伝説の歌番組・夜のヒットスタジオを語る

伝説の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の22年間の足跡を通じて、日本の歌謡界が最も輝いていた時代を振り返ります。

歌でふりかえる夜のヒットスタジオ22年史(52) 1984年1-3月(第789-800回)

2007-09-30 | 夜のヒットスタジオ/曲目(旧版)

1984/01/09(789) 小柳ルミ子/お久しぶりね
1984/01/09(789) 松田聖子/瞳はダイアモンド
1984/01/09(789) 研ナオコ/泣かせて
1984/01/09(789) 真田広之/哀しみのジプシー
1984/01/09(789) 郷ひろみ/シャトレ・アモーナ・ホテル 
1984/01/16(790) 河合奈保子/疑問符
1984/01/16(790) 谷村新司/22歳
1984/01/16(790) デュランデュラン/Union of The Snake
1984/01/16(790) 近藤真彦/ロイヤル・ストレート・フラッシュ
1984/01/16(790) 加藤登紀子/時代おくれの酒場
1984/01/23(791) 柏原芳恵/カム・フラージュ
1984/01/23(791) クリフ・リチャード&シャドウズ/Shooting From The Heart
1984/01/23(791) 多岐川裕美/あいたいよ
1984/01/23(791) 少年隊/I'm so excited
1984/01/23(791) 森昌子with篠原義彦(円広志)/越冬つばめ
1984/01/30(792) 早見優/抱いてマイ・ラブ
1984/01/30(792) Hi-Fi-Set/素直になりたい
1984/01/30(792) 麻倉未稀/黄昏ダンシング
1984/01/30(792) 五木ひろし/細雪
1984/01/30(792) THE GOOD-BYE/涙のティーンエイジ・ブルース
1984/02/06(793) 小泉今日子/艶姿ナミダ娘
1984/02/06(793) アルフィー/星空のディスタンス

1984/02/06(793) 森進一/待たせたね
1984/02/06(793) 戸川純/玉姫様
1984/02/06(793) 岩崎宏美/20の恋
1984/02/13(794) 松田聖子/Canary
1984/02/13(794) シブがき隊/サムライ・ニッポン
1984/02/13(794) 杏里/悲しみがとまらない
1984/02/13(794) 沢田研二/どん底
1984/02/13(794) 堀ちえみ/白いハンカチーフ
1984/02/13(794) 南こうせつ/Bye Bye TYO
1984/02/20(795) 郷ひろみ/2億4千万の瞳
1984/02/20(795) 石川秀美/めざめ
1984/02/20(795) 近藤真彦/一番野郎
1984/02/20(795) チェッカーズ/涙のリクエスト
1984/02/20(795) 細川たかし/新宿情話
1984/02/27(796) 田原俊彦/チャールストンはまだ早い
1984/02/27(796) THE GOOD-BYE/モダンボーイ狂想曲
1984/02/27(796) 柏原芳恵/ト・レ・モ・ロ
1984/02/27(796) 八代亜紀/ふたりの夢
1984/02/27(796) 高田みづえ/秋冬
1984/03/05(797) 松本伊代/恋のKnow-How
1984/03/05(797) 高見知佳/くちびるヌード

1984/03/05(797) 小椋佳/泣かせて
1984/03/05(797) 森進一/人を恋うる唄
1984/03/12(798) 松田聖子/ボン・ボヤージュ
1984/03/12(798) 都はるみ/道頓堀川
1984/03/12(798) 安全地帯/ワインレッドの心
1984/03/12(798) チャゲ&飛鳥/MOON LIGHT BLUES
1984/03/12(798) 麗美/愛にDESPERTURE
1984/03/12(798) 小川知子with谷村新司/忘れていいの(愛の幕切れ)
1984/03/19(799) 河合奈保子/微風のメロディー
1984/03/19(799) 島倉千代子/母子星
1984/03/19(799) シブがき隊/喝!
1984/03/19(799) ラッツ&スター/月下美人 
1984/03/26(800) 松田聖子/Rock'n Rouge
1984/03/26(800) 吉川晃司/モニカ
1984/03/26(800) 角川博/伊豆の雨
1984/03/26(800) EPO/恋はハイ・タッチ、ハイ・テック
1984/03/26(800) 西城秀樹/Do You Know

