『ロバみみ』

言いたい!でも言えない…。ならば、穴を掘ってでも叫びたい! そんな想いから綴り始めた独り言のようなブログです。 

・『夜中に犬に起こった奇妙な事件』東京楽

2014年04月20日 | ・ロバみみの芝居小屋
いよいよ東京公演がラストを迎えました。

今日もやっぱり、ロバみみはユキトくんに癒されました。
ラストのユキトくんのセリフにも泣かされました。

皆が心配して、手を貸したくなっちゃうけど、
ユキトくんはちゃんと自立してる。

これからの自分の未来を意気揚揚と語るシーンは、全て断定形。
確か、サッカーの本田選手の卒業文集もそうでしたよね。

まっすぐ自分の未来を見据えて、疑うことも不安で心を曇らせることもない、
その彼のビジョンを聞いていると、胸が熱くなる。

あんなにも真正面から自分の人生を断言できるって、本当に強くて素晴らしい。

失敗した時の言い訳をいつも用意して、
自信がなくて自分の本当の気持ちから逃げてばかりいる自分と比べて、
なんて清々しいんだろう。

こういう男の子こそが神様に愛されるに違いない。
うん。そうだね。
ユキトくんは、きっと何でもできるってことだよ。

と思ったら、泣けてきました。

そんなラストを迎えるユキトくんを見つめていられる時間は本当に幸せでした。

宇宙旅行は本当に剛くんはキラキラしてる。
15歳の夢見る少年にしか見えないよ。

トイレのドアを素手で触れない神経質なところも、
コクンと頷いてから「うんっ」っていうところも、
ぜんぶ、ぜんぶ、ユキトくんが剛くんに乗り移ってて、
いちいち微笑ましい。

そして、今日が楽だったからなのか、前からなのかわかりませんが、
木野花さんがぶっ飛んでました(笑)
お巡りさん役の久保さんも。

皆して、剛くんを笑わせようとしてるの? って思っちゃった(笑)

あそこで笑えないの、苦しいよね? 剛くん(笑)

一点を見つめて、開いた口に力をこめて、頬が緩むのをこらえてたけど、
今にも笑い出しそうな剛くんが超可愛いかった(笑)

小島聖さんは、もう堪えきれず笑っちゃってたもん。

でも、そんな剛くん扮するユキトくんも、微笑ましかったです。

それと例のプレゼントの箱が大きくなってましたが、育ってきちゃった?(笑)
もー、なんか、色々と心がクスクスと声を立ててました。

カーテンコールも大盛況!
剛くんの笑顔がたまらない。
もっとずっと観ていたい。やっぱり、やっぱり、剛くんはカッコいい!

拍手に応えて再び出てきた剛くん。

何を言ってくれるのかなーと思ったら、

「大阪も頑張ります」

と一言(笑)

うんうん。頑張って。
その頑張りを観に行くつもり。

ロバみみ、本当にこの作品の中にお邪魔している時は幸せみたいで、
休憩時間に手からラメが出て、キラキラしてた。

これを言うと驚く人が多いから、あんまり言わないんだけど、
すごく楽しくて幸せな時のロバみみのシルシ。

友達に「今、出てる?」って聞かれて、「出てない」って言ったら、
「今、楽しくないってこと!?」と言われたことがありますが、
もっと、心の奥が喜んでる時にしか多分出ない(笑)

会社に行ったり、友達付き合いしたり、
家族の一員として生活したりするには、開けておくべき心の扉と、
閉じておかなきゃならない心の扉とがきっとあって、
コンサートとか、今回のお芝居とかがその閉じた扉の鍵を開けちゃう時がある。

そして、大人としてふるまわなきゃいけない自分を気にせずに、
心の中にあったキラキラのおもちゃがたちが、
いっせいに飛び出していくみたいな感覚かなぁー。

そんな時、キラキラが出る。
気のせいかもしれないと、トイレでゴシゴシ洗って、終演後にまた手の平を見たら、
キラキラしてた。もう、止められないぜ状態か(笑)

まあ、そんなことは余談なんでどーでもよいですが、
それくらい、ロバみみはユキトくんに毎回癒されてるってことです。

大好きな剛くんを見ながら、心のお洗濯。

ありがとね。剛くん。
どうもありがとう。

残りの公演も、周りの人たちを手こずらせながら、
客席の人たちを幸せにしてください。

ひとまずは、東京公演、お疲れ様でした。
ロバみみより、たくさん、たくさん、愛をこめて。

追記
つい買っちゃいました(笑)ホテトチップ。
そして、「パッケージは赤いけど、中身はカステラと同じ色だよ。ユキトくん」って
いつも心の中で思ってるロバみみです(笑)




