り空だった余市川も、帰りは爽やかな秋空でキラキラ

すぐに海という場所なのです


余市駅に着いたら、バスで帰ろうと思っていたら
ちょうどJRが10分後にあったので、小樽まで行って
小樽からはエアポートが2分後にあって、
行きは1時間以上かかったのに
帰りは45分くらいで帰って来ちゃいました
小樽から銭函に向けては海岸列車

窓の外にすぐに見える海を見て帰ってきました

ひとりで参加して、知っている人にも逢わずに帰って来たけど
なんだか、すごく楽しくって、また来年もできたら参加したいなぁ

恋しくて

2013-09-28 20:31:26 | 本のこと
村上春樹さんが選んで訳した
世界のラブストーリーと
書き下ろし短編小説
   『恋しくて』

 初心者も安心の素朴な恋物語、
 上級者ならではの屈折した恋愛...
 恋をテーマに現代作家の作品をセレクト。
 訳者書下ろしの「恋するザムザ」を加えた
 全10短編収録。恋愛甘苦度表示付き。


簡単には分からない、想像できない人の気持ち
難解だ・・・恋することが?これが恋?
身近なこと、微笑ましいこととは両極端な現象?
村上春樹さんの書き下ろし短編は
読み始めてすぐに。カフカの『変身』?と・・・
不思議な読了感の短編集
でも、たまにはこういう本を集中して読むのもいいのかな

    

今日は、ちょっと色々とあって、、、
自分のこと、性格を改めて考えるきっかけになりました
頑固、面倒くさい、素直じゃない、いじけやすい
こういう悪いところは、年を重ねても若かった頃と変わらない
もう、いやんなっちゃうけど、
これからも付き合っていかなくてはね
自分で言うのもなんだけど、いいところだってあるんだし
欠点は特技にもなるんだし・・・な
なんて、つらつらと考えていました

津軽百年食堂

2013-09-24 01:47:03 | 本のこと
森沢明夫さんの『津軽百年食堂』

百年の刻を超える「こころ」の物語

 ふるさと「弘前」を離れ、孤独な都会の底に沈みように暮らしていた陽一と七海。
 ふたりは運命に導かれるように出逢い、惹かれ合うが、やがて故郷の空へとそれ
 ぞれの切なる思いを募らせていく。一方、明治時代の津軽でひっそりと育まれた
 賢治とトヨの清らかな愛は、いつしか遠い未来に向けた無垢なる「憶い」へと昇
 華されていき……。桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻を超え、営々と受け継
 がれていく<心>が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語。


物語の中の風景を思い浮かべ、
心のきれいな人たちが傍にいるような気配を感じながら
やさしい気持ちになる言葉にあふれていました
母が足に障害を持った息子に言う言葉
大切な人が離れていってしまう時に感じるどうしようもない刹那
思いがけず言ってしまい後悔し悲しい親への心ない言動
幼なじみと
「あーあ、なんだか不思議だよね。思い出って。楽しかったことも、
切なかったことも、死ぬほど悲しいって思っていたことも、
結局はみんなまとめて笑えるネタになるなんて」
そんな会話ができる関係を築いてきた人たち
きれいな小説だなぁと思いました

同じシリーズの『ライアの祈り』

『津軽百年食堂』に続く青森三部作完結編!

 青森県八戸で眼鏡店の店長を務める桃子はバツイチの35歳。
 弘前で100年続くそば屋の長女でもある。不幸な離婚を経験、
 恋に臆病になってからずいぶん経っている。そんなある日、
 人数合わせで誘われた飲み会で出会ったのは、何とも風采の
 あがらない考古学者だった。彼の手引きで遺跡の発掘に目覚
 めた桃子だったが……。
 平成から遡ること遙か昔。縄文の村で暮らす若き狩人ライア。
 化け物のようなイノシシと果敢に戦い、決して弱音を吐かない
 勇者だ。心に「神の欠片」を持つライアは不思議な魔力を持つ
 愛犬ギンを従え、波乱の人生へと船出してゆく……。
 平成と縄文の二つのドラマが感動のクライマックスへと読者を導いていきます。
 現代人が忘れかけている温かくて懐かしい心と心の触れあいが
 今作品のテーマです。さらに青森の手つかずの自然、遺跡、
 そして思わずつばを飲み込む美味しい食べ物の数々。心が辛い
 今だからこそ読みたい、ハートウォーミングな傑作小説が誕生しました。


実は、こちらの方を先に読んでいたのだ
『津軽百年食堂』では脇役だったけど、いいなぁこういう姉さん
という桃子さんの、心に秘めた思いや人を思う考え方が男前で魅力的
こちらもやっぱり、心に残る言葉であふれた小説でした
縄文時代のこと、パプアニューギニアの原住民のことも
興味深く、面白く読める小説でした

    

