『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・『RED』

2015年09月18日 | ・ロバみみの芝居小屋
最近、何をしていても手を止めて振り向いてしまうCMがあります。

本木さんと北川さんがやっているトヨタのCM。

そうです。

アルゼンチン・タンゴのあの切なくてスタッカートな調べに、

「あ、ニコラス」

って思って、剛くんの静かなたたずまいがそこにあることを期待してしまう。

そしていつも、「そっか。違うんだ」と肩を落とすのです。

今思い出しても、いい舞台だったなーとしみじみ思う。

「ブエノスアイレス午前零時」

静かで切なくて、ジリジリ熱い感じ。

あー、観たいな。カザマとニコラスの乗り移った剛くんを(遠い目)。
DVDにしてくれたらよかったのになぁ。

って、これは雑談。

本題は「RED」です。

客席中にブエノスアイレスの港の灯りが灯った、新国立劇場の小劇場の方。

こちらは田中哲司さんと小栗旬くんの二人芝居ですね。

内容は一人の芸術家と画家志望の青年の会話劇。

ひたすら芸術論を闘わせ、時折、青年の身の上話が挿入される。

セリフの応酬なのですが、正直、あんまり頭に入って来なかった……(汗)
芸術のことには、とんと疎いわけで、

「ん? 誰を引き合いに出して、何を言わんとしてるの?」

「え? 今のは何の話?」

頭の中の「?」が処理しきれないままに、次の「?」がやってきて、
やがて瞼が重くなる……みたいな(笑)

いやいや、必死にこらえましたけどね。
小さい劇場なんで、居眠りしてる客は、役者からも見えるでしょうから。

歴史モノもそうだけど、予備知識があった方が楽しめる作品ってやっぱりあるからなー。

でも、芸術を追い求める画家と、世代交代を通告しながらも彼を敬愛する青年との
やりとりや駆け引きの中に、かすかに生まれた芸術家同士の機微みたいなものは伝わりました。

すっごく昔に観た舞台、堤さんと石橋蓮司さんの
「ライフ・イン・ザ・シアター」を、ちょっと思い出しました。

ベテラン俳優と若手俳優の世代交代の話だったかな。

結構いい舞台だったことだけは覚えているのですが、
詳細は忘れてしまいました……。

今年はちょっとお芝居の本数は少な目ですが、
落ち着いたらまた、前のペースで劇場に足を運びたいなーと思っています。

色々、観たいお芝居もぼちぼちチェックしておりますので。

尻切れトンボ気味ですが、「RED」に関してはこの辺で……(汗)


・劇団☆新感線『五右衛門VS轟天』

2015年09月15日 | ・ロバみみの芝居小屋
先月の観劇だったのですが、
ずっとV6のことでワラワラしていたので、放置していました。

劇団☆新感線、35周年オールスターチャンピオンまつり!

あっちもこっちもアニバーサリーイヤーで、
ロバみみはてんてこ舞いです。

ひらたーく言えば、
橋本さん扮する轟天が、五右衛門の子孫の悪巧みを過去から世直ししてやるってことで、
タイムスリップして古田さん扮する五右衛門と対峙する話でした。

古田さんと橋本じゅんさんの新感線・二本柱が大暴れ。
まあ、これは期待通りです。

古田さんは「リスクの神様」と同時進行ですかね。
なんかすごい。

さすが、「足だけ細い」おじさんだ(笑)

そして、なんといっても池田成志さん!

それはもう、お腹いっぱいなクドイ演技(?)で、
客席をギトギトに(笑)

池田成志さんはロバみみにとって大倉孝二さんと並ぶ反則俳優(笑)

そこにいるだけで笑ってしまう。
野田さんの「MIWA」で、あのきれいとは言い難い女装姿が、
目を閉じれば今でも瞼の裏に浮かぶ……(笑)

マローネ・高田さんが思わずたじろぐくらい、
本気で中谷さとみちゃんをはたいてましたが、
もうパワー全開でした。

いいぞ、ばってん不知火。

ちょっとオタクで危ない感じの粟根さんも、
リカちゃんコスプレも素敵に着こなす松雪さんも素敵でした。

賀来賢人くんも頑張っていました。
「これじゃ、ただのハンサムくそ野郎じゃないかっ!」
って、いーと思います(笑)

ジブリのおもしろモノマネ仮装軍団、笑いました。
メイン食う勢いの存在感でした(笑)

そして、マローネと体が入れ替わっちゃった五右衛門が飲んでいる居酒屋に現れた
この日のスペシャルゲストは、アンヌ・ザ・トルネードの装いの天海祐希さん。

相変わらず凛々しくてお美しい!!

元々、新感線が好きで、一度出演のお話を頂いたのに、
それが叶わなかった作品は、悔しくてDVDを観ることもできなかったとカミングアウト。

でも、初出演が決まった途端、パッケージを開いて観たそうです(笑)

このサプライズゲストは毎日(?)違っていたようですね。
渡辺いっけいさんとか、浦井さんとか。
色々と見れた方がうらやましいです。

いやー、さすが35周年。やるねぇ。

とにかく、色々てんこ盛りで、わっちゃわちゃでしたが、
「オールスターチャンピオンまつり」ですから。
もう、客席も一緒に盛り上がっちゃってって感じで、大騒ぎでした。

個性的で面白いおじさんたちは、まだまだ元気!

今後の新感線も楽しみです。