住職の独り言

~ご縁に触れて~

日曜礼拝当番

2024年09月09日 | 独り言

昨日の日曜礼拝は私の当番でした。

正信偈和讃は法然聖人の和讃に入ったので、御伝鈔上巻第六段(信不退・行不退)の原文拝読し、簡単な意訳をしミニ法話とさせていただきました。

(要点意訳)第六段
昔、源空聖人がご在世のとき、他力住生の教えを説きめられると、高貴な人から平民まで聖人のもとに集まり、ことごとくその教えに帰依した。
その門前は市場のように多くの人々でにぎわい、その数は三百八十人余りといわれる。しかしながら、聖人から直接教え導かれ、その言葉通りにお領解しているものは極めてまれであり、わずか五、六名にも満たなかった。
 ある時、親鸞聖人が源空聖人に、次のようにお申し出になった。
私は源空聖人のお導きにより、お念仏を喜ばさせていただいておりますが、
しかし、お同行が真実の浄土に間違いなく注生できる信心を得ているかどうか知ることができません。
そこで、お弟子たちがお集まりの場で、皆さんにそのお心を伺ってみたく思います。
源空聖人は、「それは実にもっともなことである。では早速、明日、皆が集まった時に申し出られるがよい」と仰せになった。
 翌日、親鸞聖人が、「今日は 、信不退(阿弥陀仏の本願を信じる一念に往生浄土が決定するという立場)か行不退(念仏の行をはげみ、その功徳によって往生浄土が決定するという立場)か、どちらかの席に分れていただきます。どちらの席にお着きになられるか、それぞれのおこころをお示しください」と仰せになった。
その時、集まった三百人余りの門弟たちは、その意味をはかりかねるようであったが、聖覚法印と法蓮房は、「信不退の席に着こうと思う」といわれた。
そこへ、遅れてえやって来た法力房(熊谷次郎直実)が何事ですかと尋ねると、親鸞聖人は、「信不退と行不退のどちらかの席に分れていただいているのです」と仰せになった。
すると法力房は、「それならわたしも入らねば。信不退の席に着こうと思う」といわれたので、法力房の名を信不退の席に書き加えられた。
その場には数百人もの門弟たちが集まっていたが、他に言葉するものは誰もいなかった。これは恐らく、自力のはからいにとらわれたままで、金剛にたとえられる真実の信心を得ていなかったことによるのであろう。
このように皆が沈黙している間に、親鸞聖人はご自身の名を信不退の席に書き加えられた。
そしてしばらくして、師である瀬空聖人が、「わたしも信不退の席に連なろうと思う」と仰せになった。
そのとき、ある門弟は、頭を垂れて敬いの思いを表し、ある門弟は、内につのる悔しさを滲ませた。

南無阿弥陀仏



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仏智との出遇い

2024年09月08日 | 独り言
コマーシャルを見ていると
ルテインはよく目が見えるとか
仏の智慧は
我が心の正体が明らかになり
自分の行き先が明らかになる
智慧の灯火
南無阿弥陀仏

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自他一如

2024年09月07日 | 独り言

土のにおい
緑のかおり
風が運んで
私のもとに
悠々の大地
深呼吸すと
丸ごと私の
内に満入す
無量寿如来


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親鸞と東北の念仏―ひろがる信仰の世界(仙台市博物館)

2024年09月06日 | 独り言
東北地方の真宗の歴史と文化に焦点を当てた前例のない特別展「親鸞と東北の念仏―ひろがる信仰の世界」が、9月10日から仙台市青葉区の仙台市博物館で開かれる。国宝5件、重要文化財11件を含む約140件を公開。11月4日まで。
(中外日報より)


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自然(じねん)の世界

2024年09月05日 | 独り言

台風10号には、最新のコンピューターをもっても進路ははかりがたく振り回されました。

正確無比をはかる新幹線も自然(しぜん)の動きの中には太刀打ち出来ない

念仏のみ教えは

人はみな自然(じねん)の浄土へ至るのに、それを領解することが出来ず。

死を恐れおののきながら生きている

親鸞聖人総序には

「行に迷い信に惑い、心昏く識寡なく、悪重く障多きもの、特に如来の発遣を仰ぎ、必ず最勝の直道に帰して、専らこの行に奉え、ただこの信を崇めよ。」
とのお示しを疑いなく慮りなく慶ばさせて頂きましょう。

