香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ジヴェルニーの食卓

2013-04-01 21:50:35 | 本のこと
原田マハさんの『ジヴェルニーの食卓』

 美の巨匠たちは何と闘い、何を夢見たのか
 ドガ、セザンヌ、モネ、マティス。時に異端視され、
 時に嘲笑されながらも新時代の美を果敢に切り拓いた
 偉大なアーティスト四人の愛と友情、
 そして格闘の日々を色鮮やかに蘇らせる短編集。


小説を読みながら、美術館を歩いているような感じ
不遇だった画家たちと、力となる人たちの
狂おしいまでの絵に対する気持ちが心に痛い
1編1編が短編であることがもったいないような
もっともっと小説のなかにいたいような
そんな気持ちにさせてくれる小説でした

札幌はいっきに雪が溶けて春の足音が大きくなってきました
風は冷たいけれど、日差しが眩しく、気持ちが浮き立ちます
今日、仕事で歩いた大通公園のテレビ塔は
10年に1度のお色直し中で、下の方は足場がかかっていました

6月くらいに工事が終わるので
一気に咲く花々と一緒に、大通公園が華々しくなるのだな
うちの福寿草も毎日花を咲かせてくれています

にょきにょきと伸びてもいます