俺たちの旅

人生とは夢を叶える旅

宇宙が呼ぶ声

2022-08-30 12:11:11 | Weblog

昨日、京都の叔父の家にお見舞いに行って来た。

学生時代、4年間居候をさせてもらった家である。

俺にとっては叔父叔母は恩人である。

先月の終わり頃に連絡をもらって、末期のガンであることを告げられた。

電話を切ったあと不覚にも家族の前で泣いてしまった。

コロナの影響で病院に面会にも行けず今頃になってしまった。

本人が、家に帰りたいと言うので、最期は自宅で看取ることになった。

この家を訪れるのは25年振りになる。

駅からの道も全然変わってなくて、いつものように、昨日と同じように歩いた。

本当に25年も経ったのかと不思議な感覚だった。

勝手に玄関を開けて『ただいま』と言って入った。

ベッドに横たわる叔父は、痩せて目も虚ろで表情がない。

しかし、こちらの言っていることはちゃんと分かっている様子。

数日前までは自力で風呂にも入れたらしいが、今は支えられてトイレまで歩くのがやっとである。

終始横になったままで会話らしい会話はできなかったが、俺が帰るときには、胸の前で手を合わせて『ありがとう』と言った。

俺が『また来るわ、来週』というと笑顔を見せてくれた。

駅までの道を歩きながら涙がでた。

 

 

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サイド1の脱出

2022-08-13 10:48:07 | Weblog

YAHOOニュースなどを見ていて、たまにコメント欄も覗いたりするんだけれど、よくこんな酷い意見を言えるなと思うことが多い。

例えば某芸能人の過去のいじめ問題

本人が否定しているにもかかわらず、みんなで寄ってたかって非難する。

それこそ自殺にでも追い込みかねない勢いである。

何故、人はこういった行動をとるのか?

その人自身が社会か何かに不満を抱えていて、弱った人がいれば憂さ晴らしをしているのかも、と思ったりもしていた。

最近、高橋洋一氏がホリエモンと会談しているのを見て理由が分かった。

酷い書き込みをする人はIQが低いらしい。それも日本語の読み書きがちゃんと出来ないほどに頭が悪いのだ。

そう言えば、コメント欄は誤字脱字だらけである。

だからネットの記事や発言の一部分だけを切り取って信じ込む。

自分が正しいから相手になにをしてもそれは正義である、と考える。

と書くと誤解が生じるので詳細は動画を見てちょうだい。

やっぱり本を読む習慣って大事なんだなと思う。

昔から感じていた人付き合いの難しさをこの人たちも感じていたようだ。

友達はいらない。妻と娘がいれば十分に幸せである。

 

日本人は実は日本語が読めていない?コロナ禍のゼロリスク思考・Twitter炎上を語る【高橋洋一×堀江貴文】

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帰ってきた鈴鹿の夏

2022-08-07 14:32:09 | Weblog

鈴鹿に8耐が帰ってきた。

コロナの影響で3年振りの開催である。

パリダカールラリーを始めとして、ルマン24時間、ボルドール24時間、ツール・ド・フランスなど、フランス人って本当に長距離の耐久レースが好きよねぇ。

かく言う俺も長距離レースが大好きで、F1やMotoGPのようなスプリントレースにはあまり興味がない。

1回のミスやアクシデントですべてが終わってしまう、というのが嫌いなのである。

人生と同じで、失敗しても挽回のチャンスがある方が良いと思うからだろう。

'85年の鈴鹿8耐、世界中の期待を集めて”キング”ケニー・ロバーツが出場した。

パートナーは日本のチャンピオン、平忠彦

マシンはヤマハの新型車、FZR750である。

(ちなみに、ケニーの奥さんは日本人で実家の熊本に来たときには阿蘇の辺りをよくツーリングしているらしいよ、あのキングが)

 

 

 

 

11:30、ルマン式のスタートが切られ各車一斉に飛び出していく。

ところが、ケニーのマシンに火が入らない。

ポールポジションにいたのに、あっという間にほぼ最下位である。

しかし”キング”がこのまま終わるはずがない。

異次元の走りを見せ、他のライダーをごぼう抜きである。

20周目には2位に浮上し、平に交代して38周目についにトップにたった。

そのまま順調に周回をかさね、あと30分で優勝という時、悲劇は突然訪れた。

FZRが白煙を噴き上げてエンジンストップ

ホームストレートでFZRに跨ったままの平忠彦の姿が脳裏に焼き付いている。

長い歴史のなかには多くのドラマがあった。

そこには命を懸けるに値する何かがあるのである。

 

 

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原爆の日

2022-08-06 10:48:55 | Weblog

今日は77回目のヒロシマの『原爆の日』である。

朝の平和記念式典を見てから出勤した。

例年と違って今年は世界中の人々が核の脅威を実感している中での式典となった。

岸田総理グテーレス国連事務総長松井広島市長湯崎広島県知事が演説を行ったが、いつにも増して危機感を感じる内容だった。(全文リンクあり)

今、日本では核抑止論が勢いを増している。

中国やロシアが隠すことなく侵略を明言している現状では核保有国を相手に通常戦力では防ぎきれない。

俺も『核保有やむなし』だとは思うが、結果には責任を持たなければならない。

この場合の責任とは人類の滅亡という意味である。

核保有国が増えれば誰かがボタンを押す。

あなたはプーチンや金正恩が信頼できる人物だと思うか?

何万年も続いてきた人類の歴史がたった30分で終わるかもしれない世界のままでいいのか?

その悲劇を知っているからこそ、広島の人々は訴えつづけているのである。

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