・『ハルナガニ』

2014年04月19日 | ・ロバみみの芝居小屋
今日は世田谷パブリックシアターでも、シアタートラムの方。
「ハルナガニ」を観劇して来ました。

今日もユキトくんは、隣の劇場で頑張ってるんだろうなーと思いつつ……。

えーと、大好きな木皿泉さん脚本の作品。
不思議なお話でした。

原作は読んでいなかったので、ぶっつけで体感。

奥さんを亡くして1年。未だに立ち直れていないハルさん(渡辺いっけいさん)に
早くふっきれと言う息子(細田くん)。
そこへフツーに帰宅する妻・クリコさん(薬師丸さん)。
クリコさんは、ハルさんが死んでから1年が経ったと言う。

息子には見えてる。その母の姿が。
だけど夫婦はお互いが見えていない。
二人して亡きパートナーに「会いたいなー」とつぶやく。
息子は幽霊なのは実のところ父さんかも……とハルさんを疑う。

けれどそこへ、夫婦の友人でありハルさんの会社仲間や、部下が尋ねてくると、
彼らには、ハルさんもクリコさんも見えている様子。
そして、だんだん、ハルさんとクリコさんは
お互いの存在が見えているような感じになって……。

いったい死んでるのはどっち?

頭の中に「?」がいっぱいになりながら、
そして、その答えを探しながら、客席にいたロバみみ。

答えは見つかりませんでした。

でも、なんだかやっぱり切なくて温かい気持ちになる。
木皿さんの書くセリフや、日常のささいなことが本当に大好き。

ほのぼのと笑って、そして、じんわり心がポカポカしてくる。

すれ違って、大切な人を遠く感じて。
いなくなったら、それって最初からなかったことと同じじゃない?って思っても、
でもやっぱり、そこにあった確かな時間を誰もが抱きしめて生きてる。

漠然とだけど、そんな風に思いました。

息子の細田くんが、爆発するシーンは、
今の若い子たちが、自分を消して周りに同調して、目立たず、矢面にたたないように
生きて行かなくてはならない、窮屈な現実を見るようで悲しかったです。

それって、存在しないってことと同じだよねって。

謎だらけで、正解をくれない芝居ですが、
だからこそ、観てる人たちの心の中に生まれたものがすべて。

こんな作品もいいものです。

いっけいさんが歌ってた、「そばにいーて、くーれるー、だーけでーいーいー♪」って、
わざわざこの曲をチョイスしたのも、意味があるのかなぁと思ったりね。

「鉈切り丸」では、範頼くんと袖を分かつ景時さんでしたが、
今は世田谷のふたつの劇場で、剛くんといっけいさんは、ハートフルな作品に出演中。

三軒茶屋は今、ぽかぽかと温かいホットスポットですね(笑)

そして、ロバみみは今回、手に入れていなかった
「夜中に犬に起こった奇妙な事件」のフライヤーをゲット!

ふふふ。思惑通り。

置き去りにされたチラシの束からもいくつか救出。

大好きな木皿作品を観て、たくさん笑って、じーんとして、
チャーミングな薬師丸さんと、
コミカルだけどしみじみとさせるいっけいさんの芝居と、
剛くんのフライヤーとで、
ロバみみの心もぽっかぽかでした。


・劇団☆新感線『蒼の乱』

2014年04月18日 | ・ロバみみの芝居小屋
「鉈切り丸」以来のシアターオーブ。
劇団☆新感線、いのうえ歌舞伎「蒼の乱」を観て来ました。

まずは、天海さん、おかえりなさい~

いやー、本当に天海さん、素敵でした。
やっぱりオーラがね、すごいです。

えーと、今回のお話は、
反乱軍を率いて悪政と戦った後に、
破滅の道をたどった異国の地からやってきた女(天海さん)が、
故郷を愛する男のために、再び反乱軍の長となり戦い、
そしてまた、その女を愛する男(マツケン)は、自分の命をかけて女と故郷を守る……
という感じかな。ざっくりでわかりづらいかもしれませんが……。

