ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

平成二十年大晦日に。

2008年12月31日 | etc.
とても穏やかな陽気の平成二十年大晦日ですね。自分はこれから一軒、美術展へ寄って実家に帰り、年越しです。去年は、この大晦日、記事にした自分の美術展鑑賞の軌跡と総評 [平成二十年度版] は今から訪れる美術展のコメントと一緒に年明け早々にでも。そして、去年は毎月、芹沢銈介氏の木版カレンダーでお送りした来年の暦は、虎屋さんの「形物御菓子見本帖」からの絵を使用したカレンダー (写真) を掲載します。

皆様、今年は何かとお世話になりました。引き続き、来年も懲りずにお付き合い下さいませ。では、良いお年をお迎え下さい。

今日の美術展 [平成二十年十二月三十日]

2008年12月30日 | fine arts
穏やかな陽気の年末ですね。この時期とあって美術館で開館している処は皆無。なので商業施設のギャラリーへ買い物がてら出掛けました。

日本の遊び展 (後) 於: とらや ミッドタウン店
先ずは六本木へ。和菓子の老舗、虎屋さんが日本伝統的な遊びを紹介する12月4日に訪れた展示の後期展です。今回は季節柄、新年・正月に因んだ遊びが展示 (写真) されていました。凧・独楽・羽子板・かるたなど現在も受け継がれている遊び、そして今は行われていない扇を投げて的に当てる「投扇興」が興味深かったです。新春を迎えるにあたり華やかな良い展示でした。

↓ 虎屋 ↓
http://www.toraya-group.co.jp/

高村規展 高村光雲 木彫の美 於: ホテルアイビス ミニギャラリー
近代彫刻の名匠、 高村光雲氏の動物彫刻作品をお孫さんの写真家、高村規氏が撮影した写真展です。やはり高村光雲氏の彫刻は凄いとし言い様がありません。彫り込まれた動物の姿は活き活きとしていて、そして洒落っ気や遊び心を感じますね。また、高村規氏の写真が光雲氏の作品の魅力を的確に捉えています。そこには祖父への尊敬と愛を感じました。

↓ ホテルアイビス六本木 ↓
http://www.ibis-hotel.com/index.html

夜と昼 アラン・セシャス展 於: メゾンエルメス 8階フォーラム
フランスの現代アート作家、アラン・セシャス氏の作品展です。猫をモチーフとして人間の心理状態を表すかの様な作品を中心としていて、中でも人型の猫の人形が夢遊病者の様にレールの上を作品は、三体の内、三番目の人形が前の二体から遅れがちで泣き顔になっていて必死に追いすがる姿が、まさに強迫観念に縛られる様な人間社会を表現しているのではないでしょうか? ポップでありながら、裏にはいろいろな意味が込められたと思える興味深い展示でした。

↓ エルメス ↓
http://www.hermes.com/

モダンな白眉 パリ・セガン島 兵庫達弥写真展 於: シャネル・ネクサス・ホール
かつて自動車メーカー、ルノー社の工場があったパリ・セガン島、1919年当時、最もモダンな建築と言われた「モダンな白眉」と映る廃墟や街の様子などを写真家の兵庫達弥氏が撮影した写真展です。風景の壮麗さ、情景の静けさ、歴史の重みが伝わってくる美しい写真の数々でした。この様な芸術性が高く、また、いろいろな面から意義や意味のある写真作品は大変、趣深いと思います。

↓ シャネル・ネクサス・ホール ↓
http://www.chanel-ginza.com/nexushall/

年の瀬です。

2008年12月29日 | etc.
今日は今年最後の散髪へ行き、昼間から昨日、ライヴだった大阪のバンド・メムバーと忘年会。夕方に友人と会い、夜にはしもきたの知人がオーナーであるカフェ&バーへ今年最後の顔出しをしに行った一日。何だかんだと時間が潰れてしまい美術展へは行きそびれました。で、正月飾り (写真) を取り付けて今日一日の終りです。ちなみにこのお飾り、新潟県魚沼産の稲藁で作られているそうです。まぁ、ど~でもイイことですがね....?!

