『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・『ムサシ』埼玉楽

2009年04月19日 | ・ロバみみの芝居小屋
長丁場の埼玉公演ももう最後
5度目の「ムサシ」
3月にもう一回くらい観ておいてもよかったかな…と思いつつ、
今日で最後とあいなりました。
でも、無事に初日も楽も入れてホッとしております

今日は始めてのセンターブロック。
後方席だったけど、でも入れるだけエンタメの神様に感謝です
でも、全体が見渡せてお芝居を観るにはいい席でした。

「ムサシ」は、例えるなら「おにぎりみたいな作品」でした。

日本人の心の食材、白いお米のよさを一番引き出す
分かりやすい料理なんですが、
食べていくとそのたび具が少しずつ違う。
外見は白いお米と海苔で同じに見えるけど、
中身は梅干だったり、シャケだったり、昆布だったり…。
そんな、観るたびに違う味のする、おにぎりのようないい舞台でした
(ん?ちゃんと褒めてるの伝わってる?

初日では、冒頭の武蔵と小次郎の決闘で
まぶしそうに太陽に手をかざす旬くんの芝居もあまり気にとめなかったけど、
実は、逆光効果を狙った武蔵の策略で、
のちのちまで小次郎が武蔵を卑怯者よと文句たれてる
原因のひとつなんですよね

何回か観ると、そういう細かいところまで気づけて
楽しみが増えていきます

昨日の昼公演では、
「それがしの方が、はるかに残念ですぅ~
と泣く芝居を、旬くんは力強くキレたまま言ってしまってましたが、
今日はちゃんとメソメソしてくれて、かわいかったです

5人6脚も、最後なので大暴れでしたね
鋼太郎さんが押しつぶされてうめいていて、
笑っちゃったのか旬くんは顔をあげないし、本当におかしかった
息切れしちゃって、大変そうでしたが、
客席は大爆笑の拍手喝采
かなりの見せ場です

旬くん以外の役者さんもすごく素敵です。
「笑顔」だけで客席を笑わせる竜也くんって、スゴイです
すり足もスゴクきまってるんです
上半身がブレないから、かっこいいの!

で、今回のダークホースは大石さんだろうとロバみみは思います
お茶目で、お調子者の平心坊は、客席の心を掴みまくっていました
あの独特のお声もいいし、
「どわーっはっはっはっ!それがお手当てがよくて」のくだりは
本当に会場中が大爆笑でしたね
蜷川作品には頻繁に出演されているので、よくお見かけしますが、
今回が一番のハマリ役、アタリ役ではないでしょうか?

そして、やっぱり井上ひさし先生リスペクトですよ
乙女の父親が江ノ島の沖で船をひっくり返されて亡くなったのと
「カチカチ山」の泥舟で沈んだタヌキの話はリンクしてるし、
細かい芸がきいてる

「命を粗末にしてはいけないよ」
「どんなにつらくて悲しい日も、生きていればこそのもの。
 なくして初めてその素晴らしさに気づくはずだよ」

そんなメッセージが、最後に客席にプレゼントされます。

本日は埼玉楽ということで、蜷川さんと共に井上先生も
カーテンコールでステージに登場されました
紙ふぶきが舞ってキラキラして、銀のテープまでが降って来て
にぎやかなカーテンコールになりました

本当にお疲れ様でした。
楽しい時間をどうもありがとう
大阪公演も頑張って!

でも、小栗マンスリーも今日でおしまいか…。
淋しいなぁぁぁ

・4/18『ムサシ』マチネ&ソワレ

2009年04月18日 | ・ロバみみの芝居小屋
今日は一日のうちの約6時間、さいたま芸術劇場に缶詰でした
昼も夜も「ムサシ」です
旬くんの舞台は、
「やばい、チケット取れない~」と泣きながらも
今のところ何とかなっている強運なロバみみ

「ムサシ」も、この埼玉楽の前公演の昼夜公演手が手に入って、
どちらか手放そうかと思ったんですが、
チケットを手にしてみたら、5列目と2列目
もう、行くしかないでしょ?
っつーことで、舞台人生初のマチネ・ソワレ、連続観劇!