夕方から調子が悪くて、ずっと横になっていて
夜になって本格的に具合が悪くなり、早くに寝ていたら
こんな時間に目が覚めて眠れず・・・のブログアップです
多分、疲れがたまり過ぎていたのでしょう 
昼間は、体が妙に重かっただけれども、走りました
琴似発寒川沿いをずっと上って左股川へ

去年、初めてエフランの人たちと一緒に走った餃子ラン
ひぃひぃ言ってとても走れないと弱音を吐いた
小別沢トンネルに向かう道をあの時とは逆から向い、
やっぱりここ、札幌とは思えないなぁと

小別沢トンネル手前はやはり歩いてしまったけど
トンネルを超えるとずっと下り坂、やっと下り坂
思えば、9kmずっと上り坂、頑張ったぞ自分と思いつつ
15kmのおひとりさまランを走りきりました~

帰り道に近くを通った大倉山展望台
多分、先週、火野正平さんが来ていたのですね
今週からまた始まる「にっぽん縦断 こころ旅」は北海道から
木曜日は、大倉山に来るようで、知っているところだとテンションがあがる
ただ、高所恐怖症の火野正平さんは、ロープウェイに乗れたのだろうか・・・
楽しみに木曜日と、土日分は録画しておこう

さて、またお布団に入って目を閉じよう

お彼岸

2013-09-22 23:02:54 | なんでもない話
父が亡くなってもうすぐ3年
母と一緒に恒例となった、お彼岸のお墓参り
2~3週間前にレンタカーを予約するので天気は想定できなけど
毎年、とてもいい天気の晴れ母娘コンビ
白鳥大橋展望広場公園では、海がキラキラ光っていました


お昼は、伊達SAで軽く食べて
ベンチに座ってとうきびを半分づつ食べておしゃべり

左から、有珠山、昭和新山、羊蹄山がきれいに見えました

去年同様、道の駅そうべつに行って、野菜やお花を買い込んで
ご機嫌で帰って来て、夕ご飯は回転寿しにふたりで行き
おなかポンポンで、朝、家を出て10時間後に無事帰還

枝豆はこの量で150円 かぼちゃ100円
シャドークイーンという紫じゃがいも、トマト、りんごを買って
お墓に置いて来れなかった果物をもらって
何故か円山ぴりかという半熟せんべいと小樽ワイン
珍しく、食べ物でいっぱいの部屋になって・・・幸せ

昨日は、午前中に走る予定が、腹痛で走れず
夜、狸小路での飲み会に参加して、食べて飲んで
今日は、こんなに食べ物に囲まれて、もちろん走る時間はなく
おいしく楽しく食べて飲むために
明日は、走らなければ 

100年後の人たちに

2013-09-18 23:03:23 | なんでもない話
だんだんと日が暮れるのが早くなってきて
仕事も少したてこんでいて
(忙しいという文字は嫌い 心が亡くなるんだ
帰りが遅くなる日も多いので
ずっと平日は、夜に走っていたのを
今週から、朝ランに変えるようにしたのです

TOKYO FMの中西哲生のクロノスを聴きながら走る朝
その中で、ヒューマン・ケア・プロジェクトというコーナーがあるのだけど
昨日、今日と、震災怪談のお話を続けて聴いたのです
震災から2年半、被災地の人たちの間で、”不思議な体験談”が広がっていて
その体験談や創作物語を公募している中のお話をひとつ昨日は聴きました
そして、今日は、どうしてそのようなことをしているのかというお話

遠野物語の中に、明治の大津波に関する怪談話があったそうです
当時の人たちが何を感じ、どう経験を昇華して生き続けたのか
100年前の津波でも、こういう体験や想いがあったことを知れば
私たちもなんとかやっていける。だから、物語を残すことで
100年後の人たちに、いま自分たちもこうなんだから
100年後のあなたたちも大丈夫だよというメッセージが伝わればよい
というお話を聴いて、
100年という大きな単位で物事を考え行動している人がいる
なんだか、胸が熱くなってしまったのです


丁度、北大の農学部の前を走っているときで
この樹々は、100年前もここにいたのかなと考えて
自分や自分の周りのことだけじゃなく
少し頭を切り替えたものの考え方をしてみてもいいんじゃないかな
わたしにだって、なんらかの生きている意味があるのだとしたら
いまを生きていることによって、なにかだれがのためになるのかな
なんて、めずらしく徒然と思いながらの朝ランでした

仕事帰り、大きなきれいな月が輝いていました

明日は中秋の名月だから、今日は14番目の月
 次の夜から欠ける満月より
 14番目の月がいちばん好き


帰ったらポストに札幌ハーフマラソンのゼッケンが送られてきていました

その1週間前は余市味覚マラソン10㌔で葉書が送られてきた
両方とも、最後まで頑張って走れたらいいな

かがみのもり

2013-09-15 20:22:27 | 本のこと
大崎梢さんの『かがみのもり』

新米教師と中学生男子が守るのは、謎めいたお宝と気になる女の子。
手に汗握る、痛快アドベンチャーミステリー!

