ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の和菓子 [29 March '07]

2007年03月30日 | japanese sweets
昨日の和菓子も日本橋三越「全国銘菓展」で購入したものです。

高砂きんつば & 櫻きんつば 神戸 本高砂屋
神戸の老舗、本高砂屋のきんつばです。明治30年代の初め、角形のきんつばを作り始めたのはここだそうです。今回は通常の「高砂きんつば 」と季節品の「櫻きんつば」を食しました。どちらも甘さ控えめの小豆あんと手焼きのもちっとした周りの生地がマッチして、凄く美味です。「櫻きんつば」は高砂きんつばのあんに塩漬けにした桜の葉を巻き、桜色に色付けされたた生地を付け焼いたもの。塩漬け桜葉がポイント、ほんのりと桜の香りを醸し出している逸品でした。

高砂きんつば 147円
櫻きんつば 158円

↓ 神戸 本高砂屋 ↓
http://www.hontaka.co.jp/index.html

↓ 日本橋三越「全国銘菓展」 ↓
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/meika/

今日の美術展 [29 March '07]

2007年03月30日 | fine arts
昨日はとても暖かく、桜もすっかり満開でした。暖かだったので、ヘルメットを半帽にチェンジし、原チャリに乗って気持ち良かったのですが....、ただ花粉症が大爆発! 鼻水垂れっぱなし、くしゃみ連発、思考回路低下、もぉ~閉口です。今年は花粉症が軽症だなと思っていたらこの有り様、油断してました。で、区立美術館2件をハシゴしました。(写真は板橋区立美術館近くの松月院のしだれ桜、とてもきれいでした。)

油彩画と版画 + 中村宏小品展 @練馬区立美術館
ここ練馬区立美術館へは初めて訪れました。良い作品を収蔵している美術館ですね。今回は所蔵作品の中から油彩画と版画の両方を制作している作家の作品を中心とした展示で、抽象画が多かったです。変らずに同じ様なコンセプトで描かれていたり、同じ作家の作法の違う作品を並べて見れるのは大変、興味深いものでした。中でも宮芳平氏の作品は油彩画、エッチングの両方がとても静かな雰囲気のあるとても良い作品でした。気に入りました。あと、版画のみの作家ですが、柄澤齊氏の木版画とは思えないほどの本当に緻密な彫りによる作品には驚き、そのアングラなエグい画風にはドキッとしました。
同時に先日見た練馬在住の作家、中村宏氏の小作品展が開催されておりました。小さくとも、やはり中村氏の作品はインパクトがありますね。凄いです。

↓ 練馬区立美術館 ↓
http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/

池袋モンパルナスの作家たち @板橋区立美術館
次は板橋区の方へ。ここはこぢんまりとしていながら熱意を感じる良い企画の展示を行っていて、自分のお気に入りな美術館のひとつです。よく行くので、すっかり原チャリ移動の美術館への最短抜け道を覚えてしまいました。今回は80年程前、池袋・板橋・練馬付近に若い芸術家達が集まったので「池袋モンパルナス」と名付けられ、そこに集った作家達の板橋区立美術館が収蔵する前衛美術を中心とした美術展でした。とにかく、当時の作家達の熱意・勢い・想いなどを感じる活き活きとした作品の数々でした。のちに有名となった作家の初期の作品などが見られてよかったです。その中でウルトラマン・シリーズの怪獣作りで活躍した高山良策氏の作品があり、今日はちょっと別に円谷プロダクションと縁があったこともあって、何となくこのことは不思議な繋がりを感じました。ちなみに今回の展示は入場無料、良い作品を無料で見ることが出来て幸せです!!

↓ 板橋区立美術館 ↓
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/

昨日で今年に入って大小合わせて100件の美術展を訪れました。均すと日に1件以上、本当に至福の時を過ごさせてもらっています。このありがたい体験を自分は自分のものとして何かに活かして行きたいと思います。

今日の和菓子 [28 March '07]

2007年03月28日 | japanese sweets
日本橋三越で「全国銘菓展」の催事を行っていて、美術展で日本橋へ出掛けたので、ここぞとばかり勇んで行ってまいりました。いろいろと美味しそうな和菓子が並び、目移りしましたが、今日はこれにしました。

桜調布 岡山 廣榮堂本店
岡山にある150年続くきびだんごの銘店。この「桜調布」は桜の風味がする求肥をもちっとした食感で香ばしい薄皮で巻いたもの。実演販売していました。鮎菓子に近いものですが、桜風味がオリヂナルです。前にも述べましたが求肥好きに自分にはバッチリのひと品、美味でした。

桜調布 (5本入り) 420円

↓ 岡山 廣榮堂本店 ↓
http://www.koeido.co.jp/

今日の美術展 [28 March '07]

2007年03月28日 | fine arts
今日は本当に暖かでしたね。各所ですっかり桜も咲き揃っていました。きれいです。桜だけではないですが、こうして毎年、花を咲かせて楽しませてくれるのは、本当にありがたいと思います。(写真は千代田区紀尾井町、ホテル・ニューオータニ前、清水谷公園の桜)