でも、本当にすごく楽しい作品なんで、
何度観ても笑ってしまう

犬猿の仲のムサシと小次郎の小競り合いを防ぐために
二人を挟んで5人がやる「5人6脚」は、本当に最高
寝惚けた鋼太郎さん達に、つながれたままの旬くんと竜也くんが
引きずりまわされたり、のしかかられたり、扇子でたたかれたり…

初日よりどんどんエスカレートしていて、
1部では旬くんまでもが舞台からズリ落ちそうになっちゃうし、
2部ではメタメタになってきた竜也くんを
旬くんが扇子で叩くなんてこともあって、
いやー、何回観ても相当面白いです

1部はちょうど、舞さんが身の上話をしている最中、
ロバみみの正面で旬くんが扇子をつかって剣の素振りをしてるんですが、
あの刀に見立てた扇子で、もうハートをザクザク斬られまくり

2部も2列目だったんで、本当に久しぶりに胸の高鳴りを
押さえ切れませんでした
本気でドキドキした

あのアーモンド型の目が、照明に反射してキラキラしてて
すごく幸せな気持ちになりました
すり足タンゴの時も、鋼太郎さんに笑わされて
素の旬くんスマイルが炸裂してて、
ロバみみはメロメロでした

本当に旬くん、コメディ、上手になったなぁ~
井上ひさしさんの脚本が素晴らしいっていうのもあるし、
蜷川さんの演出も手伝ってるっていうのもあるんだけど、
今までの舞台で、一番お客さんに愛されるキャラになってる気がする

王子様っぽくないのが、今回はすごくいいです
人間味溢れる役柄で、憎めない男なんですよ。これが

いい作品にめぐり遭えて、旬くんは幸せ者だ
そしてその旬くんを観れるロバみみは、さらに幸せ者だ

そういえば、「りの君」で一緒だった山本くんを見かけた気が…。
よくわからなくて、
「あれ、山本くんかなぁ~?ドラマの撮影今日はないのか?」
と思いながら、トイレに並びつつ見てたら、隠れられてしまった…
ガーンごめんよ。山本くん(多分)。

さて、埼玉公演も残り1回!
なんか、あっという間でしたね。
淋しいですね~

・『クローズZEROⅡ』舞台挨拶

2009年04月11日 | ・ロバみみシネマ
祝・公開初日!
死にもの狂いでゲットしたチケット。
舞台挨拶のお昼の回に参加して来ました。

初回に参加できなかったのは残念ですが、
2回目の舞台挨拶、相当おもしろかったよ。
取材が入ってなかったから、とにかく皆、自由。

旬くんが、いきなり「こんばんはー」と昼から言ってしまい、
「今、フツーに間違えた(笑)」なんて始まりでした。

そして旬くんは、相変わらずまっすぐジッとしてられなくて、
ふらふら、ふらふら。
うつむいたまま、山田孝之くんの前に、ふら~んと揺れながら
かぶってしまった時には、さすがに三浦春馬くんに
引き戻されておりました。

「見どころは?」の質問にも、皆めちゃくちゃ。
旬くんが
「あっくんとのボーイズラブ的なシーンが…」と
言えば、皆、それに続くありさま。

春馬くんだけがマジメな発言で一番オトナでした。
「僕、おもしろいこととか言えないんですけど」と言いつつ
「桐谷健太くんの接着剤が出てくるシーンがおもしろいです」と。
すると、今回ロバみみの大注目選手、桐谷健太くんは
「春馬くんとは、会うの2回目くらいですけど、
今、まさにボクと春馬くんの心も接着剤でくっつきました」と、
うまーいコト言ってました。

その桐谷くんの見どころは
「敵のホウセンの道場のシーンで、鋼の肉体が披露されるんですが、
 その後ろの銀杏(頭丸刈りの集団だったのでこう呼んでいたそうです)の中に
 あきらかに鍛えられてない銀杏がいて、そこに注目です!
 かなりの存在感を持って映ってるんですよ。もっちゃり銀杏です」
と、軽快にとばしてました。
彼は、本当に面白いよね~。
よかったよ。ブレイクして!