 お騒がせコンビの中学生男子が持ち込んだのは、金色に輝くお宮の写真。
 トラブルが始まったのは、それがきっかけだった……。
 片野厚介は新任の中学教師。教え子の笹井と勝又が、
 立ち入りが禁止されている神社の裏山で、
 美しい奥宮をみつけたと言ってきた。
 その在処をめぐって接触してくる、怪しい組織と、謎の美少女中学生。
 降りかかるピンチの連続に、三人は、幻のお宝を守れるのか!?


ドキドキわくわくしながら、あっという間に読んでしまった
大崎さんの小説って、読後感が悪かったことがないけど
この本もそうで、きっと人を見つめる目がやさしいのだろうな
小学生や中学生の時に読んだら、もっとドキドキして楽しかったろうな

    

今日は朝方に、バケツをひっくり返したような大雨で
雨音にびっくりして起きてしまい
雷がピカピカ光ってドンドン音がして、騒がしい朝だった
それでも、お昼過ぎには小雨になってきたので
入念にストレッチして、少し走りに出かけたのだけど
走っている途中で雨が強くなってきてしまったので
農試公園の方をくるっと廻って5kmほどで帰って来てしまった
少し物足りないけど、ジャンバーを着ていたので
家についたら、驚くほど、汗がだっくだく
そして、ポストの中に入っていたのがこれ

以前、ランニングイベントに参加させてもらった
ハノハノの福田さんのブログで紹介されていた
和紙・シルクのランニングソックス
独自の和紙素材は、綿の約3倍以上の強度で長持ち
伸縮性がよく、薄く軽くて、丈夫さを兼ね備えたくつ下は
ランナーのシューズと足のフィット性を高め、摩擦熱を軽減
日々のトレーニングを快適にサポート・・・してくれるって
明日、少しでも雨があがったら、履いて走ってみよう

2013年9月14日

2013-09-14 21:05:46 | なんでもない話
雨の降る音で目が覚めて
やっぱり天気予報通り、9月の雨だ
と、思っていたら、9時くらいから雨が上がってきた
ムシムシの暑い一日

この前、再放送で見た
”「貴婦人と一角獣」の謎に見せられて”
という、ジュルジュ・サンドのタペストリーの謎を
作家の原田マハさんがお話する番組で
新作も出されるとのことだったので
楽しみにしていたら、今月の26日に
『ユニコーン ~ジョルジュ・サンドの遺言』
として出版されるという嬉しいメール
楽しみ 楽しみ
来月の23日には、斉藤和義さんのアルバム
『斉藤』と『和義』
そして、初めてのエッセイ『斉藤和義本』が出るのだ
来週の火曜日には生和義さんに逢えるし
楽しみ 楽しみ

今回の連休は天気が悪い予報だったので
晴耕雨読、雨が降ったら本を読んで
隙間をぬって走ろうと・・・

今日はお友だちとPaul's Cafeで一杯
 
フラフラとウインドウショッピングした後だったので
ちょっとほろ酔いかな
早めにおうちに戻って、
昨日、花時計で買ってきた週末花束に癒されてる

おいしい水

2013-09-10 22:56:53 | 本のこと
原田マハさんの『おいしい水』
画は伊庭靖子さん

 携帯電話もメールもないあの頃、
 会いたければ、待つほかなかった。
 知りたければ、傷つくほかなかった。
 私は何ひとつ、あなたのことを知らなかった-。
 80年代の神戸を舞台に、
 若い恋の決定的瞬間をたどったラブストーリー。


とても薄い本なのです
伊庭さんの透明感のある絵が素敵
若い時の、苦しい不器用な恋を思い出す
ノスタルジックな切ない気持ちになりました

    

今日はとっても良い天気で、少し暑いくらい
午前中、小樽へ行くバスの中からパチリ

行きも帰りも景色を楽しんで、のんびりしちゃった
石狩の方までくっきり見えましたよ

本棚を

2013-09-08 19:17:13 | なんでもない話
狭い部屋を改修した時に作った本棚と、
20代の時から使っている本棚から本が溢れている
何年かに1回は整理していたのだけど
ふっと考えたの。。。
これからの人生で、もう一度読む本、手元に置いておきたい本
思い出深い本だけを残して、整理しよう
シンプルな生活をしよう。。。と

そう思って本棚を眺めて、作業量にくらっ
いや、なんとか、来月の末くらいまでには
と、ここで宣言


今日は久しぶりに気持ちのいい青空
午前中、10km走って
午後からは、新しい眼鏡を取りにいって
美容院でカットとトリートメントしてもらって
4時前に大通公園から自転車で帰ってくると
すっかり肌寒~いんだからびっくり
夏、終わるの早いよぉ