<司会>芳村真理/井上 順

◆曲目不詳
1984/02/20(795) ウィリー・ネルソン
1984/02/27(796) 宇崎竜童

※赤字=当該放送期間内(1978/10/02付-12/25付)のオリコンチャート上位20位以内にチャートインした曲
※赤背景=当該放送期間内のオリコンチャート1位を獲得した曲 


夜のヒットスタジオ・歌手別出演履歴<32> 佐良直美

2007-09-29 | 夜のヒットスタジオ/歌手別出演履歴

<佐良直美>
◆初出演:1969年6月23日(第34回)「ギターのような女の子」
◆最終出演:1976年12月6日(第422回)「ひとり旅」
◆出演回数:56回
01 69/06/23 0034 ギターのような女の子(詞:橋本淳 曲:筒美京平 R:69/03/25) 
02 69/08/18 0042 いいじゃないの幸せならば(詞:岩谷時子 曲:いずみたく R:69/07/25 HC:2位
03 69/10/27 0052 いいじゃないの幸せならば
04 70/01/26 0065 知らないで愛されて(詞:岩谷時子 曲:いずみたく R:69/12/25)
05 70/02/16 0068 知らないで愛されて
06 70/04/27 0078 私が生まれかわる時(詞:岩谷時子 曲:いずみたく R:70/04/05)
07 70/06/22 0086 赤頭巾ちゃん気をつけて(詞:岩谷時子 曲:いずみたく R:70/05/25)
08 70/07/13 0089 どこへ行こうかこれから二人(詞:西川ひとみ 曲:中村泰士 R:70/07/25)
09 70/08/10 0093 どこへ行こうかこれから二人
10 70/09/21 0099 どこへ行こうかこれから二人
11 70/09/28 0100 いいじゃないの幸せならば
12 70/10/26 0104 どこへ行こうかこれから二人
13 70/11/30 0109 塩・ローソク・シャボン(詞:坂田寛夫 曲:いずみたく R:70/11/25)
14 71/01/25 0117 塩・ローソク・シャボン
15 71/02/15 0120 あいつとあの娘(詞:保田善生 曲:いずみたく R:71/03/05)
16 71/03/15 0124 あいつとあの娘
17 71/04/05 0127 あいつとあの娘
18 71/07/26 0143 生きてるって素晴らしい(詞・曲:浜口庫之助 R:71/07/05)
19 71/08/09 0145 生きてるって素晴らしい
20 71/09/20 0151 片道列車(詞:岩谷時子 曲:いずみたく R:71/10/05)
21 71/11/08 0158 幸福を遠く離れて(R:71/11/05)
22 71/12/27 0165 幸福を遠く離れて(「片道列車」の可能性あり)
23 72/01/10 0167 白夜に燃えて(詞:岩谷時子 曲:吉田正 R:72/01/25)
24 72/01/31 0170 白夜に燃えて
25 72/02/14 0172 白夜に燃えて
26 72/03/20 0177 白夜に燃えて
27 72/04/10 0180 のんびりやるさ(詞:阿久悠 曲:川口真 R:72/04/25)
28 72/05/08 0184 のんびりやるさ
29 72/06/12 0189 のんびりやるさ
30 72/07/31 0196 華やかな孤独(R:72/07/25)
31 72/08/28 0200 華やかな孤独
32 72/09/25 0204 別れ話は背中にしてね(R:72/09/25)
33 72/10/30 0209 別れ話は背中にしてね
34 72/12/11 0215 別れ話は背中にしてね
35 73/01/29 0222 陽が当るまで(詞:たかたかし 曲:鈴木邦彦 R:73/01/25)
36 73/02/19 0225 陽が当るまで 
37 73/03/12 0228 陽が当るまで
38 73/04/30 0235 陽が当るまで
39 73/05/28 0239 陽が当るまで
40 73/06/25 0243 さびしい男たち(R:73/07/05)
41 73/07/16 0246 さびしい男たち
42 73/08/20 0251 さびしい男たち
43 73/09/24 0256 幸せの日々(詞:山川啓介 曲:吉田正 R:73/09/25)
44 73/10/22 0260 幸せの日々
45 73/12/03 0266 ベイビー(R:73/12/01、但し「ジャスミンの部屋」の可能性あり)
46 74/01/14 0271 ジャスミンの部屋(R:73/12/25)
47 74/02/04 0274 ジャスミンの部屋 
48 74/03/11 0279 ジャスミンの部屋
49 74/06/24 0294 花のフェスティバル(Single「別れ話は背中にしてね」B面 詞:さがゆうこ 曲:佐良直美 R:72/09/25、但し「風」の可能性あり)
50 74/08/05 0300 花のフェスティバル
51 75/03/03 0330 あなたの足音(R:75/02/25)
52 75/06/09 0344 あなたの足音
53 75/09/22 0359 出逢いとさよなら(R:75/09/25)
54 76/05/31 0395 ひとり旅(詞:吉田旺 曲:浜圭介 R:75/02/25 HC:39位)
55 76/08/23 0407 ひとり旅
56 76/12/06 0422 ひとり旅

