福島第一原発の処理水の放出が始まって3日経った。
中国は即日、日本の水産物の輸入を全面禁止した。
それに対して日本政府は「全くの想定外」と言った。
いやいや、想定してなきゃダメでしょ。仮に想定していなかったとしても、それを言っちゃオシマイよ。
外交音痴と言われても仕方がない。
それはさておき、日本から中国への水産物の輸出総額は1,257億円
※水産庁HPより
その中で一番多いのは『ホタテ貝』の336憶円
中国は殻のままのホタテ貝を日本から輸入して、殻をむいたものを輸出して利益を上げている。
じゃあ、国内で加工して直接他国に輸出すれば一石二鳥である。
すでに国内ではホタテの価格が下がっている。
同様に他の魚介類も国内で消費するべきである。
日本の食糧自給率は4割以下なのだから輸出に回すのはもったいない。
真珠やナマコの業者にとっては大きなチャンスである。
香港への輸出がストップすれば逆に困るのは中国側である。
日本の代わりにどこからか仕入れなければならない。
日本は第3国(タイとかマレーシアとか)に今までより少し高い価格で輸出すれば良い。
結局そこから産地を隠して中国に流れることになる。
本当の問題は、中国は14億の国民の食糧を確保しなければならないということである。
日本からの輸入が止まった分を他から仕入れなければならない。
より高い値段でも輸入しようとするだろう。
日本は買い負けしないように、今回の中国の措置が不当であることを国際社会に強くアピールして日本の味方を増やさなければならない。