新感線らしく、壮大なスケール。
スピーディーかつ迫力ある作品でした。

1幕目は、後半へ向けての布石を打つ展開なので、
なんとなく、飽和状態な印象を受けつつも、
後半は流石、怒涛の攻めです(笑)

天海さんが、過去の自責の念と葛藤しながらも、
愛する男とその土地で暮らす民のために剣を手に立ち上がってからは、
前半の天海さんとはうってかわって、勇ましくピリリとした空気がカッコいいのなんの。

迫力がね、違うよね。

味方の兵士じゃないけど、ついていきたくなるもの。
あのにじみ出るカリスマ性。
真ん中にスッと立つべき人なんだなぁ……と、しみじみ思いました。

そして、早乙女太一くん。
よかった。とても。

甘くない。

けど、時折、クールにコミカル。
腕が上がってる(笑)

そして、あの殺陣はお見事としか言いようがない。
今回、一番の運動量なのではないかしら?
美しい獣のようでした。

マツケンは、剣の腕はたつけど、単純で無垢で馬鹿……という役どころに合ってました。
最初は、なんかロバみみ的に、どうしてだかわからないけど、受け止めきれずにいて、
すわりが悪かったんですが、後半になるにつれて、
徐々になじんできて、ちゃんと観られてホッとしました。

ほんと、この役は、豪快にバカで、物事を深読みできない単純さが、
彼の命取りになっちゃうんだけど、でも、まっすぐだから許してしまう。

騙された彼を観ていて、この立場のないカッコ悪い状況を、どう整理するんだろう?

と、心配しちゃいましたが、アホなりに命をかける決断は切なくて、
ロバみみの周りでは、泣いている方がチラホラいらっしゃいました。

ラストシーンは、とてもすがすがしく感動的でいい作品でした。

カーテンコールでも、天海さんはちゃめっけたっぷりで、
本当に素敵でした。

そして、橋本じゅんさん。

今回も卑怯すぎる(笑)

劇団四季?

って、思わず目をこすりそうになったロバみみです(笑)
いやー、楽しかったけど。

そして本作品にご出演の平幹二郎さん。
「炎立つ」では、うちの健坊をみっちりしごいて欲しいです!

ともあれ、見どころたっぷりの新感線の「蒼の乱」。
楽しい観劇となりました。




・宝塚花組『ラスト・タイクーン』

2014年04月14日 | ・ロバみみの芝居小屋
宝塚花組トップスター、蘭寿とむさんの退団公演に足を運んで参りました。
王道のラブストーリー。
とはいえ、悲恋ものなんだけど、悲しい気持ちのままでは終わらせまい、という
パワープレイを感じました。

蘭寿さんの歌は、劇団を去りゆく心情を思わせるような歌詞だったりして、
ラスト公演はファンの皆様は泣かずにはいられないだろうなぁ…と思って聴いていました。

ロバみみにとっての宝塚は他のお芝居とは楽しみ方が違います。
ストーリーを掘り下げるというより、あのショーのきらびやかさを体感したい。

今回もまばゆかったです。

これでもかっていうくらい、きらっきらのお衣装で。
まー、華やかなこと。

舞台狭しと広がる夢の世界。

これぞ非日常です。

そして口を開けて見とれてるうちに終わる(笑)

普段は割と身構えて劇場に行くロバみみですが、
宝塚はテーマパークに行く時の気持ちに似てるかな。

肩の力を抜いて、あの眩しい空間に身をゆだねて楽しめばいいんだーって感じ。

V6のコンサートがなかった年に、うっかり開いた扉はまだ閉まっていません(笑)
ハマるまではいかなかったけど、全然、理解できなかった世界は
先入観で遠ざけるより、観て納得、の世界でした。

詳しくここで色々と書き連ねるほどには、
知識も深くないので、感想やレポにも満たない感じですが……。

んでもって、明日海さんはやっぱりイケメンでした。

トップ就任のお披露目公演も行けたら行きたいな~と、思っているところです。



・『夜中に起こった奇妙な事件』

2014年04月12日 | ・ロバみみの芝居小屋
初日観劇の夜、ユキトくんと宇宙旅行に行く夢が見れたらなぁ…と思って眠りについたロバみみ。
残念ながら、宇宙には行けませんでした(笑)

その変わり、子犬がロバみみの腕にしがみついて袖を噛む、という夢を見ました(笑)

「わかった。わかった。今、剛くん、探してあげるからね」

って、子犬を抱きかかえて、慌てふためきながら剛くんを探す夢(笑)

中途半端!(笑)

そんなことはさておき、今週、二度目の観劇。

また違った感想になるかな?

