子どもは乳幼児期に母親から無条件に受け入れられ、愛される経験を通して母親(主たる養育者)とのアタッチメントを形成していきます。
アタッチメントとは不安をやわらげて安心したい”本当的欲求“
このアタッチメントが子どもの人格形成の基盤となり、成長と共にアタッチメントの対象は広がり、友人・先輩・恋人・夫婦…等々広がり、人は安心を求めて生きていきます。
究極のアタッチメントは阿弥陀さまですね。
人とは、いつの日か別離の日が来ますが、阿弥陀さまのご本願は生死を超えて私に安心を与えてくださる。
赤ちゃんが母親に抱っこされ安心するように南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏とお念仏しましょう。
その安心感は聞法によって、私におのずと具わる信心です。
観無量寿経に「仏心とは大慈悲これなり。無縁の慈をもつてもろもろの衆生を摂す」と示され、阿弥陀如来は迷いの衆生を救うために、おさとりの世界より南無阿弥陀仏となって顕現し、あらゆる衆生を漏らさず救う大慈悲心であり、仏の光にあうと、煩悩のさわりをはなれ、 身も心も和(やわ)らぎ生死を超えて往く。