今日の美術展 [平成二十年十二月二十八日]

2008年12月28日 | fine arts
今日は早起きして横浜方面へ行き、固めて展示を見てきました。そして夜は仕事がてらライヴへ。さぁ、今年ももう残す処あと三日、やり残したことがない様に気張らないと。写真の様に横浜のみなとみらい線、馬車道駅構内壁面には旧横浜銀行等の建築物に設置・使用されていた歴史的に価値のあるものがモニュメントとして保存展示されています。

再興第3回 院展 於: そごう美術館
権威ある日本画の公募展、院展へ滑り込みで今年も訪れました。やはり歴史もある院展のこと、とても質の高い絵画が並んでいて、また同人の方々による作品は素晴らしいものばかりでしたね。受賞作では日本美術院賞・足立美術館賞の中村譲氏による漁港の夕暮れ (朝焼け?!) の風景を描いた「海陸風」が洋画の様な質感を持っているとも思える味わい深い作品、ブリキの玩具を描いた画面が楽しい奨励賞の中村智絵女史の絵画などが印象的で、そして同人の作品では田淵俊夫氏の墨を滲ませて描いた様な独特な技法による「すすき」に惹かれました。他にも良いと思う作品が多々あり、日本画ながら斬新な技法によって描かれた作品が多い様に感じましたが、まさにそれらが現代に於ける日本画なのでしょう。興味深いです。

↓ そごう美術館 ↓
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/index.html

1940 渡辺義雄が写した船 於: 日本郵船歴史博物館
日本を代表する写真家のひとり、渡辺義雄氏が1940年4月に日本郵船の客船「新田丸」竣工の際に撮影した写真の展示です。被写体である船の美しさを存分に画面へ捉えた素晴らしい写真ばかりでした。本ブログで前にも述べていますが、古い写真と言うのは、それだけでも存在感があるのに、しかもそこに写っているのが今は亡き豪華客船のいろいろなカットな訳で記録写真としても凄いです。まぁ~、写真に収められた客船内部の様子の豪華なこと、アールデコと和テイストが見事に融合したデザイン、一流ホテルの様ですよ。インテリア・デザイナーの方々にお奨め、是非、見て頂きたい程でした。当時の船旅の贅沢さが伝わってくる様です。また渡辺義雄氏の撮影技術の高さにも驚きました。全ての写真の構図は美しく、またどの部分にもピントのズレがありません。記録写真としてばかりでなく、芸術作品としても充分に通用すると言えます。

↓ 日本郵船歴史博物館 ↓
http://www.nyk.com/rekishi/

春・夏・秋・冬 ~ 新聞付録が描いた日本 於: 日本新聞博物館 2階・企画展示室
明治から昭和期に新聞に付けられた付録の数々を展示した興味深い内容の企画展でした。今では新聞に付録は付いておりませんが、当時は新聞の普及、新しい読者の獲得・拡大を図る為に活用されたそうです。当時の錚々たる有名画家による作品や古の名画で四季やその年の干支などが描かれた付録、カレンダー仕立てになっているものなどもあり、ペラ一枚のものながら、家庭で壁に貼って楽しむことが出来るものでありました。実際に多くの付録に画鋲の跡があります。美女が描かれた華やかなものやおめでたい図柄を使用したものなど、見ていてもとても良いと思える付録ばかりでしたね。伊東深水氏が描く美人画や円山応挙氏や横山大観氏が描いた干支や富士山などが付録として付いていて嬉しくない筈はありません。また、これらの付録は時代を反映した貴重な資料だと言えるでしょう。