【追記】
初出演~最終出演までの期間でリリースされたシングル中、「肝っ玉かあさん」(R:71/05/05、他局ドラマの同名主題歌のため披露されず)、「若い心よ集まろう」(R:71/10/05)、「ありがとう」(R:74/07/05、「肝っ玉かあさん」と同様の理由で披露されず。代替で「花のフェスティバル」を披露)、「大都会の子守唄」(R:74/11/25)、「速達」(R:76/11/25)での出演実績はなし。

 
佐良直美の夜ヒット初登場は1969年6月。当時、水前寺清子と並び、バラエティーに、ドラマに引っ張りだこの人気者であっただけあって、前田武彦・芳村真理司会時代の頃は、準レギュラー格として番組にも数多く出演をしていました。

彼女の出演履歴の特徴としては・・・
①第100回・200回・300回と番組の節目の放送時に出演をした。
②1970年~1973年までは準レギュラー格として出演を続けていた。
1973年秋から1974年春までの司会者輪番制時代には、司会者兼歌手としても何回か出ていたようです。
③1974年6月24日・8月5日放送では、当時のシングル曲ではなく、これより2年前のシングルB面に収録されていた「花のフェスティバル」を唄っている。
当時発売されていた最新のシングル曲はTBSドラマ「ありがとう」(第4シリーズ)の主題歌としてリリースされており、フジテレビ系の「夜ヒット」ではさすがに歌いにくかったのか、この曲を代替として披露していたようです。ちなみにこの1974年の紅白でも彼女はこの歌を披露しています。彼女自身思い入れの強い歌だったのかもしれません。

1980年代半ばにあるスキャンダルがきっかけとなって芸能活動を事実上引退してしまった彼女ですが、紅白における司会進行ぶりは、恐らく自分が見てきた中でも最も秀逸であったと思いますし、バラエティー番組などにておける順応性もあった点で、芸能人としての才能は極めて高かったといえると思いますし、仮にスキャンダル報道がなければ、もっと広い活動をしていたであろうことは容易に推測できることからすれば、芸能活動を引退してしまったというのはなんとも惜しいような気がします。


