『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・『プロデューサーズ』楽前夜公演

2008年02月16日 | ・ロバみみの芝居小屋
現場でドびっくり!…最前列だった…!
そうだよね。ミュージカルだもんね。オケピあるよね。
そうか、この列が最前だったのか…。ああ、驚いた

手元にチケットが届いたその日、水色の封筒を手に、
「げっ、良席!トニファンに申し訳ない…」と
思ったんですが、いやはや…

ってことで、ロバみみ、本日恐縮の最前上手寄りで観劇
以降ネタバレするかもしれませんので、ご注意あれ

元々のストーリーがおもしろくて、いいデキだと
評判の作品なので、ずっと興味があったんですよね。

ただ、ロバみみ、ミュージカル苦手なんですよね~
やってる方が、観てる側より断然楽しそうで、温度差感じちゃうし、
セリフ歌みたいなの、聴いてて恥ずかしいんだもん

で、今回の『プロデューサーズ』に関しての感想は、
皆が楽しめる作品なんだなーって思いました
明るくて、楽しくて、ちょっぴり下世話で。

ロバみみは、剛ファンですが、イノびいきでもあるので、
いのっちのノビノビとした歌声を期待していったんですが、
声が枯れ気味だった気が…。
それと、曲のキーが低いのかなぁ?
あの、のびやかな声が聴けなくて、ちょっと残念だった
ロバみみ、いのっちの歌声大好きなんだけどな

で、予想外だったのが長野氏!結構よかったです
気の弱いレオ役、すごくあってました
声が細いから、ミュージカルは厳しいんじゃないかと
思っていましたが、なかなかどうして

「ありゃあ、博ファンには、たまらないだろうなぁ~」

そう、思う場面がたくさんありましたよ~
長野氏を「かわいい」と思ったことなかったですが、
レオ役はかわいかったですね
プログラムも見本をチラ見したら、なかなかよい写真でしたし

でも、ロバみみの今日イチは、なんといっても松金よね子さん!
超チャーミング
踊りもキレありますよ~。ステップも軽快ですよ~
本当にかわいらしくて、もっと見たかったです

ま、そうは言っても、主役はレオとマックス
ラストの場面、いのっちと長野くんがタキシードで踊ってる姿、
なんか妙に感動しちゃった
シルエットになった二人の後姿、あったかくて素敵でした

カーテンコールで、いのっちの「ちっちゃ目」と
長野くんと、それぞれ目があったと気持ちよく勘違いした後、
オーケストラの皆さんに拍手を贈っていたら
一人の方が、ロバみみたちの前で
「おっきくなっちゃった耳」をビョンと顔の横で広げ、
お茶目に去って行かれました

ふいのことに、ロバみみとまわりの人達は爆笑
おまけ付きの『プロデューサーズ』、楽しかったです

ただ、ここ最近思ったことですが、ジャニーズ演劇部の皆さんは、
今後のために、発声の勉強やボイトレした方がいいですね。
(実はやってんのかな?長野氏はボイトレ受けたとかなんとか…)
本職の役者さんに混ざっても引けをとらないようにね



・『陰日向に咲く』舞台挨拶

2008年02月12日 | ・ロバみみシネマ
やるじゃないか、ひとり!
って、原作を読んでないので、もしかしたら金子ありささんの
脚本がよかったのかもしれません…。

奇跡的にチケットが入手できたので、
前から観たいと思っていた『陰日向に咲く』の
舞台挨拶に行ってきました
(以降、ネタバレご注意下さい)

まず、映画。
泣けました
それぞれに、いろんな気持ちや事情を抱えた人たちの話なんですが、
最後はじんわり…と温かい気持ちになれます

岡田くんは、ギャンブルがやめられないダメ男なんですが、
なんか、蹴飛ばしたくなるんですよね。ロバみみ
岡田くんがやるダメ男って「やればデキる子」「本当は全部わかってる子」
って感じのダメさなので、
「うりゃぁぁぁ!しっかりしいやっ」と言いたくなる

それに比べて剛くんの演るダメ男は、
「仕方ないの。私だけは最後まで味方でいるから」と
思わせる切ない系なんですよね~

…あ、脱線…。
いやいや、でも、この冬、剛岡コンビには、泣かされましたね。ホント。

話を元にもどしますと、
ストーリーの構成も上手くて、最後にみんながつながっていく感じが
ケツメイシの主題歌と重なって、イイ感じです
ヲタクチームのストーリーは、岡田くんにはからんでませんが、
ロバみみはすごく好きな展開でした
しかし、塚本くんみたいなカッコいい、ヲタクは果たしているのか…?

