果てしなき逆襲

 さて、日産自動車の件

日が経つに連れて、出るわ出るわ

報酬をごまかしていただけではなくて、自分や家族の家まで会社のお金で何軒も買っていた。

地位のある人間なのに、これほど卑しいやつも珍しい。

それはともかく、ゴーンを追い出した日産自動車、今後どうするつもりだろうか？

社長をはじめ、役員たちは会社を日本人の手に取り戻した気でいるかも知れないが

瀕死の状態だった日産を立て直したのはゴーンである。

出来の悪い経営陣では再び、いや三たびか？何度目かわからないが、また経営危機に陥るかも知れない。

その前にルノーが別の誰かを送り込んでくるのは間違いないけど。

考えてみれば、俺が学生の頃から日産はもうダメだ、という声があった。

企業体質はそう簡単には変わらないものである。

そのダメな日産や三菱を吸収しようとしているルノーはどんな判断をしているのやら？

こういう企業を吸収しても内部の抵抗があるので上手くいかないと思うけど。

いづれにしても、淘汰や再編が進むのは良いことである。

株主や系列の中小企業は早めに正しい判断をしたほうが良い。

悪魔はふたたび

昨日テレビをつけていたら、ビックリするようなニュース速報が流れた。

日産のカルロス＝ゴーン会長の逮捕である。

正規に発表されている役員報酬だけでも高額なのに、さらに倍も貰って隠していた。

日産の上層部や監査法人などは、最初の不正があった時点で知っていたはずである。

なぜ今まで黙っていたのか？

この時点で頭に浮かぶのは、アクトン卿の

『権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する』

という言葉である。

どんなに悪いことをしても誰にも咎められない力を持ったとき

聖人でいられる人物はそう多くはいない。

本来、人間とはそういう生き物だからである。

小は、教会の神父が信者の少年少女に悪さをしたり、政治家が賄賂を受け取ったり、

大は、サウジの皇太子が殺人を命じたり、金正恩などはやりたい放題である。

さて、あなたの会社はどうか？

大声を張り上げて意見を押し通す経営者はいないか？

周りはイエスマンばかりになっていないか？

しかし悲観することはない。

大事なのは、自分の生き方は自分で選ぶということである。

 

撃つな！アラシ

アメリカではたびたび大規模な銃撃事件が起きる。

学校や教会やコンサート会場などの人が多く集まる場所が狙われる。

別に組織的なテロというわけではなく、個人的な殺人事件である。

殺人事件ならどこの国にでもあるのだが

アメリカでは道具として攻撃的な銃が使われるので犠牲者の数が多くなるのである。

銃を持つ権利が憲法で保障されている。

それは大いに結構で正しい権利だろう。

銃はスポーツの道具であり、趣味の道具であり、家族を守る道具である。

しかし、銃なら何でもあり、というのは考え直したらどうか？

標的射撃や鹿を撃つのに、アサルトライフルやサブマシンガンは必要ないだろう。

日本のように、ショットガンは弾倉内2発まで、ライフルは弾倉内５発までにする。

これなら銃を持つ権利は保障された上に、リロードに時間がかかるので大量殺人は起こりにくくなる。

かつて、オーストラリアでも銃の乱射事件が頻発していたが

セミオートライフルやポンプアクションのショットガンを規制したところ、

乱射事件はめっきり減った。

個人の権利も大事なのはよく解るが、何か手を打たなきゃ善良な市民の権利はどうなる？

まあ、時間はかかるだろうが、アメリカ市民が目覚めることを期待する。

無限へのパスポート

かねてより噂されていた通り、広島の丸選手がFA宣言をした。

カープファンの心境は穏やかではないだろうが、俺は大賛成である。

向上心のある人間は常に前を向いている。

現状に満足して留まっているタイプの人から見たら

次のステージを目指して頑張る人間は裏切り者に見えるのかも知れない。

しかしそれはとんでもない間違った考え方である。

我々サラリーマンも、やりがいとか収入面とか色々な事情で転職を考えるはずだ。

特に若い人は終身雇用なんて考えていたら、大した人物にはなれないだろう。

育てた選手が巣立って行く。

次の世代を育てて行く。

それでいいと思う。

自分の力で掴んだチャンスはものにする。

丸は正しい生き方をしていると思う。