数日前のことになりますが、三谷さんの「90ミニッツ」を観て来ました。
パルコ劇場ってことで、期待通り。
「金閣寺」の新しいフライヤーをゲット!
剛くんではなく、溝口がそこには写っていて、あの時の衝撃が蘇りました。
さて、肝心の「90ミニッツ」ですが、西村さんと近藤さんの二人芝居です。
そして、上演時間もまさに90分。
またしても前情報なしで劇場に行ったんですが、
結構きわどいテーマの舞台でした。
もちろん、開演前に実際の出来事を誹謗中傷するものではありませんとの
前置きはありました。
粗くストーリーをご紹介すると、
事故に遭った9歳の少年の手術を拒む父親(近藤さん)と、
説得する病院の医師(西村さん)の物語。
交通事故で運ばれて来た少年は90分以内に手術を受けないと
命の保証はない状態。
父親は子供は助けたいけど、輸血がNGなので手術の承諾ができない。
それを説得し続ける医師。
結構デリケートな題材ではありますが、
やはり三谷さんなので、大笑いはできませんが、
西村さんと近藤さんのセリフのやり取りはテンポがいいし、
笑わせようとしていないけど、まあクスリと笑ってしまう場面もありました。
医師が父親にに向かって始る説得劇が、
途中からベクトルが父親から医師に逆転する展開なんかはサスガでした。
一方的じゃなくなることで、父親の葛藤だけだったのが、
医師の心の葛藤や苦悩もきちんと伝わる構成になっていました。
三谷さんて、大笑いして劇場を後にする作品を書くイメージが強かったんですが、
わりと真剣で社会性にとんだ内容のものが最近は多いのかな。
でも、決して三谷さんらしさがないというわけではないのが、さすがなんですけど。
西村さんと近藤さんがまたいい具合に年配男性でリアル。
ただ、雰囲気とノリで乗り切る似たような若者劇団の作品とは
やっぱり一線を隔している感じ。
いや、勢いがあっていいんですけど、みんなどこかクドカンチックな空気を感じたりするので、
内輪受け感が漂ってないか…? と、ロバみみはたまに危惧したりしてます。
余計なお世話ですが。
野田さんも地下鉄サリンを題材に持って来たりしてましたが、
きわどいところで、何かを投げかけるということができるのは、
やはり舞台ならではだなぁと思いました。
まあそれには、真摯さと勇気が必要なのでしょうけど。
テレビドラマではなかなか難しい感じですよね。
大人の事情がたくさんありそう(笑)
まず、スポンサーがつかなそうです。
わざわざお金を払って、限られた空間に足を運ぶ演劇だからこそ。
ラストはどっちに転ぶんだろう…と思って見てました。
なるほど、そちらでしたか。
追加公演も決定したみたいなので、気になる方は是非、劇場へ足をお運び下さい。
パルコ劇場ってことで、期待通り。
「金閣寺」の新しいフライヤーをゲット!
剛くんではなく、溝口がそこには写っていて、あの時の衝撃が蘇りました。
さて、肝心の「90ミニッツ」ですが、西村さんと近藤さんの二人芝居です。
そして、上演時間もまさに90分。
またしても前情報なしで劇場に行ったんですが、
結構きわどいテーマの舞台でした。
もちろん、開演前に実際の出来事を誹謗中傷するものではありませんとの
前置きはありました。
粗くストーリーをご紹介すると、
事故に遭った9歳の少年の手術を拒む父親(近藤さん)と、
説得する病院の医師(西村さん)の物語。
交通事故で運ばれて来た少年は90分以内に手術を受けないと
命の保証はない状態。
父親は子供は助けたいけど、輸血がNGなので手術の承諾ができない。
それを説得し続ける医師。
結構デリケートな題材ではありますが、
やはり三谷さんなので、大笑いはできませんが、
西村さんと近藤さんのセリフのやり取りはテンポがいいし、
笑わせようとしていないけど、まあクスリと笑ってしまう場面もありました。
医師が父親にに向かって始る説得劇が、
途中からベクトルが父親から医師に逆転する展開なんかはサスガでした。
一方的じゃなくなることで、父親の葛藤だけだったのが、
医師の心の葛藤や苦悩もきちんと伝わる構成になっていました。
三谷さんて、大笑いして劇場を後にする作品を書くイメージが強かったんですが、
わりと真剣で社会性にとんだ内容のものが最近は多いのかな。
でも、決して三谷さんらしさがないというわけではないのが、さすがなんですけど。
西村さんと近藤さんがまたいい具合に年配男性でリアル。
ただ、雰囲気とノリで乗り切る似たような若者劇団の作品とは
やっぱり一線を隔している感じ。
いや、勢いがあっていいんですけど、みんなどこかクドカンチックな空気を感じたりするので、
内輪受け感が漂ってないか…? と、ロバみみはたまに危惧したりしてます。
余計なお世話ですが。
野田さんも地下鉄サリンを題材に持って来たりしてましたが、
きわどいところで、何かを投げかけるということができるのは、
やはり舞台ならではだなぁと思いました。
まあそれには、真摯さと勇気が必要なのでしょうけど。
テレビドラマではなかなか難しい感じですよね。
大人の事情がたくさんありそう(笑)
まず、スポンサーがつかなそうです。
わざわざお金を払って、限られた空間に足を運ぶ演劇だからこそ。
ラストはどっちに転ぶんだろう…と思って見てました。
なるほど、そちらでしたか。
追加公演も決定したみたいなので、気になる方は是非、劇場へ足をお運び下さい。