夜のヒットスタジオ・歌手別出演履歴<31> 杏里

2007-09-22 | 夜のヒットスタジオ/歌手別出演履歴

<杏里>
◆初出演:1979年1月22日(第533回)「オリビアを聞きながら」
◆最終出演:1990年6月13日(第1116回)「
SUMMER CANDLES」「STARDUST GO HOME」「MIND CTUSIN'」
◆出演回数:25回
01 79/01/22 0533 オリビアを聴きながら (詞・曲:尾崎亜美 R:78/11/05 HC:65位)
02 83/09/05 0772 CAT'S EYE (詞:三浦徳子 曲:小田裕一郎 R:83/08/05 HC:1位
03 83/10/03 0776 CAT'S EYE
04 83/11/07 0781 悲しみが止まらない(詞:康珍化 曲:林哲司 R:83/11/05 HC:4位
05 83/12/05 0785 悲しみが止まらない
06 84/01/16 0790 悲しみが止まらない
07 84/02/13 0794 悲しみが止まらない
08 84/04/02 0801 気ままにREFLECTION (詞:三浦徳子 曲:井上大輔 R:84/04/21 HC:7位
09 84/04/30 0805 気ままにREFLECTION
10 84/05/28 0809 気ままにREFLECTION
11 84/09/24 0826 <不詳>
12 84/10/08 0828 <不詳>
13 85/04/17 0854 16 BEAT(詞:三浦徳子 曲:ANRI R:85/04/21 HC:31位)
14 85/05/15 0858 16 BEAT
15 85/07/03 0865 WAVE (Album「WAVE」より 詞・曲:小林武史 R:85/06/21)
16 86/06/11 0913 モーニング・スコール(詞:吉元由美 曲:羽田健一 R:86/06/05 HC:51位)
17 87/04/08 0956 HAPPY ENDでふられたい(詞:吉元由美 曲:ANRI R:87/03/21 HC:17位)
18 87/05/13 0961 HAPPY ENDでふられたい/オリビアを聴きながら<with河合奈保子>
19 87/09/02 0977 SURF&TEARS(詞:吉元由美 曲:ANRI R:87/07/22 HC:27位)
20 88/08/17 1027 最後のサーフホリデー(詞:吉元由美 曲:ANRI Single「SUMMER CANDLE」B面 R:88/07/13) 
21 88/12/28 1046 スノーフレイクの街角(詞:吉元由美 曲:ANRI R:88/12/14 HC:12位)COME ON EVERYBODY<withTM NETWORK>(詞・曲:小室哲哉)
22 89/02/01 1050 スノーフレイクの街角
23 89/05/10 1064 Groove A Go-Go (Album「CIRCUIT of RAINBOW」より 詞:吉元由美 曲:ANRI R:89/05/27)
24 89/08/02 1076 Groove A Go-Go
25 90/06/13 1116 SUMMER CANDLES(詞:吉元由美 曲:ANRI R:88/07/13 HC:16位)/STARDUST GO HOME(Album「MIND CRUISIN'」より 詞:吉元由美 曲:ANRI R:90/06/23)MIND CRUISIN'(同左 詞:吉元由美 曲:ANRI R:90/06/23)


【追記】
①初出演~最終出演までの期間でリリースされたシングル中、2nd Single「地中海ドリーム」(R:79/04/21)~12th Single「Lady Sunshine」(R:83/06/05)、及び17th Single「オリエンタル・ローズ」(R:86/02/21)、19th Single「TROUBLE IN PARADISE」(R:86/12/05)での出演実績はなし。
②84/09/24・10/08出演時の曲目は不詳(但し、84/09/24についてはAlbum「COOOL」(R:84/06/21)の収録曲のうちの一つを披露している模様)。
③22thSingle「SUMMER CANDLE」については当時裏番組のドラマ主題歌であった関係で発売期間内では披露できず(※同期間内の88/08/17放送では同曲B面「最後のサーフホリデー」で代替出演)、リリースからの約2年後の90/06/13放送にて披露。
④88/12/28放送で披露した「COME ON EVERYBODY」はTM NETWORKの楽曲。番組内のジョイント企画で披露。