と、思っていましたが、意外と初日にしっかり色々感じられていた自分を再確認。
今回も切なくて温かい気持ちを劇場からお持ち帰りして来ました。

ただ、初日に、お父さんの身を切るような告白に
ユキトくんがボロボロ泣いていたシーンは、
お父さんを警戒したように最後に椅子の陰に隠れるだけという感じになっていました。

確かに、ユキトくんは他人の気持ちを理解して、自分に落とし込むという作業が苦手だし、
状況と自分の気持ちをつなげる回路が、みんなと少し違うかもしれない。

だから、あそこで泣くと、あまりにも当たり前すぎちゃうのかもしれませんね。

泣いているのは、普通の回路を持っている森田剛くんの感情であって、
ユキトくんだったら、泣かないのかもなって思いました。

当の本人が泣かないからこそ、観てる人が悲しくなるってこともあるのかもしれない。

あー、でも、本当に今回もユキトくんの言葉が素敵で、
ロバみみは客席でじーん……としていました。

「雨が火花みたいに見えるよ」

って、いうところとか、とても好きです。
あのシーンは彼なりに動揺を抱えながら、
お父さんに悟られないようにしているようなシーンなんですが、
それが「雨」とリンクして感情が伝わってくる。切ない。

「ボク、雨を見るのが好き」

ユキトくんの目に映る世界を一緒に見られたらいいのに。

剛くんは雨、好きかな?

ロバみみは好き。
雨の中を出歩くのは好きじゃないけど、家の窓から雨を見るのが好き。
雨粒が葉っぱの上に落ちていく様子とか、雨音も好き。

雨の日のドライブも好き。
窓にまるく散らばった雫が、車のスピードに合わせて、
くっついて流れて落ちて行くのを見るのが好き。

だから余計にこのセリフが好きなのかも。

1幕の終わり、汽車が走り出すところもすごくいいです。
これからの彼の冒険の始まりを予感させる。

あの場面は、是非、引きで観て欲しい。

舞台に近いと、汽車が線路を走っていく感じの雰囲気がちょっと平たん。
俯瞰で見ると、ものすごい雰囲気があって素敵です。

他にもたくさん、せつなくて、悲しくて、心がポカポカするシーンがたくさん。

ユキトくんの冒険中は、ずーっと心の中で

「頑張れ。ユキトくん、頑張れ」

って、思いながら観てる。
超、感情移入(笑)

カーテンコールはやっぱり楽しい。

なんだろうな。

カミセンで歌番組に出ていた頃の剛くんを思い出しちゃう。
コンサートにすごく行きたくなるのが、ちょっと困っちゃうところだけど。

そうだ。

この日は、須賀健太くんが観に来ていました。

開演前に階段ですれ違った健太くんは、
帽子とマスクをしていて、目だけ出てる状態だったもので、
「見覚えがある……。知り合い?」って思っちゃって、
じっと見ちゃいました(汗)ごめんね。健太くん。

話がそれました。

とにかく、今回もユキトくんに優しい気持ちをたくさんもらいました。

あの澄んだ剛くんの目に感動すら覚えます。

じゃあ、ユキトくん。今日はこの辺で。
またね。また、会いましょう。
それまで、たくさん、たくさん、冒険して下さい。


・『夜中に犬に起こった奇妙な事件』東京初日

2014年04月05日 | ・ロバみみの芝居小屋
どうしよう? 何を書こう? どうやって書こう?
色んな意味で興奮冷めやらない感じ。とっちらかっています。

えーと、えーと、落ち着け自分!

森田剛くん主演、「夜中に犬に起こった奇妙な事件」の初日。
とにかく、とにかく、素敵な3時間でした。

なるべくネタバレしないようにしたいところですが、
自信がないので、ここから先はご注意くださいませ。

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タイトルだけ見て、ミステリーだと思っていたロバみみ。
それは大きな勘違い。(いつものことですが……)

アスペルガー症候群の少年、ユキトくんが、
近所の犬を殺した犯人を捜し始めたことをきっかけに始まる、
彼の成長と、彼を愛する家族との愛の物語でした。

ロバみみ、泣いてしまいました。

普段はニュースを見ても泣いてしまう、女・織田信成状態なくせに、
なぜか舞台を観て泣くことはあまりないのですが、今回はもー、切なくて。

ロバみみは、自閉症とかの個性を持つ主人公って
人の目を引くためのキャラクター設定っぽく感じてしまい、
うーん、ちょっと卑怯……?、って、うがって見てしまうところもあるのですが、
でも、結局、その主人公を愛さずにはいられないんですよね。