↓ 日本新聞博物館 ↓
http://newspark.jp/newspark/

美術セットに見る1980年代ミュージックシーン展 於: 放送ライブラリー
日本新聞博物館と同じビル内にある放送ライブラリーでは、1980年代に爆発的な人気があった音楽番組「ザ・ベストテン」や「輝く! 日本レコード大賞」などのステージに於ける美術セットを通して当時のミュージック・シーンを振り返る、とても楽しい展示を行っていました。とにかく三原康博氏が手掛けた美術セットは本当に凄いです。「ザ・ベストテン」を取ってみれば毎週チャート・インしている曲ごとに、しかも同じ曲でも異なった週では違う仕様のセットを用意をしていた訳で、そのデザインの量、セットを作る労力は凄まじいことだったでしょう。しかも、それらのセットのデザインは細部まで凝っていて三原康博氏のセンスが良さ、そして短期間でデザインに忠実なセットを作り上げる当時の大道具さん、職人の方々の技量は素晴らしいと感じました。番組にはセットを含め莫大な費用がかかっていたでしょうから、日本が経済的にまさに成長を遂げた時分の輝かしさを象徴していると思います。また、それらの番組に出演していた歌手の方々もとても華やかさがありましたね。

↓ 放送ライブラリー ↓
http://www.bpcj.or.jp/

今日の美術展 [平成二十年十二月二十七日]

2008年12月27日 | fine arts
寒い、とつい言ってしまいます。夕方から出掛けたので寒さと気分的にも原チャリに乗る気にはなれず、電車移動にしました。

建石修志展「表層の浮かぶ夢」 於: パラボリカ・ビス
此処のギャラリーに久しぶりに訪れました。現代に於ける幻想絵画の第一人者である建石修志氏の作品展です。書籍の装丁など、数々の仕事を行われている建石修志氏の絵画には、とても深みが感じられます。そして細緻で写実的に描かれた画面には、何処か計算されたかの様な美しさがあると思いますね。渋い作品揃いです。多くの絵画に描かれた蝶番がとても気になりました。

↓ パラボリカ・ビス ↓
http://www.2minus.com/

石飛博光・鈴木強 二人展 於: 新宿靍島屋10階美術画廊
書家の石飛博光氏と日本画家、 鈴木強氏による作品展示です。自分はど~も、書に関しては全くと言っていい程、分からないのですが、確かに石飛博光氏の書は温かみがあって良いと思いました。そして、鈴木強氏の日本画は楽しい作品ばかりで、とても気に入りましたね。全てに「笑う~」とタイトルが付けられた微笑む動物が描かれた作品の数々は、見ていてこちらも思わずにこやかになってしまいますよ。そんな、ちょっと変わった日本画なれど、古来からの技法をしっかりと踏襲して描いている点も自分は好きです。来る新春にピッタリの展示でした。

↓ 新宿靍島屋 ↓
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/index.html

今日の美術展 [平成二十年十二月二十六日]

2008年12月26日 | fine arts
やはり昨日とは打って変わって激寒い一日となりました。年末寒波です。寒い分、空気は澄んでいて景色がきれいですね。

石田徹也 -僕たちの自画像-展 於: 練馬区立美術館
31歳の若さで逝った石田徹也氏の回顧展です。自分としては暗い (語弊はありますが、) 雰囲気の作品を進んで見たいとは思わないのですが、やはり百聞は一見に如かず、なのでこの展示に訪れたのでした。それで、やはりそれなりの衝撃を受けましたね。高い画力・描写力、鋭い発想力で描かれた強力なアイロニーに満ちた絵画の数々には圧倒されます。そこには様々な力が込められていると感じました。石田徹也氏の作品を見ていると、まぁ、いろいろと考えさせられますが....、これらの絵が決して後ろ向きな気持ちだけで描かれたことではないことを願います。石田氏の明るいテーマの作品を見てみたかったと、思いました。

瀬畑亮 セロテープアート展 於: 練馬区美術館
セロテープが誕生して60周年だそうです。ニチバン株式会社にサポートされ作品を発表している瀬畑亮氏によるセロテープアートの展示でした。とにかくビックリ。不思議な質感を持った物体、エイリアンの様なかなり大型な異形のオブジェが芯からセロテープで作られている訳ですが、遠目には何で作られているのか分からない程です。何でこの様な制作方法を考えたのか、とても興味深くて楽しい展示でしたね。立体作品も良いのですが、最近作の特注色テープを用いた平面のセロテープ絵画が、その滲んだ様な色彩が何とも味わい深く、自分は気に入りました。