杏里の夜のヒットスタジオ初登場は1979年1月、デビュー作である「オリビアを聴きながら」での登場でした。

デビューしてからの約4年間は「地中海ドリーム」「思い切りアメリカン」など佳作を発表し続けたものの、あまりヒットには繋がらず、夜ヒットの出演実績もその間はなかったようですが(「オリビア~」も当初はあまりヒットしなかったようです)、1983年、アニメ主題歌として発売された「CAT'S EYE」が広い支持を集め、この曲に続いて発表された「悲しみがとまらない」「気ままにREFLECTION」が何れもヒットチャート上位にランクインされるヒットを記録し、この3曲のヒットによって、80年代~90年代にかけての邦楽界を代表する女性ミュージシャンとしての地位を確かなものとしました。

基本的にはシングル曲での出演が大半で、アルバム収録曲での出演は殆どなかったようですが、1987年5月に河合奈保子とのジョイントでデビューシングル「オリビアを聴きながら」を当時の新譜である「HAPPY ENDでふられたい」を歌う前に披露したシーンは、数あるジョイント名場面の中でも、評価が高い場面となっており、後年総集編企画でも定番のシーンとしてよく取り上げられていました。

また、モデル並の抜群のスタイルの良さや、ファッションセンスの良さなども相まって、番組内でもファッショナブルな空気を巧く作りだしてくれていたと思います。


夜のヒットスタジオ・歌手別出演履歴<30> 堀ちえみ

2007-09-16 | 夜のヒットスタジオ/歌手別出演履歴

「夜ヒット」出演履歴、今回は「花の82年組」のひとり、堀ちえみの出演履歴を振り返ります。

<堀ちえみ>
◆初出演:1982年4月5日(第699回)「潮風の少女」
◆最終出演:1987年3月11日(第952回)「愛を今信じていたい」
◆出演回数:30回
01 82/04/05 0699 潮風の少女 (詞・曲:宮松恭子 R:82/03/21 HC:27位) 
02 82/08/09 0717 真夏の少女 (詞:中里綴 曲:鈴木茂 R:82/06/21 HC:26位)
03 82/11/29 0733 とまどいの週末(詞・曲:森雪之丞 R:82/11/05 HC:14位)
04 83/02/14 0743 さよならの物語(詞:岩里祐穂 曲:岩里未央 R:83/01/21 HC:8位
05 83/05/16 0756 真夏のダイアリー (詞:岩里祐穂 曲:岩里未央 R:83/04/21 HC:6位
06 83/07/25 0766 青い夏のエピローグ(詞:岩里祐穂 曲:岩里未央 R:83/07/07 HC:7位
07 84/02/13 0794 白いハンカチーフ (詞:大津あきら 曲:網倉一也 R:84/01/21 HC:7位
08 84/05/14 0807 稲妻パラダイス(詞:康珍化 曲:林哲司 R:84/04/21 HC:5位
09 84/07/23 0817 東京Suger Town(詞:三浦徳子 曲:芹澤廣明 R:84/07/18 HC:3位<※一つのシングル曲につき複数回の出演をした最初の楽曲>
10 84/08/13 0820 東京Suger Town
11 84/10/08 0828 やさしい悪魔<with石川秀美・早見優>(詞:喜多条忠 曲:吉田拓郎)
12 84/10/29 0831 クレイジーラブ(詞:三浦徳子 曲:芹沢廣明 R:84/10/17 HC:2位) 
13 84/11/26 0835 クレイジーラブ
14 85/01/21 0842 リ・ボ・ン(詞:三浦徳子 曲:松田良 R:85/01/23 HC:2位
15 85/02/25 0847 リ・ボ・ン
16 85/04/10 0853 Deadend Street GIRL(詞:鈴木博文 曲:鮎川誠 R:85/04/24 HC:9位
17 85/05/22 0859 Jimmy's Girl(詞・売野雅勇 曲:原田真二 Album「Lonely Univers」収録 R:85/06/05)
18 85/06/26 0864 Wa・ショイ! (詞:鈴木博文 曲:白井良明 R:85/07/03 HC:9位
19 85/07/17 0867 Wa・ショイ!
20 85/08/21 0872 風のサザン・カリフォルニア(Single「Wa・ショイ!」両A面 詞:売野雅勇 曲:高中正義 R:85/07/03)
21 85/09/18 0876 青春の忘れ物(詞:売野雅勇 曲:鈴木キサブロー R:85/09/25 HC:12位)
22 85/10/23 0881 青春の忘れ物
23 85/11/27 0886 青春の忘れ物
24 85/12/18 0889 暗くなるまで待って(詞・売野雅勇 曲:後藤次利 Album「夢の続き」収録 R:85/12/28)
25 86/01/22 0893 夢千秒(詞・売野雅勇 曲:鈴木キサブロー R:86/01/21 HC:12位)
26 86/03/05 0899 夢千秒
27 86/04/23 0906 ジャックナイフの夏(詞:売野雅勇 曲:タケカワユキヒデ R:86/04/21 HC:12位)
28 86/07/02 0916 夏咲き娘(詞:三浦徳子 曲:白井良明 R:86/07/14 HC:14位)
29 86/10/15 0931 素敵な休日(詞:夏目純 曲:尾崎亜美 R:86/10/21 HC:29位)
30 87/03/11 0952 愛を今信じていたい(詞:秋元康 曲:小室哲哉 R:87/03/21 HC:35位)
【追記】
①初出演~最終出演までの期間内にリリースされた全シングル曲中、「待ちぼうけ」(R:82/08/21)、「夕暮れ気分」(R:83/10/05)での出演実績はなし。
②84/10/08放送の「やさしい悪魔」はキャンディーズのナンバー。番組の企画で同期の早見優、石川秀美とのジョイントで披露。