〈阿弥陀さまからのメセージ〉
どんあに孤独で 
苦しく悲しくても 
あなたをそのまま受けとめ 
決して見放さない


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無常

2024年09月04日 | 独り言
40歳も、50歳も、自分は難無く乗り 越えてきた、と思っていた。
人生というのは、何かを身につけていく過程ではあっても、いつか、何かをゆるやか に失っていくような日々がくるなんて、そんなこと今までは思いもしなかった。

最近、朝、晩、鏡で自分の顔を見るたび、失っていく何かが見える。
時間というのは本当に残酷だと思う。
毎日 ・・・比喩でなく毎日深くなっていく皺や、増えていく白髪や、気づきたくないいろいろがある。

表面だけならまだいい。同じような 変化が中身にも確実に起こっているはずで、そういえば、仕事で同じミスをしだしたのは、いつのころからだったっけ、と思う。

口ではいくらでも言える。
年を重ね ていくことなんて怖くないと。
その分 だけ自分には身につけていく何かがあって、過ごしてきた時間があって、手に入れてきたものもたくさんあるのだから、と。

それでも、わたしは、まだ、日々衰 えていく自分の容色に納得できないでいる。
おかしいでしょう、もともときれいだというわけでもないのに。
なのに、わたしは、こんなはずではなかっと、日々鏡を眺めてため息をついだいるのだ。

神戸市兵庫区 佐々木恵60)

人は愚痴を言いながら老けてゆくんだね。
愚痴を言ってどうにもなる訳じゃないけれど
愚痴を言いながら愚痴と共に生き往く日々かな…

「蓮如聖人~三首詠歌章~ (四帖目 第四通)」
 それ、秋も去り春も去りて、年月を送ること、昨日も過ぎ今日も過ぐ。
いつのまにかは年老のつもるらんともおぼえずしらざりき。
しかるにそのうちには、さりとも、あるいは花鳥風月のあそびにもまじはりつらん。
また歓楽苦痛の悲喜にもあひはんべりつらんなれども、いまにそれともおもひいだすこととてはひとつもなし。
ただいたづらに明かし、いたづらに暮らして、老いの白髪となりはてぬる身のありさまこそかなしけれ。
されども今日までは無常のはげしき風にもさそはれずして、わが身ありがほの体をつらつら案ずるに、ただ夢のごとし、幻のごとし。
いまにおいては生死出離の一道ならでは、ねがふべきかたとてはひとつもなく、またふたつもなし。
 これによりて、ここに未来悪世のわれらごときの衆生をたやすくたすけたまふ阿弥陀如来の本願のましますときけば、まことにたのもしく、ありがたくおもひはんべるなり。
この本願をただ一念無疑に至心帰命したてまつれば、わづらひもなく、そのとき臨終せば往生治定すべし。
もしそのいのち延びなば、一期のあひだは仏恩報謝のために念仏して畢命を期とすべし。…
南無阿弥陀仏


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パリオリンピック

2024年09月03日 | 独り言
松戸市ゆかりの
パリオリンピック活躍選手
こんなにいたんだ
知りませんでした



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千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要ご案内

2024年09月02日 | 独り言
第44回千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要
2024年9月18日(水)






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遅刻

2024年09月02日 | 独り言
朝10時から所沢の墓地での納骨。
8時頃寺出ればいいと思っていた私に、
副住職の朝は凄い渋滞だとの言葉に朝7時に出発。
絶対に遅刻しない行動であります。

葬儀でも遅刻は厳禁。
お寺の法事や外回りで、遅刻する方があるが、遅刻されると後の法事等で、今度は私が遅刻する羽目となる。
時間は守りましょう。

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2024年9月掲示板

2024年09月01日 | 独り言
9月です。秋の気配の中に秋彼岸。

念仏は
 親のよび声
  子のへんじ
      (才市)

【2024年9月行事】
★日 曜 礼 拝
  毎、日曜日・朝7時
   (正信偈和讃繰り読み・御文章・ミニ法話)
★秋の彼岸参り(やすらぎ堂前)
 22日(日)10時30分より
★秋の彼岸法要(天真寺本堂)
 22日(秋分の日・日曜日)午後1時30分~
  法話 福間義朝師(広島県三原市教専寺住職)
※どなたでもお誘い合わせ御聴聞下さい。  




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