もうすぐ100万人の動員数に達する見込みということで、
「大ヒット御礼」として急遽行われた舞台挨拶。
当初は岡田くんだけの予定でしたが、
サプライズで宮崎あおいちゃんも登場
若妻ちゃんは、まるで黄色組の応援をするチアリーダーのような
かわいらしさでした

岡田くんは、あおいちゃんの姿を見ると、
驚いて「ハタ」と、止まっていました
黒ジャケに白シャツ、ダメージジーンズ姿の岡田くんは、
映画の短髪より髪が伸びて、キラキラッでした
「かっこいい~…」とつぶやく声が聞こえてきたほどです

皆が手にしていた、黄色いチューリップの造花を見て、
「みんな、なんか持ってる…」と不思議そうに。
さとりさんが
「大ヒットということで、スタッフ・キャストからの
 プレゼントなんです」と説明すると
「何も知らなくて、すみません」と恐縮してました
忙しい最中、連れて来れられたわけですから仕方なしですね。

劇団ひとりさんからのビデオレターとか、
大ヒット記念ケーキとか、次々サプライズがあって、
とまどいつつも終始笑顔の岡田くん
ひとりさんが、「ダンディ坂野」をイメージした猿渡くんに
「近づけるように頑張ります」と言ったそうですが、
私は「東京タワー」の岡田くんより味があって好きでした

しかし、作品に恵まれた人だ。
さすがV6の稼ぎ頭。事務所の次期エース!
これからも、全部同じ演技になりがちな、
役を本人に近づける作品ではなく、
本人が役に近づく作品に出て欲しいなと思いました

・いのうえ歌舞伎『IZO』東京楽

2008年02月03日 | ・ロバみみの芝居小屋
朝、目覚めたら大雪でした
なんだか「IZO」の楽日にふさわしいホワホワと舞い降りる雪。
せつなさ倍増です

チケットはハズレてしまったんですが、
幸運にも譲って頂けたので、観劇することができました
本当に感謝です

今日も熱のこもった演技でした。
ずっと、剛くんのことばかり書いてしまいましたが、
田辺さんは、本当にお腹の底から感情をぶつけるセリフまわしで、
武市の無念さが伝わってきたし、
なんといっても今回のダークホースは戸田恵梨香ちゃんです

気が強くて、でもけなげに以蔵を想う切ない娘心が
客席いっぱいに広がるいいお芝居で、皆の涙を誘いました。
声もよく通るし、これからも舞台に立って欲しいです

私は、何気に源平衛さんが好きでした
「結婚するなら、絶対源兵衛さんだな」と思って観てましたよ。はは。
一人、以蔵の肩を持ってくれる、優しいお兄さん的な感じで
激情型の登場人物たちの中では、旦那様にしたいキャラNO.1

でも、やっぱり、剛くんの魅力はスゴすぎますね
激しさも哀しさも、ガンガン伝わってくる。
「以蔵」に選ばれし男・森田剛。と、いった感じです

泣かされっぱなしの、この一ヶ月。
なんで、そんなにいいセリフ、書けるんですか?青木豪さん!
その目に剛くんは、どう映ってるんですか?いのうえさん!
剛くんの野性的で、繊細なところ。
子供っぽさと、それに相反するあの色気
その魅力の全てを以蔵に重ねてしまうスゴさ!
アンケートに書かせて頂きましたが、本当に書ききれませんでしたよ

ラストの場面は、本当に本当に本当に切ない
あんなに泣けるのは、剛くんが以蔵と一緒に消えて行ってしまうような
そんな気がするからでしょうか…
それくらい、剛くんは以蔵になってしまっていました。

新感線ファンの皆様は、「どうせ、ジャニーズ」と思っていた方も
たくさんいらっしゃると思います。
「チケットが取れなくなる」とか、「客の質が落ちる」とか、
「アイドル芝居に高いチケ代、出すか否か」とか、
不平不満、その他諸々、あったと思います。

でも、一人でも剛くんの演技に心動いた人がいてくれたら
ロバみみは心から嬉しいです
「悪くないじゃん」と言って頂けたら、握手したい程嬉しいです

ロバみみは、久々、何年ぶり、十何年ぶりくらいに
作品にとり憑かれています。
以蔵のセリフが頭の中に溢れかえってるんです
そして、書き留めずにいられない衝動にかられています。

きっと、何年かして、同じ作品を観たら
「なんであの時、あの作品の世界に、あんなに入りこんだんだろう」
って、思ったりするのかもしれません。
だからこそ、この余韻を大切にしたいんですよね
今だけのものだと思うから。

ああ、えっと、今日のレポに話を戻すと、
東京楽だったので、おせんべ撒きがありました
「皆さんの分ありますので、譲り合いの心でお願いします」と剛くん。
ロバみみは、1階席の後方だったので、
譲り合いの心がありましたが、前列は果たして…