堀ちえみの出演履歴の特徴としては・・・。
①1982年~1984年秋ころまでは1曲につき原則1回のスローペースでの出演だった。
松本伊代や早見優と同じく、1984年7月に発売された「東京Suger Town」までは1曲につき1回というスローペースでの出演でした。この頃のヒットスタジオは、女性アイドル枠は基本的には2枠程度用意されており、一方は松田聖子・河合奈保子・中森明菜ら、女性アイドルのトップに君臨する、いわば「別格」的存在の女性アイドルの枠とされていたのに対し、もう1枠はそれよりも人気・知名度がやや下がる女性アイドルの定位置として機能しており、この枠の下で出演するアイドル歌手は大抵は番組序盤(トップバッターか2番手)に登場することが多かったと思います。堀も29回出演のうちの大半は、トップバッター或いは2番手で歌を披露していました(それ以外の順序で歌を披露したのは、最終出演となった「愛を今、信じていたい」のときと、82年8月の、小泉今日子の「素敵なラブリーボーイ」と2曲続けてでの曲披露となった「真夏の少女」のとき、「潮風の少女」での初出演時の3回だけだったような気がします)。
②3rdシングル「待ちぼうけ」、8thシングル「夕暮れ気分」での出演実績がない。
1983年7月に「青い夏のエピローグ」で出演して以降、同年内の出演はなく、次の出演は次の年、1984年の2月までなく、この間に発売された「夕暮れ気分」はどうも夜ヒットでは1回も披露していないようです。なぜ、この曲での出演がなかったかは全く判りませんが、どうも「赤い羽根」募金のタイアップCFソングとして発売されたことにも夜ヒット未披露の一因があるのかもしれません。また、3枚目の「待ちぼうけ」も当時大半の賞レース番組ではこの作品で新人賞にノミネートされていてオリコン最高位も前2作よりも上がっているもののなぜか1回もヒットスタジオでは披露していません(発売2週間前の82年8月9日放送では2枚目の「真夏の少女」を披露しています)。
③1984年末頃~1985年にかけては準レギュラー格の一角として毎月1回ペースで出演していた。
「クレイジーラブ」~「夢一秒」の頃にかけては月1回ペースでの出演となっています。シングル売り上げは徐々に減少し始めていた時期だとは思うのですが、逆に女優としては「スチュワーデス物語」「花嫁人形は誰が着る」「スタア誕生」と主に大映テレビ製作ドラマでの活躍が目立ち、広い世代の視聴者にも彼女の存在が知られるようになったことや、DXへの改編によりアイドルの出演枠がより広くなったことも出演間隔が短くなった要因となっているのかもしれません。