そして、悪ノリした三池監督までもが、この質問には
「中盤以降に、銭湯のシーンがあって、
 小栗が乱入して行くと、先に春馬が入っていて
 そこで小栗も脱ぎだして、夢のようなフル○ン対決が繰り広げられる
 そのシーンを是非観て頂きたい」と…。

山田くんは「ブーツに石が入っていたのに今気づき、それどころじゃない」
状態で、まるで落ち着かず。

春馬くんの顔についていた睫毛か何かを取ってあげた旬くんは、
それを山田くんに手渡しし、受け取った山田くんが
そのままポケットにしまい、春馬くんが慌てる…なんて一幕も。

「みんな、コレでいいの?最後なんだから、もっとちゃんとやろうよ」

と、年長、やべ氏は散々ふざけたあと言ってましたが、
自由で素な感じの旬くんたちが見れて、逆に楽しかったです
カメラが入ってない時もいいかもね

映画は試写とあわせて2度観ました。
面白いです!!
滝谷源治、相当カッコいいです
源治のとび蹴り姿が大好きなんだよね~
対決シーンで、一人、焼き銀杏軍団に駆け込んで行くシーンも
すごく好きです
あと、対決後に敵に情報売った鈴蘭の2年に
「来いよ」的に仕方なく優しく手招きする一瞬もグッときました

そして、2は、源治や芹沢多摩男以外のキャラもすごくよく描かれていて、
FLAMEの伊崎兄弟がロバみみのツボ
すごくいい味だしてました
彼氏にするなら、トキオくん(桐谷くん)だけどね~

舞台挨拶より、試写の方が客席の反応がよかったな。
男の子が試写の時の方が多くて、皆、よく笑ってた。
舞台挨拶は役者めあての女子が多いからな~
ロバみみも、もっと笑いたかったけど、みんなシーンとしているから
ちょっと遠慮しちゃった

イケメン多数出演ですが、普通に楽しめる映画だと思います。
デートとかにオススメですよ~

・いのうえ歌舞伎『蜻蛉峠』

2009年04月11日 | ・ロバみみの芝居小屋
いやはや、今日はいい男鑑賞デーですな
「クローズZERO2」の舞台挨拶を終え、赤坂ACTシアターへ。
堤真一氏出演、「蜻蛉峠」の楽前公演に行ってきました

もう、先に書いちゃう
さすが、新感線の人気公演。著名人がたくさん

まず、席を立って駆け寄りたい衝動にかられたのは、
「IZO」の脚本を手がけられた青木豪氏!
あの、以蔵が語った素晴らしいセリフの数々に、
ロバみみがどれだれ心打たれたか、直接伝えたかった…!
ご本人だと思うんですが、一般人だったら赤ッ恥…。やめました

それから、ロバみみのちょい後ろにSMAPのつよポンと吾郎ちゃん。
二人とも帽子を目深にかぶってたけど、つよポン…
そのアゴのラインで一発であなただとわかりました

あとは、観月ありさちゃん
顔がちっちゃすぎて、ばっちりは見えなかったけど多分そう。
あと梅沢富男氏もいたかな?
他にもカーテンコールで出演者さん達が指さしてたから、
誰かいたんだと思うんだけど、確認できなかった~

ま、ミーハーレポはそれくらいして、舞台の感想を…。

いや、おもしろかったんですが、もう一回観て租借したい気分です
腑に落ちないというか、消化不良な所がいくつか…。
ストーリーは、昔、リチャード・ギアとジョディ・フォスターがやった
「ジャック・サマースビー」という映画に似てる気がする。
あれを時代を変えてアレンジして日本版にした感じ。

【ストーリー】
記憶をなくした男・闇太郎と名乗る男(古田新太さん)が
ろまん街という街にたどり着く。
ろまん街は天晴(堤さん)と立派(橋本さん)の2派に分かれ、
争いの耐えない荒れ果てた歓楽街。
そこには幼馴染みで婚約者だったお泪(高岡さん)がいた。
記憶のない闇太郎は、やがてお泪と所帯を持つが、
ある日、ホンモノの闇太郎だと名乗る男が現れる。
二人の闇太郎。どちらが本物なのか…。
その答えは天晴が知っていた。
古田・闇太郎は、ろまん街に起きた大量惨殺事件の犯人であり、
お泪の両親も殺した男だった。
その事実を前に、苦悩するお泪だったが、悲しい結末を迎えてなお、
芽生えてしまった愛は後戻りすることはできなかった。