そして、再びアンコールに出てきたら
「今日は節分なので、豆も撒きます」って
まあ、なんとか、「IZO」せんべいと、豆をゲットできました
剛くんが投げたヤツじゃないけどね

最後の剛くんの挨拶は、
「皆さんのおかけで、無事に千秋楽を迎えることができました。
 ありがとうございます。大阪も頑張ります!
 今日は雪も降っているので、足元に気をつけて帰ってください」
でした

それを聞いた、隣のカップルの男性が
「おお、優しい」とつぶやいたのが、ロバみみは嬉しかったとです

ロバみみの手元には、チケットがのうなってしまいました。
大阪に行かれる方が、本当にうらやましい!
楽しんで来てくださいー


追伸
うっかり、この長いレポを読んで下さった方の中で、
今日の四文字熟語を覚えていらっしゃる方がいたら、
ロバみみに教えて下さい
あんなに大笑いしたのに、スコンと忘れてしまいました
何やってんでしょうね。ロバみみ。まっこと阿呆じゃ
涙で全部流してしまったか…?





・いのうえ歌舞伎『IZO』7th

2008年02月02日 | ・ロバみみの芝居小屋
東京楽前の昼公演に行って来たとです
マズマズの席で、初めて上手サイドに座っちょりました
この舞台は、断然センターから下手!と思うちょりましたが、
以蔵さんが下手でセリフを言うことが多いので、
剛つんの顔は上手ば向いとります。
じゃけぇ、上手もなかなか悪くなかとです
以蔵さんが指さした先におったもんで、心臓がキュウと縮みあがったとです

ネタバレネタバレネタバレネタバレ

今日の剛くん、よかった
どんどんよくなるね
ハスキーになってしまった声も、
どう力を入れれば声がひっくりかえったり
途切れずにすむのかが、わかってきたのか、
ハスキーなりにコツをつかんだ感がありました

最初から、ロバみみは釘付けです。
森田さんの身体能力、そして
どうしたら自分が一番かっこよく見えるかということに対しての
動物的、かつ本能的勘っていうのかな、
この「IZO」では存分に発揮されていると思う
まさに孤高の野良犬・森田剛

相変わらず、きめゼリフ・きめポーズで
熱い拍手を贈りたくなる衝動を押さえるのが大変

戸田さん(恵梨香ちゃんではないです)を斬るシーン。
これは、以蔵が始めて人を殺め、
武士として目覚める大切な場面なのですが、
斬った後、右手に刀を掲げ、
睨みをきかすその顔が、もう最高デス

最初は走りがちで、聞き取りにくかったセリフも
低くすごむように語る感じなり、迫力や情感が増しているし、
身のこなしが本当にダンスしているように
リズミカルで軽快で、カッコいい!

新感線舞台で観た染五郎さんの殺陣の美しさは、
とても洗練されたものを感じましたが、
剛くんの殺陣は、感情の赴くままに振りかざす剣と、
四方八方に飛ぶように動く体が
観ている私の心をとらえて離さない
まさに、「獣の剣」と言われる以蔵ソノモノ

そんな激しさと反対に、おちゃめにふるまう以蔵が
本当にかわいらしくて、そのキャラがあってこそ
最後のシーンに客席は涙を流さずにいられないんでしょうね…

あの涙を浮かべながら、自分のバカさ加減にふと笑みをこぼし
「わしは阿呆よのぅ。まっこと犬のごとき阿呆じゃ」
と、つぶやく以蔵に、毎回毎回泣かされっぱなしです
今日は双眼鏡越しに泣いてたので、涙を拭くこともできず
胸元に涙の雫が、いくつも玉のように光っていました

上手もなかなかいいですね。
違う角度からも見られてよかったです
ただ、ロバみみの好きなシーンのひとつ、
おミツの祝言帰りの吉寅のご主人と
ボロボロの以蔵が話をするとこが、
寅之助さんにまるかぶりで見えなかったのが悔しかった

行くたびごとに、好きなシーン、好きなセリフが増えていきます
最初のほうの、ミツが旅立ちの挨拶をしにくる場面。
「少し…、やせたか」と「もうちょっと、延ばせんかのぅ…」と
遠慮がちに語りかける剛くんがかわいくて仕方ない
他にもたくさん、たくさん!
是非、DVD化して欲しい!リピート再生したい

ついでに、「荒神」のDVDも欲しいんですけど…。
お願いしますよ!
新感線&ジャニ事務様っ
いい作品は、後世に残すべきだと思います。うん

あっ、そうそう!
今日の四文字熟語は「冠婚葬祭」になっちょりました
ロバみみ、大笑いしちゃいました