時を越え よみがえる日本の自然 没後50年 川合玉堂展 @日本橋高島屋
今日はまず、日本橋高島屋で開催されている近代日本画壇の巨匠、川合玉堂氏の展覧会を観に行きました。最初に画を学んで僅か3年、17歳の時に氏が描いた「老松図」、その迫力には驚きました。そして緻密でありながら大胆さもある画風、まぁ、本当に川合玉堂氏は天才と言えると思います。構図、筆致、色彩、コントラスト、全てがまさにバランス良く、素晴らしいです。今回、沢山の作品が展示されている空間に居ると鳥肌ものでした。ちょっと気が付いたことに、第二次世界大戦までと大戦後の作風が明らかに違う様に感じたことがあります。大戦までは勢いがあり緻密な筆致、大戦後はほんわかした雰囲気の筆致で田舎の風景画が多い。これは玉堂氏の心や気持ちの変化からなのでしょうか? あと、書・歌の軸ものも多く展示されていて、それらはそこに描かれた絵と歌、共に愛がこもっているものでした。とにかく素晴らしいのひと言の美術展でした。

↓ 日本橋高島屋 ↓
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/

衣笠貞之助の世界 @東京国立近代美術館フィルムセンター
千代田区京橋にある東京国立近代美術館の別館、フィルムセンターへ映画監督、衣笠貞之助 (1896~1982) 氏にに関する展示を見ました。衣笠貞之助氏は「地獄門」(1953) で日本映画に初のカンヌ映画祭グランプリをもたらした世界的巨匠です。本来、現在は映画や動画にはあまり興味の無い自分ですが、昔の映画のポスターや資料などのヴィジュアル面やそれに使用されているタイポなどには非常に魅かれます。今回の展示も同様に興味のある貴重な資料が多々、ありました。それらを見ていると氏が1926年に発表した前衛的無声映画「狂った一頁」(川端康成氏 : 脚本) を見てみたくなりました。(ちなみにこの映画の特別上映が4月8日にあります。) ここフィルムセンターは貴重な昔の名作映画の数々を特集を組んで上映していますし、展示室の常設展示も映画の歴史に関係する貴重な資料が展示されているので、映画好きの方や映画を研究されている方は是非、行くべき処です。

↓ 東京国立近代美術館 ↓
http://www.momat.go.jp/index.html

で、今日、自分はまたひとつ歳を取りました。年齢を重ねることもまた良いことです。

今日の和菓子 [27 March '07]

2007年03月28日 | japanese sweets
根岸へ行ったので、昨日のおやつは根岸で名物となっている人気のひと品です。

たいやき 根津不忍通り 根津のたいやき
すっかり名物となった「根津のたいやき」です。その人気は東京たい焼き屋御三家、浪花屋、柳屋、わかばに迫る程です。ここのたい焼きは何と言っても薄くてパリパリしたかわが特徴で、それが美味しさを際立たせています。適度な甘さのあんとかわのバランスがバッチリです。

たいやき 140円

↓ 根津不忍通り 根津のたいやき ↓
http://tokyo.gourmet.livedoor.com/restaurant/info/8485.html

植木等氏逝去。

2007年03月28日 | etc.
植木等氏逝去。
昨日、またひとり、昭和の人 (ひと) が亡くなりました。
慎んでお悔やみ申し上げます。

時は確実に流れています。人は過去を踏襲し、新たに未来に向かって進んで行くのです。昭和の良い処は現在に反映させ、良い平成を作り暮らして行くのです。

今日の美術展 [27 March '07]

2007年03月27日 | fine arts
桜は大分、咲いて来ましたが、あまり天気がはっきりしていないので、空に桜が映えず残念です。今日は原チャリに乗っているとまだ肌寒い感じでした。

中村宏 I 図画事件1953-2007 @東京都現代美術館
1950年代から現在も活動を続ける現代美術作家、中村宏氏の展覧会です。1970年代までのエグいとも言える様な存在感のある作品の画面からは人間の深層心理や人が隠したい事実、知られたくない真実、醜い心の闇の部分を敢えてさらけ出している様な気がします。一見、とてもイルなものの様に思えますが、これが普通、通常のことなのかもしれません。エログロ・ナンセンスでもあり、高度成長期で浮かれ沸いている日本の裏側を表していたのではないでしょうか? 反面、1980年代以降の作品はパッション=熱をあまり感じさせず、メッセージ性が内に込められた、より抽象的なものになった様に感じます。とにかくこの展示には自分はかなりガツンと当てられましたね。

等身大の約束 @東京都現代美術館
上記と同時開催の美術展へ。現代作家5名、自分自身の存在を考える作品の展示でした。はっきり言って自分は興味を持てませんでした。こじつけがましいものに共感出来ませんね。エラそうなことを言ってすいません。