で、あってる…?って感じ

何はともあれ、堤さんはカッコいいですっ
あの立ち回り、美しすぎます。
ガッツリ足を開いた太刀の構えも、うっとりですよ
ラストの立ち回りは、ハッキリいって、堤さんしか観てなかったから
古田さんが何してたか、ようわかりません…
堤さんに見とれて、心で力いっぱい叫んでいました。
「かっこいい…」って…!

着流し姿が大人の色気マックスの堤さんでしたが、
今回は軍鶏の着ぐるみ姿が、超レアでした
15年以上ファンやってますが、あんな姿は初めてですよ
低いところからバタバタと羽ばたいて落ちる姿が超お茶目
関西弁のぼやく軍鶏、最高
もっと観ていたかった

橋本じゅんさん率いるオヤジ・パヒューム(?)も最高
「ヤクザ・イン・ヘブン」。超笑いました

勝地涼くんも、「カリギュラ」とはうってかわって、
3枚目でかわいかったですが、最近のゴシップを思い出してしまって
気がちっちゃって残念
でも、木村了くんとのコンビ、なかなかやります

派手さとギャグにごまかされそうになる作品ですが、
あとひとつって感じも否めないかなぁ~
勝地涼くんが木村了くんを撃ち殺すのも、
ちょっと「なんで?」って感じだったし、
闇太郎とお泪の心のつながりにも、微妙に同調できなかった…
ロバみみの理解力が足りなかったのかもしれないけど、
天晴は悪玉だったのかなぁ…。
なんで、正体を知ってて、自分の親の仇と知ってて、
最後まで生かしておいたんだろう…

映画の「ジャック・サマースビー」は、設定もちょっと違いますが、
とにかく泣けて、泣けて、泣けて、
すごくいい映画だった記憶があります。
どう、切なさポイントが違うのか、比べてみたくなりました

あー、でも、すごく楽しい一日でした

・4/9『ムサシ』

2009年04月09日 | ・ロバみみの芝居小屋
初日以来、約一ヶ月ぶりの「ムサシ」
チャイムと共に会社を飛び出して、途中までは完璧だったのに、
くそー、なんだよ!
乗り間違えたぁぁぁ
むなしく通り過ぎる与野本町…
開演15分前には駅について、ギリ間に合う計算だったのにあえなく遅刻。
快速止めろよ、与野本町!
あー、もう…
お姉さんに案内されるの、もしかして初めてかも…
しかも旬くんの舞台でやらかすとはね

ま、さておき、本公演も笑いました
出演者の皆さんの息もピッタリあっていて、
笑わせ方のコツもつかんできたようで、
2回目ですが、おおいに楽しませて頂きました

やっぱり、あの二人三脚は最高
あのシーンは観るたび違うんだろうな~
今日は、大石さんが舞台からずり落ちそうになっていたし、
センスを落とした竜也くんは、お客さんに拾ってもらってたし、
暴れすぎて落ちたヒモも、お客さんが舞台に投げて
鋼太郎さんが薄目(?)キャッチして、拍手あびてたもの
本当に楽しいシーンです

旬くんの泣きべそシーンもかわいかったです
やっぱり、舞台の旬くんはいいなぁ~
「好き」の気持ちを取り戻せた感じ

この日、ロバみみは通路側に座っていたので、
久々に旬くんとすれ違うこともできたし、よかったよかった

でも、今度のドラマでまた評価さがるかもしれないけどね
またマツジュンとのコンビで数字取ろうとかいう
いやらしさが見え見えだぜ、TBS!まったく

関係ないついでに言うけど、世界を釣る男・松方弘樹氏が客席に…。
今日はカジキ追わんでいいのか?
と、小さく心でつぶやいたロバみみでした

とにかく、この「ムサシ」に関してはほぼ満足のロバみみ
今月は小栗マンスリーですから
まだまだ行きます!
楽しませてもらいますよ~