香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

もしもし下北沢

2012-08-06 21:23:12 | 本のこと
よしもとばななさんの『もしもし下北沢』

 父を喪い一年後、よしえは下北沢に引っ越し、ビストロ修行に
 励んでいた。父の匂いはもうかげないし、言いたかった言葉は
 届かない。泣いても叫んでも時は進んでいく。だが、母がいれ
 る濃くて熱々のコーヒーにほっとし、父の友人の言葉で体と心
 がゆるむ瞬間も確かにあるーー。殺伐とした日々の深い癒しと
 救済を描いた、愛に溢れる傑作長編、


単行本が出た頃、てっきりエッセイだと思っていたのです
タイトルがエッセイぽくないかな
お友達がご自身のブログでとっても良かったと感想を書かれていたのと
小説だとわかったので、読みたいなぁと思っていて
今回、文庫本となって発売されたので即購入
ばななさんの本は、好きだと忘れた頃に何度も読み返すので
手元に置いておきたいのです

これは、人の再生の物語ですね
ばななさんらしく、悲しい人の心の中心からの絞り出す声と
冷静に廻りや自分を見ての考えが交差して
切なくて悲しかったけど、少しづつ前に進もう生きていこうという
やさしさ、つよさ、明るさ、切なさが心に刺さって涙が出そうだった
大切な人が死んでしまうことは、想像もしたくないけれども
忘れられず、悲しさは薄まらず、いつでも会いたいと思う気持ちが
思い出すたびにわき上がる。。。でもそれでいいよって
自分を否定しなくていいんだよって思う
ちょっとまとめられませんが、きっと読む度に何かをみつけそうな本です

     

土曜日に、仕事での知り合いの方に紹介して頂いたHPの方々が
北海道マラソンに向けての練習もかねてみんなで走ろうという会に
無謀にも参加させてもらっちゃったのです
桑園駅で待ち合わせをして、集まったのは16人くらい
みなさんで走りはじめた時は、初めての経験でちょっと感動しちゃった
桑園から、円山の方に向かって、円山公園を登っていって
動物園の脇を通って、藻岩山麓通りに出て、大倉山の方へ
そして、山登りのような道を通って小別沢トンネルへ

坂に見えないかもしれないけど、すごい登り坂なのよーーー
そんな山道も、途中歩いたのはわたしだけで、
みなさん走って登って、涼しい顔をしているんだからびっくり
ひとり、Takaoさんという女性がずっと一緒に走ってくれて
わたしは遅いのでいつも最後の方なのに、隣で走ってくれて
色々とお話もしてくれて、本当にうれしかったのです
そして、みなさんもところどころで、笑顔で待っていてくれて
上り坂が終わってコースも半分まで行った西野左股では
ひぃひぃ言ってみなさんのところにたどり着いたわたしたちに
やさしく拍手で迎えてくれて 申し訳なさと有り難さで
その後、琴似発寒川沿いをずっと下に降りていって
わたしは、農試公園でみなさんと別れたのだけど
その後7kmくらい走って、お風呂にみなさんで行ったそうです
いや~、すごいなぁ わたしも少しでも近づけるのかしら

その後、札幌駅北側の満福やというお店での宴会にも参加させてもらって
おいしいビールとぎょうざと、
楽しい会話で、本当に楽しい思いをさせてもらいました

走ることが好きになって、
いつもひとりではしっていたし、それで満足もしていたけど
みんなで、走って、そういう仲間との宴会に参加できること
幸せだなぁ うれしいなぁ とホント楽しかったーーー



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2 コメント

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Unknown (ジュリ)
2012-08-13 16:12:51
はじめまして。
今、「もしもし下北沢」読んでるところです。
よしもとばななさんの作品は、人々の強さ、前向きさが感じられるような気がします。
私が読んでいるのは単行本なのですが、文庫本の方が表紙が素敵だな。
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ジュリさん ()
2012-08-13 18:22:13
はじめまして
コメント、ありがとうございます

よしもとばななさんの本は、若い時に嵌って
読んでいたのですが、
この頃は気になった本や、友人のお勧めの本だけです
でも、わたしもいつも温かい気持ちにしてもらいます
好きな作家さんのひとりです
単行本と文庫本、両方の表装を楽しめますね
ジュリさんの感想も楽しみにしています

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