彼女の当時の所属事務所は大手の「ホリプロ」ですが、夜ヒットでの優遇ぶりという点では、当時バーニング、ジャニーズ、ナベプロに次ぐ存在(82年当時、ナベプロ筆頭のタレントだった和田アキ子は一時歌手として低迷のときを迎えており、また森昌子や石川さゆりもヒットが出にくくなり、出演頻度が少なくなり、ホリプロ所属歌手はどちらかといえば同番組内では「冷遇」される立場にあったようですが…)であったことを考慮すれば、デビュー(82年3月21日)から約2週間後の番組初登場というのは妥当な線だといえるでしょう。それ以降、同期の松本伊代や早見優らよりも比較的出演につき優遇されていたのか、夜ヒットの通算出演回数は彼女らよりも多く29回となっています。

彼女の出演シーンで一番印象に残っているものといえば、「夏咲き娘」での出演時に、歌の途中で突然号泣してしまい、歌が歌えない状態に陥ったという場面(86年7月2日放送)が思い出されます。
当時の事情を知っている方なら周知のことだとは思いますが、この出演の直前に、女性週刊誌に、作曲家・後藤次利との交際が報じられ、そのことと関連して、このときの号泣シーンは様々な憶測を呼びました(このとき、司会の芳村真理は「どうした?どうした?歌詞間違えた?何か怖かったの?」と、歌い終わっても尚泣き止まない彼女をフォローしたそうです)。生放送で歌を歌うことの重圧と、それまでの彼女のイメージとは似つかぬ「芸能スキャンダル」の件を突っ込まれるかもしれない、という恐怖感が重なりこのようなシーンが生じたというのが真相のようです(結局はこの後藤との交際報道の件につき、この一件で苦悩している堀の心中を察してか、芳村、古舘伊知郎の両司会者は一度も彼女にこの報道について問い正すような所作を見せることはなかったようです)。

この「夏咲き娘」での号泣シーンが後の同番組内での電撃的な引退宣言(87年3月11日放送)の伏線となっていたのは言わずもがなです。この引退の意向を発表したときに披露した、引退前最後のシングル曲「愛を今、信じていたい」を歌っているときの彼女は、体調を崩していたせいかかなりやせ細ってしまい、その姿はかなり痛々しいものでした。芸能界という特殊で閉鎖的ともいえる世界に心底疲弊してしまった、という雰囲気すらありました。

現在では再び、同期の早見・松本らとユニットを組んでTV出演したりと、芸能界で力強く活躍をしています。5人の子供の母親として奮闘を続ける彼女の今の姿には、かつての夜ヒットでの「引退宣言」時における「気弱さ」というものは微塵もなく、むしろ逆に、様々な波乱万丈の人生経験を乗り越えての「力強さ」、或いは「自信」というのが全面に出ているという感があります。
これからも同年代の女性を勇気付ける存在として活躍し続けて欲しいものです。


歌でふりかえる夜のヒットスタジオ22年史(51) 1978年10ー12月(第517-529回)

2007-09-13 | 夜のヒットスタジオ/曲目(旧版)