↓ 練馬区立美術館 ↓
http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/

三賢 於: GALLERY小暮
大森暁生氏、瀧下和之氏、平林貴宏氏、今人気の若手作家の3人による作品展です。荘厳な雰囲気漂う大森暁生氏の木彫作品、瀧下和之氏はお馴染みの鬼の絵ですが、作品がスモークがかかったアクリル板で覆われていて見え方が変わった絵画、少女の危うさを描いたかの様な平林貴宏氏の日本画、まさに「三賢」と言える、どれもが興味深い作品でした。自分は新しいスタイルの日本画と言える平林貴宏氏の作品に惹かれましたね。

↓ GALLERY小暮 ↓
http://g-kogure.ecweb.jp/

物質的誘惑 森山大道写真展 於: RING CUBE
銀座のド真ん中、4丁目の交差点にある三愛ドリームセンターに新しく出来たカメラ・メーカー、リコーのショウルームとギャラリーで行われている写真家、森山大道氏の作品展です。ここの施設、雰囲気、ロケーションもとても良い処でした。さて、今回の森山大道氏による作品展はスポーツを行う会場を撮影したモノクロ写真群、森山氏お得意の粒子が荒れた画面はやはりイムパクトがあります。人物が誰ひとり写り込んでいない競技場ながら、そこには何故か躍動感がある様に思えますね。とにかく迫力を感じる写真ばかりでした。流石です。

↓ RING CUBE ↓
http://www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/

今日の美術展 [平成二十年十二月二十五日]

2008年12月25日 | fine arts
昨日とはうって変わってヌクい良い陽気の一日でしたね。明日はまた寒くなる様ですが....、こう目紛しく温度が変わると身体がおかしくなりそうです。インフルエンザに気を付けないと。写真は美術館のある損保ジャパン本社ビル42階からの眺望。また、東京タワーです。しかしながら手前に見える新築ビル、モード学園コクーンタワーは異様っすネ。やっぱり、ちと、やり過ぎではないかなぁ~っ。

丸紅コレクション展 衣装から絵画へ 美の共演 於: 損保ジャパン東郷青児美術館
総合商社・丸紅が所蔵している美術作品を紹介した展示です。江戸時代末期に創業した呉服商が元の丸紅、そこに由来するきものから、商社として扱った絵画まで、国内外を問わず素晴らしい作品の数々が並んでいました。この展示一番の目玉は、やはりサンドロ・ボッティチェリ氏作の「美しきシモネッタ」でしょう。鮮明な色彩の美しさは500年も前に描かれた作品とは思えない程です。この他にも、もちろん有名作家による良い作品ばかりでしたが、自分が惹かれたものは、そんな絵画ではなく、丸紅本来の業務と言える昭和初期のきもののデザイン画でした。藤島武二氏、山口華楊氏、東郷青児氏、杉浦非水氏等、当時の名作家達による意匠はモダンでスマートなものでしたね。

↓ 損保ジャパン東郷青児美術館 ↓
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/

田名網敬一 個展「COLORFUL」(1960-1974) 於: NANZUKA UNDERGROUND
1960年代から活躍されるイラストレイター、田名網敬一氏の主に60年代から70年代にかけての作品の展示です。田名網氏の作品には、いつどの作品を見ても、とにかく強烈なイムパクトを受けます。そのパワーは凄い、まさに日本の高度経済成長期を象徴する画風だと思いますね。ナンセンス的ながら風刺も込められた画面には大きな存在感を持っていて、気持ちがかなり惹き付けられます。キラーですよ。この展示で1960年代の版画作品を元に今年,新たに描かれた大きな油彩画が、特に自分にはツボでした。今なお、もの凄い衝撃を放っています。

↓ NANZUKA UNDERGROUND ↓
http://www.nug.jp/

今日の美術展 [平成二十年十二月二十四日]

2008年12月24日 | fine arts
いやぁ~っ、シバレます。巷はメリクリですか?! 街は結構な人出でデパ地下は賑わい、道路はかなりの交通量でした。まぁ,自分はいつもの様に美術展へ行き、人と会ったりして、普段と変わりなく過ごしましたが....。写真は今日訪れた東京オペラシティのエレベーター・ホール付近。東京オペラシティにはパブリック・アートが点在していて、写真の人物像もその中のひとつ。ちなみに奥と手前は作品、真ん中の黒い人影は生身の人物です。