ユキトくん、本当に可愛いんです。

融通がきかなくて、自分の中のルールが絶対で、
面倒くさくて、空気が読めなくて、ちょっとやっかい、

なんですけど、

すごく癒される。

何を言ってるのかよくわからないたくさんの理屈の中に、
ストンって胸に落ちてくる言葉を言ってくれるから。

宇宙が大好きなユキトくん。

宇宙は大きいから、私たちの世界で起こる嫌なことは
誤差の範囲内だって言ってくれたりして、
ああ、そうだよねって、さざ波のたってた心が静かになる瞬間をくれたりする。

ユキトくんは、計算問題は大好きだけど、計算ずくで生きていない。

そういう人の言葉って、まっすぐすぎて、大人たちを翻弄しちゃったりもするんだけど、
でも、ロバみみは泣けるほど癒されました。

そして、ユキトくんのお父さんにも、泣かされました。

本当にユキトくんを愛しているんだけど、
うまく彼に伝わらないの。
見てる人には、わかる。お父さんの抱えてる苦しみとか気持ちが。
そこがうまいし、なんともやるせない。

ユキトくん、思い込みが激しいから、
一度チャンネルが切り替わっちゃったら、もう大変。
どんどん溝が深まっていって。

それぞれの事情。それぞれの気持ち。それぞれの距離。

それが切なくてね。

傷ついたユキトくんを見てたら、雨に濡れて小さくなった小鳥みたいで、
両手ですくいあげたくなりました。

でも、それすら、彼の「好き嫌い」のラインを越えてしまうから、
うかつに手を出すことは許されないんだろうな。
そこがまた切ない……。

ユキトくんの学校の先生の小島聖さん。
すっごくよかったです。

ロバみみは、一番この登場人物に近い気持ちで客席にいたような気がする。
ロバみみの場合は若干の恋心を持って、ですけど(笑)

ユキトくんを置いて家を出た母親は、
「フツー、この子を捨てられないでしょ?」
と、一番感情移入できないところですが、まあ、そんな気持ちにもなるかもしれない……
くらいには理解できたかな。

メガネ会計ババアから、近所のおばあさんへと姿を変えた木野花さんと
ユキトくんとのちぐはぐな会話のやり取りも、笑えました。
二人が大真面目なのがいいんですよね。

そして、そして、本当に今回の舞台は素敵なストーリーの他にも見所満載です!!!

気をつけないと、心臓止まりますよ。マジで(笑)

ここは、観てのお楽しみってところでしょうか。
まあ、色んな人がつぶやきまくってたりするんでしょうから、
すぐに世間様の知るところとなるとは思いますが、
ロバみみ、萌えすぎて、窒息死寸前でした。

「ユキトX森田剛」のコラボなカーテンコールも、
もう、もう、もぉぉぉぉぉ!

みたいな(笑)

でも、ユキトくんが、宇宙に思いを馳せるシーンで、
目をキラキラさせながら、宙を舞う剛くんの笑顔はキュンとしたんですが、
他の役者さんたちに担がれた剛くんを見て、

「剛くんがトニセン以外の人たちに担がれてる……」

と、少し淋しくなり、我に返ってしまい、

「長野くん、坂本くん、イノッチー! どうして君らは今、舞台の上にいないのか」

と、心の中でシャウトしてしまいました(涙)

あー、長くなってしまいました。

明日、ゆっくり書こうと思ったのに、やっぱり、今書きたくて書いちゃった。
時計はかれこれ3時を回ろうとしています。

でも、もし、ロバみみが剛くんと友達だったら、
一晩あけて時間がたってからじゃなくて、今すぐ感想を伝えたいって思うから、
せめて、ブログだけでもと思って……。

切なくて、やるせなくて、でも、最後に心がほっこりする。
そんな作品です。

剛くん、昨日はちゃんと寝れたのかな?って感じのお顔でしたが、
あの膨大なセリフとの格闘はすごかったのではないかと思います。

今日はゆっくり休んで下さい。

そして、やさしい気持ちをありがとう。

幸せな気持ちで、今日はユキトくんと宇宙旅行をする夢でもみれたらいいなと思います。

ロバみみより、愛をこめて。