78/10/02(517) なんて女に…/都はるみ
78/10/02(517) 女にスジは通らない/アン・ルイス
78/10/02(517) ベッドで煙草を吸わないで/りりィ
78/10/02(517) 愛で殺したい/サーカス
78/10/02(517) 青春河夕音頭/金沢明子
78/10/02(517) みちゆき/藤村泰介
78/10/09(518) ANAK/フレディ・アギラー
78/10/09(518) たそがれマイ・ラブ/大橋純子
78/10/09(518) グッド・ラック/野口五郎
78/10/09(518) 港夜景/細川たかし
78/10/09(518) Do It Bang! Bang!/榊原郁恵
78/10/16(519) ブルースカイブルー/西城秀樹
78/10/16(519) 絶体絶命/山口百恵
78/10/16(519) 俺の愛し方/松崎しげる
78/10/16(519) 酔って候/柳ジョージ&レイニーウッド
78/10/16(519) 失恋記念日/石野真子
78/10/16(519) 愛のけものたちビューティーペア
78/10/23(520) 森進一/雪よおまえは
78/10/23(520) 20才になれば/桜田淳子
78/10/23(520) 勝手にシンドバッド/サザンオールスターズ
78/10/23(520) モンテカルロで乾杯/庄野真代
78/10/23(520) 国道ささめ雪/狩人
78/10/23(520) キャプテンZAP/トライアングル
78/10/30(521) あなたの隣に/伊東ゆかり
78/10/30(521) さようならの彼方へ/内山田洋とクールファイブ
78/10/30(521) 透明人間/ピンクレディー
78/10/30(521) 戦士の休息/町田義人
78/10/30(521) グッド・ナイト・ミス・ロンリー/アグネス・チャン
78/10/30(521) 海が泣いている/太田裕美
78/10/30(521) 青葉城恋唄/さとう宗幸
78/11/06(522) 弾き語り/島倉千代子
78/11/06(522) LOVE(抱きしめたい)/沢田研二
78/11/06(522) 故郷へ…/八代亜紀
78/11/06(522) みにくいあひるの子/研ナオコ
78/11/06(522) 遥かなる恋人へ/西城秀樹
78/11/13(523) The Bridge(愛のきずな)/ジャニス・イアン
78/11/13(523) 星のみずうみ/めぐりあい紡いで/布施明
78/11/13(523) ハリウッド・スキャンダル/郷ひろみ
78/11/13(523) 銃爪/世良公則&ツイスト
78/11/13(523) 流氷/石川さゆり
78/11/13(523) さよならの挽歌/岩崎宏美
78/11/13(523) レイジー/ハロー・ハロー・ハロー
78/11/20(524) 北海岸/小林旭
78/11/20(524) きみよ荒野へ/森進一
78/11/20(524) カメレオン・アーミー/ピンクレディー
78/11/20(524) 気分しだいで責めないで/サザンオールスターズ
78/11/27(525) 熱愛/五木ひろし 
78/11/27(525) トーキョー・バビロン/由紀さおり
78/11/27(525) 燃える秋/ハイ・ファイ・セット
78/11/27(525) やさしさ知らず/アグネス・チャン
78/11/27(525) 振り向けばイエスタディ/太田裕美
78/12/04(526) 彼岸花/森昌子
78/12/04(526) 性(さが)/ツイスト
78/12/04(526) マスカレード/庄野真代
78/12/04(526) 女ともだち/高田みづえ
78/12/04(526) ラブ・アタック/越美晴
78/12/11(527) ジタン(女の生き方)/上月晃
78/12/11(527) ひとり酔い/和田アキ子
78/12/11(527) 雨…/小柳ルミ子
78/12/11(527) モンキー・マジック/ゴダイゴ
78/12/18(528) 信天翁(あほうどり)/梓みちよ
78/12/18(528) 送春曲/五木ひろし
78/12/18(528) ANAK(息子)/杉田二郎
78/12/18(528) 夢追い酒/渥美二郎
78/12/18(528) 燃える想い/原あつこ   
78/12/25(529) そんなナイト・パブ/増位山太志郎
78/12/25(529) 与作/北島三郎
78/12/25(529) いい日旅立ち/山口百恵
78/12/25(529) 地上の恋人/郷ひろみ
78/12/25(529) 夢想花/円広志

※赤字=当該放送期間内(1978/10/02付-12/25付)のオリコンチャート上位20位以内にチャートインした曲
※赤背景=当該放送期間内のオリコンチャート1位を獲得した曲