琳派から日本画へ - 宗達・抱一・御舟・観山 於: 山種美術館
今年は東京国立博物館で行われた「大琳派展」の煽りか琳派関連の展示が各所で行われていましたが、今日は山種美術館で行われている琳派の絵画、そして琳派から流れを汲んだ近代日本画を紹介した展示に訪れました。琳派の祖である俵屋宗達氏の作品から昭和期に活躍した作家まで、素晴らしい絵画が並んでいます。やはり琳派の特徴的な技法のひとつ、たらし込みが用いられた作品が多く、その独特の美しさはえも言われぬ趣がありますね。今回の展示品の中で自分が惹かれたのは、古の作品では本阿弥光悦氏の孫、本阿弥光甫氏の樹々を描いた三幅対の軸物、大正期の菱田春草氏、昭和期の前田青邨氏、それぞれが四季を描いた四幅の軸物、そして小林古径氏の構図が絶妙な柿の実と葉・垣根を描いた作品等々。こうして琳派に限らず古の先人達が作り上げた技法が受け継がれて行くのは本当に大事なことだと思います。

↓ 山種美術館 ↓
http://www.yamatane-museum.or.jp/

忠臣蔵筆くらべ 於: UKIYO-e TOKYO
名絵師達による「忠臣蔵」を題材とした浮世絵を見比べることの出来る展示でした。今回の展示方法がなかなか良い趣向で絵師ごとではなく、芝居の格段ごとに作品が並べられ、同じ場面を各絵師がどの様に描いているかが分かります。絵師ごとの特徴が見ることが出来て、とても興味深かいですね。総じて言えることは、やはり討ち入りの場面はどの絵師の作品も迫力がありました。自分はダイナミックな構図の歌川国貞氏、色彩が豊かな歌川広重氏による「忠臣蔵」が気に入りましたよ。

↓ UKIYO-e TOKYO ↓
http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/

蜷川実花展 – 地上の花、天上の色 於: 東京オペラシティアートギャラリー
現在人気の女流写真家、蜷川実花女史の作品展です。結構、賑わっていました。蜷川実花女史の写真と言えば、色彩の豊かさときらびやかさが特徴と言えますが、まさにそう言える「金魚」や「花」などを撮った作品の数々は華やかで良いですね。好きです。でも、今回、自分は美大在学中の作品、モノクロのセルフ・ポートレートにとても惹かれました。そこには蜷川実花女史の迷いや強い意思が感じられる様で、かなり興味深い作品です。この写真展、会場の展示方法の演出が凝っていて作品を引き立たせていた点も印象的でした。

ましもゆき展 於: 東京オペラシティアートギャラリー 4Fコリドール
若手作家の育成・支援を目的としたシリーズ展示で、今回はましもゆき女史の作品が紹介されています。和テイストがあり、またヨーロッパ的な雰囲気も感じさせる独特な画風である細密なペン画、かなり面白いと思いました。自分は、その絵の中にグロテスクさ、デカダンな臭い、淫靡な感じをも薄らと覚えましたが、どうなんでしょ?! ましもゆき女史は弱冠24才、今後の展開・活躍が楽しみです。どの様にか作風の変化があるのでしょうかね?

↓ 東京オペラシティアートギャラリー ↓
http://www.operacity.jp/ag/

ライト・[イン]サイト 拡張する光、変容する知覚 於: NTTインターコミュニケーション・センター
「光」と「知覚」する体感型インスタレーションで構成された興味深い展示でした。ここで字面によって説明するのは困難な作品ばかりなので、皆さん是非、体験しに行ってみて下さい。かなり面白いし、今まで体験したことのないことを経験出来ると思います。結構、驚くこと請け合いですね。来年の2月28日まで開催されていますので。

↓ NTTインターコミュニケーション・センター ↓
http://www.ntticc.or.jp/index_j.html