NATOが東京に連絡事務所の開設を検討中、というニュースが流れた。
これには与党は勿論、立憲民主党までもが歓迎を表明している。
今までも防衛省や自衛隊の武官がNATO加盟国の大使館に駐在していて、各国の軍と情報交換を行っているが、今後はNATO本部と直接つながることになる。
これを一番嫌がるのは中国とロシアである。
なぜ西側諸国が軍事的に連携を強める必要があるのかと言えば、この2つの大国が領土的野心を持っているからに他ならない。
中国は台湾は勿論、沖縄まで中国の領土だと公言する政治家もいるし、ロシアもウクライナよりも先に日本に侵攻する計画があったらしい。
西側先進国は軍事力を使って自国の領土を広げようなどとは考えない。
単純に、善vs悪の構図が成り立っている。
もちろん日本は東洋における善のグループの代表である。
戦争は避けるのが最善であるが、非武装中立はあり得ない。
日本が単独で独立を守る力を持っていない以上、自由主義の国々と同盟を結ぶ以外に方法はないのである。