MOTコレクション 1940-80年代の美術 + 闇の中で in the darkness @東京都現代美術館
東京都現代美術館常設展の第4期です。ほとんどがモダン・アートの展示でした。自分には興味がない (理解出来ない) 作品が多かったのですが、北代省三氏の幾何学模様的な作品はいつ見ても良いと思います。好きですね。あと、暗闇の中で見る草間彌生女史の作品はまた違った趣があって興味深いものでした。

↓ 東京都現代美術館 ↓
http://www.mot-art-museum.jp/

志村立美展 @弥生美術館
根津へ廻って、行き付け (?) の弥生美術館・竹久夢二美術館へ。ここも展示替え毎に訪れていますね。今回は挿絵画家、志村立美 (1907~1980) 氏、生誕百年記念の回顧展。戦前・戦後と活躍し挿絵界の寵児なった方です。日本画の流れを汲んだ艶麗な美人挿絵の数々は見ていてゾクゾクしますね。あと、やはり緻密な描写に伴う仕事振りは凄いです。いつも思いますが、パソコンが登場する以前の挿絵画家、イラストレイター、そしてグラフィック・デザイナー等、クリエイターの方々の手作業による仕事ぶりは本当に凄いと思いますね。緻密に時間をかけないと出来ないもの、しかも、もの凄い量をこなしているのには驚嘆、尊敬です。ディジタルな仕事も否定しませんが、やはり何事も手抜きの無い手作業に勝るものは無いと自分は信じます。そんな志村立美氏の作品もまた自分は素晴らしいと思います。

竹久夢二「日本画と書の世界」展 @竹久夢二美術館
併設されている竹久夢二美術館へ。竹久夢二氏の肉筆作品の展示でした。岩絵の具で描かれた夢二氏独自の画風による日本画は版画や印刷物とは違う趣、味わいがあって良いですね。筆で描く分、線が柔らかくなり、より夢二氏の作風を際立たせていると思います。美人画、花卉画、童画、全て愛を感じます。書にも夢二氏らしいお洒落なセンスがありますね。しかも達筆です。

↓ 弥生美術館・竹久夢二美術館 ↓
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

最近の読書 [26 March '07]

2007年03月26日 | books
子盗り 海月ルイ 文春文庫刊
自分が読む本を選ぶ場合は古本屋へ行って (新本はほとんど購入しませんね。) 、あまりこだわりなく面白そうなものを捜します。本の裏表紙に書いてある簡単なストーリーを参考にして、必ず長編小説にします。長編でないとワクワク度が薄いからです。あと恋愛小説は読みませんね。ノン・フィクションものもあまり読みません。大体、一度に5冊以上、まとめ買いをします。自分は貧乏性なのか本だけでなく全てのものに於いてですが、買い置き、スペアがないと不安になってしまうからです。しかしながら読書はホント、面白いです。そうそう、以前の記事「映画 - 時間」の続編「映像 - 絵画」は近々、アップします。

↓ 文藝春秋社 ↓
http://www.bunshun.co.jp/

今日の和菓子 [25 March '07]

2007年03月25日 | japanese sweets
前々から食してみたかったひと品でした。

たい菓子 吉祥寺 有職 たい菓子本舗 天音
吉祥寺のハーモニカ横丁にあるたい菓子 (たい焼き) 屋さんです。なかなか行けず食する機会が無かったのですが、たまたま渋谷の東急百貨店東横店"FOOD SHOW"にて催事の出店をしていたので購入いたしました。ラッキーです。今回は粒あんとさくらあん (季節限定品) の2種類を販売していました。まず写真を見て頂くと分かる様にがわの周りのバリ? が大きい! ここのバリの部分も含め、パリパリして香ばしい美味しいがわです。粒あんは黒糖仕立てのオリヂナルな風味、甘さ抑えめので○。 さくらあんの方は美味しいのですが甘味が強く、やわらかくしっとりとしたあんなので、ちょっとたい焼き向きではないかも?! 今度は店の方へ伺って他のあんのたい菓子も食してみたいと思います。

たい菓子 (粒あん) 158円
たい菓子 (さくらあん・季節限定品) 179円

↓ 吉祥寺 有職 たい菓子本舗 天音 ↓
http://www.amane-web.com/

今日の和菓子 [24 March '07]

2007年03月24日 | japanese sweets
昨日の「鮎の里」と一緒に購入した鮎シリーズ?! です。

鮎もなか 府中 亀田屋
鮎の形を最中です。ここ亀田屋さんでは多摩川の鮎にちなんで鮎形の菓子を作っているそうです。この「鮎もなか」は茶がこしあん、白が抹茶あんでどちらも上品な味の銘菓です。ちょっとだけほろ苦い抹茶あんが結構、イケますよ。

鮎もなか (こしあん & 抹茶あん) 各168円

↓ 府中 亀田屋 ↓
http://e-juq.net/yuhodoh/kamedaya.html